東京理科大学傾向と対策

東京理科大学傾向と対策

私立理系の名門である東京理科大学。理系では慶應、早稲田に次ぐレベルに相当する難関大学となっています。理系単科大学のイメージが強いですが、実のところ経営学科や建築学科なども有名で、様々な分野の学生が通っている大学です。

2025年度入学入試から、学習指導要領の変更により、一部大学で配点・科目の変更などが予定されています。順次記事を更新しておりますが、この記事は変更前のものとなりますので、配点等は必ず大学公式HPを参照してください。

東京理科大学に合格できる!
学習塾STRUX独自の年間計画

ストマガを監修する学習塾STRUXでは、志望校に向けた年間計画を作成しています。
ある程度基本が身についている状態からスタートすると、東京理科大学合格に向けた高3の1年間での勉強計画はこのようになります。

*スマホの場合は画面をピンチで拡大、PCの場合は画像をクリックで拡大表示できます。

▼理系

東京理科大学の理系は、英・数・理科1科目が受験科目となっています。

原則として
・高3の夏休み前までにはすべての科目について習っていない範囲がない状態
・高3の11月には併願校の過去問演習
が最低ラインになります。

計画は1年間になっていますが、高1・高2の学校で習った内容は完璧になっていないとスタートラインにすら立てない、ということが起こります。 遅くとも高2から受験勉強を進めて、高2の冬以降は数学3や理科・社会の予習もスタートさせましょう。

Part.1

東京理科大学合格に必要な勉強時間

東京理科大学の必要勉強時間

学習塾STRUXで算出している「参考書リスト」では、東京理科大学合格に必要な勉強時間は次のようになっています。

勉強時間の目安*学校の授業を活用し、高校基本から勉強する場合
理系:2788時間

▼英語の勉強時間

▼数学の勉強時間

▼化学の勉強時間

▼物理の勉強時間

▼生物の勉強時間

▼総勉強時間

それぞれの参考書に3周取り組んだ場合の目安時間で、実際は基礎の定着度合いや理解のスピードによって前後します。

1年間でこれらの参考書をやり切るとすると、1日あたり7.6時間の勉強が平均して必要です。3年生だけの勉強では間に合わないことがわかりますね。部活などをしているのであれば、遅くとも高2の冬から少しずつ勉強を進めておくのが賢明です。

Part.2

東京理科大学合格のための勉強法

さて、ここからは具体的な攻略法をみていきます。各科目の簡単なポイントを紹介しているほか、基礎レベルからどの参考書をやればよいのか?過去問の傾向は?などの詳しい内容はリンク先にもあるので、必要な科目に絞りながら活用していってください。

東京理科大学・英語の対策

英語の問題は「論説文」「会話文」「空所補充」「語句整序」「要約」などが出題されます。大問4つを60分で解く必要があるため、解き方にも戦略が求められます。すべて選択肢を選ぶ問題であり、基礎的な文法や語彙を押さえていれば苦戦することはない難易度となっています。長文は自然科学に関するテーマが多く、そういった文章を読み慣れておくとより安心して読み進めることができるでしょう。

東京理科大学・数学

数学は3問構成で、標準から少し難しいレベルの問題が出題されます。どの問題が取りやすいか見極め、解く順番を考えることが大切です。しかしやはり先述の通り落とせる問題数が少ないので、可能であれば全問を解き切るつもりで進めたいところ。様々な大学の過去問を解きつつ、頻出範囲はいろいろな発想ができるよう常々訓練しておくことが求められます。

東京理科大学・物理の対策

物理は3~4問構成で、「力学」「電磁気」「熱力学」がそれぞれここ数年では出題されています。2016年には波動と絡めた原子分野の問題が大問4として出題されました。基本的な原理や法則を問う問題が多いため、基本的な演習を通して計算や基本処理は正確かつスムーズに出来ておく必要があります。問題数が多く時間がなくなりやすいので、演習の際も時間を意識して解くようにしましょう。こちらも全問マークシート形式となっています。

東京理科大学・化学の対策

化学は6~7問構成で、問題のレベルは高くありませんが、理論・無機・有機の幅広い分野から出題されるため、広範な知識を正しく持つことが求められます。その分複雑な計算問題は少ない傾向にあるので、グラフの読み取りや物質の性質などを正確に押さえるようにしましょう。

東京理科大学・生物の対策

生物は4問構成で、分野はそれぞれ「細胞」「体内環境」「植物の反応、遺伝情報」「植物の反応、遺伝情報」に対応しています。出題される範囲が幅広く、また難易度も他の科目と比べると少々高くなっている傾向にあります。図説や参考書などを用いて、しっかりと知識を定着させる勉強を行うことが大切です。

東京理科大学の受験相談事例集

STRUX受験相談

ストマガ監修者の塾長に相談に来た受験生の「志望校までの年間計画」や「参考書リスト」の超具体的な事例を公開しています。

 東京理科大学の受験相談事例集
Part.3

東京理科大学の試験・出願・配点情報

東京理科大学の試験は必ずしも難問ばかりというわけではありませんが、計算量が多く細かなミスが致命的になる問題が出題されます。正確な計算力と思考力が必要とされる入試となっています。

