2021年度大学入試の変更点


東京工業大学・2021年度一般入試選抜及びAO入試(総合型選抜)についての変更点について

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2021年度は、大学入試共通テストが開始したり各大学ごとに入試制度の変更があったりと受験生にとっては大切な年。東京工業大学でも入試に関する変更がいくつかあります。

配点や出題傾向等に変更はありません、しかし足切りに関してなど、選抜方法に関する変更があるのでしっかり確認しておきましょう!

また「一般入試」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」のそれぞれで、共通テストの扱い方が違うので合わせてご説明します。

東京工業大学の一般入試選抜について

まずは東京工業大学の一般入試に関する変更点についてご紹介します。

共通テストと個別試験の配点について

この流れ自体には大きな変更はありません。ただし後ほど配点に関しての変更点を説明するので、その前に簡単に2020年度までの配点についてご説明します。

共通テストの配点

  • 国語
  • 200
  • 地理歴史, 公民
  • 100
  • 数学
  • 200
  • 理科
  • 200
  • 外国語
  • 200※
  • 合計
  • 900

※ 外国語科目として「英語」を選択した場合,200点の内訳は『リーディング100点』『リスニング100点』となります。また「英語」を選択し、リスニングを免除された者は、リーディングの配点が『100点➡︎200点』に換算されます。

個別試験の配点について(現行通りの配点)

  • 数学
  • 300
  • 物理
  • 150
  • 化学
  • 150
  • 英語
  • 150
  • 合計
  • 750

前期日程のみになる

これまであった後期日程が廃止になります。

  • 変更前
  • 前期日程:全学院対象で実施
    後期日程:生命理工のみで実施
  • 変更後
  • 前期日程:全学院対象で実施
    後期日程:廃止

共通テストにおいて「基準点の600点」が廃止され、倍率で基準が決まる

これまでのセンター試験では、基準点である600点を超えれば足切りを回避できていました。これだと周囲の受験生の点数に左右されないので、科目を絞って集中すれば合格の可能性が十分にありました。

しかし今後は基準点が廃止され、志望者が募集人数の4倍を超えた場合、共通テストの合計点で第1段階選抜を行います。

つまり他の大学と同じように、他の受験生の成績によってボーダーが変わってしまうということ。そのため、教科を絞って勉強するというのが危険な戦略になってしまうのです。

一般入試前期日程における共通テストの扱いについて

一般入試では2段階選抜を行います。ただし共通テストの成績は第1段階選抜のみでの使用です。

合否自体は「2段階目の個別試験」「調査書」を基に決定します。

東京工業大学の学校推薦型選抜について

学校推薦型選抜は「理学院でのみ」実施。個別試験を免除されているので2段階選抜は行われません。

合否は「共通テスト」「調査書」「推薦書」を総合的に判断されます。共通テストの配点は一般入試と同じです。

ちなみに推薦要件等は決まり次第東京工業大学のHPにて発表予定なのでチェックしておきましょう。

学校推薦型選抜における共通テストの扱いについて

学校推薦型選抜では個別試験は行われず、共通テストの成績で合否が決まります。

東京工業大学の総合型選抜について

総合型選抜は「理学院以外」で実施されます。「環境・社会理工学院」に関しては、A(建築学系)・B(土木・環境工学系)・C(融合理工学系)という系単位での募集です。

総合型選抜では2段階選抜が実施されます。合否は「共通テスト」「東京工業大学が実施する個別学力検査」「志望理由書」「調査書及び各学院が指定する提出書類」を総合的に評価する仕組みです。

共通テストの配点は一般入試と同じ。個別学力検査の詳細については今後決定次第発表予定です。

総合型選抜における共通テストの扱いについて

総合型選抜では、2段階選抜を実施。学院ごとの志願者が学院募集単位の2〜3倍を超えた場合、共通テストの成績により第1段階選抜を行います。

合否自体は「共通テスト」「個別学力検査」の結果を両方考慮して決まります。

東京工業大学の入試では共通テストの重要度が増す!

以上のように出題傾向の変更になどはありません。しかし基準点が無くなったことで、共通テストにおいて一定レベル以上の成績を取ることが求められます。

そのためこれまで可能だった、

さきさき慌てる表情
東大を目指していたけどセンターの点数が思わしくなかったから、東工大を志望校にしようかな……

というようなことができなくなります。

また一般入試では、共通テストを通過できれば個別学力検査の結果のみで勝負可能です。

しかし総合型選抜では共通テストの点数も合否に直結するため、ギリギリの点数で通過した場合は個別学力検査でかなり高得点を取らなくてはいけません。

このように2021年度の東京工業大学の入試では、いずれの場合でも共通テストを上手に扱えるかが重要になります。受験希望者の方は、共通テストの勉強にもしっかり取り組んでおきましょう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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