東京理科大B方式(一般入試)の入試・出願について

一般入試
期日 2月2日〜9日、3月4日(理学部第二部を除く)
共通テスト 不要
得点比率 個別試験100%
得点比率 個別試験100%
出願時期 1月4日〜1月22日(理学部第二部を除く)
科目 (理工学部の例)数学・英語・理科

多くの私立大学と同様、入試は一日で実施されます。A方式は共通テストの点数のみによって合否が決まりますが、今回紹介していくB方式では共通テストは利用されません。共通テストの出来で有利不利が決まらないので、共通テストで多少失敗してしまったという方におすすめの試験方式です。他には共通テストの点数だけで決まるA日程、共通テストと個別試験の点数を混合して使われるC日程などがあります。

東京理科大学の配点・科目

東京理科大学のB方式では数学・英語・理科の点数がすべて同じとなっているため、得意科目・苦手科目によって「どの科目で点をとって合格するか」の戦略が立てやすく、合格率を高めることができるので、様々なパターンを基に参考にしてみてください。

配点・科目
英語 100点
数学 100点
理科 100点

B方式では、数学と英語と理科が100点ずつの合計300点となっています。どの科目が苦手であっても、それ以外の科目で点数を稼げればなんとかなるという設計になっています。

物理学科を除く理工学部では、理科は1科目を選択する形となっています。「物理」「化学」「生物」の3つから選ぶことができますが、圧倒的に多いのが物理選択で、ついで化学です。数学や計算に苦手意識がある場合は物理を避けても良いですが、難易度が下がるわけではないので注意が必要です。また、地学は利用することができないので注意してください。

東京理科大学の目標点数

合格最低ライン目安
220点
パターン1:標準
英語:75/100点
数学:75/100点
理科:70/100点
合計:220点
パターン2:英語が得意
英語:85/100点
数学:70/100点
理科:65/100点
合計:220点
パターン3:数学が得意
英語:65/100点
数学:85/100点
理科:70/100点
合計:220点
パターン4:理科が得意
英語:65/100点
数学:70/100点
理科:85/100点
合計:220点

「理科系科目が強いから、ある程度英語ができなくても合格している」という人も少なくない印象ですが、合格最低点が高いため、全体として落とせる問題数はあまり多くありません。例えば、数学が安定せず悪ければ60点しか取れないかもしれない、という場合には、それ以外の科目では40点しか落とせない計算になります。一問一問確実に解いていくことが必要となります。

模試一覧
5月 河合全統マーク模試
河合全統記述模試
8月 河合全統マーク模試
河合全統記述模試
10月 河合東京理科大オープン
駿台東京理科大実戦
10月 河合全統マーク模試
河合全統記述模試

東京理科大学の入試はマークシート形式となっているため、形式に慣れるためにも「河合全統マーク模試」は受けておきましょう。これに加え、入試1年前の「共通テスト同日試験」などを受験できるとよりよいです。夏の模試ではD判定〜E判定で十分ですが、マーク模試は夏あたりでは6〜7割すでに取れている状態にはしておきたいところです。

併願校・志望校変更
A日程、青山学院大学、中央大学など
志望校変更:四工大(工学院、芝浦工大、電機大、都市大)など

併願をする際は、GMARCHや四工大(工学院、芝浦工大、電機大、都市大)を志望する場合が多いです。共通テストが上手くいったのであれば、A日程やGMARCHの共通テスト利用入試に出願してもいいでしょう。

東京理科大学に合格できる!
STRUXのオーダーメイド計画で
不安なく受験勉強に取り組もう

「ネットで勉強法を調べているけど、いまいちしっくりこない…」
「調べた勉強法で取り組んでいるけど、レベルが合っているか不安…」
そんな悩みを抱えていませんか?

この勉強法サイト「ストマガ」を監修している学習塾STRUXでは、東大・早稲田を中心とした講師陣が「あなたにあった」計画を作成します。
受験から逆算した年間計画をもとに毎日の勉強計画を作成し、「毎日の勉強で悩まない」個別指導塾です。

勉強計画はゴールだけ決まっていても立てられません。志望校への勉強法がわかったら、「自分はどのレベルから始めるか?」を決める必要があります。

学習塾STRUXでは、この「現状の学力」を分析し、志望校に必要な学力との差から年間計画を作成。
計画が遅れてしまっても、必ず毎月修正して、その時期その時期で最適な計画にします。
だから、安心して「あとは勉強するだけ」にできます。

まずは無料体験を受けてみてください!

STRUX受験相談

無料体験では、この記事でも紹介した
□ 年間計画
□ 参考書リスト
に加え、学習塾STRUXで実際に作成している
□ 週間計画
のサンプルもお渡しします。

実際に現状の勉強状況や模試などから現状の学力を判断し、志望校との差を出して計画を作成するので、「これさえ見れば勉強をすぐにスタートできる!」という内容になっています。

もちろん、持っている参考書や学校教材を盛り込むことも可能です。完全無料で、オンラインでも受講可能!

全国からのご参加、お待ちしています!

      STRUXってどんな塾?