英語の参考書使い方


『英文解釈の技術100』は英語構文を網羅的に学習できる!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『英文解釈の技術100』は、京大や早慶など英文解釈において高い技能が必要とされる大学を受験する人にオススメの参考書です。詳しい解説がついているので、構文をひとつずつ理解しながら学べます。

『英文解釈の技術100』を1冊やり切れば、早慶や国立上位の大学の難しい和訳にも対応できる力がつくでしょう。

今回の記事では『英文解釈の技術100』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『英文解釈の技術100』はどんな参考書?

それではまず『英文解釈の技術100』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥1,485
  • 収録例題数
  • 100題(+演習題100題)
  • ページ数
  • 230ページ
  • 習得にかかる時間
  • 約3ヶ月
  • レベル
  • 第一志望が早慶や国立上位の人

『英文解釈の技術100』は、英語構文の仕上げにふさわしい1冊です。問題を解くことで、重要構文を理解したうえで和訳以外の問題に対応できる力を身につけられます。

「英語の配点が高い」「早慶や国立上位など高い英文解釈の能力が求められる大学を受験する」という人は『英文解釈の技術100』を使いましょう。

『英文解釈の技術100』のメリット・デメリット

メリット

  • 英語構文について網羅的に学べる
  • 難関大学の入試で出題される構文を理解できる
  • 解説が充実している

デメリット

  • 難易度が高いため、途中で挫折してしまう可能性がある
  • 難易度が高いためほとんどの受験生には必要ない

『英文解釈の技術100』は、例題と演習問題をあわせると200題掲載されており、英語構文について網羅的に学べるのが特徴です。難関大学を受験する人でも、1冊をやり切れば入試で高得点を取る力がつくでしょう。

解説が充実しているので、どこでつまずいたのかも確認しやすいです。難しい英語を読めるようになることで、長文やリスニングなどあらゆる問題形式でも正答率が上がります。

ただし、難易度が高いため自分の学習計画と照らし合わせて慎重に進めていく必要があります。仕上げ段階で使うことがほとんどであるため、多くの受験生には必要のないレベルと言えるでしょう。

『英文解釈の技術100』がオススメな人

『英文解釈の技術100』は以下のような人にオススメです。

  • 第一志望が早慶や京大などレベルが高い大学を受験する人
  • 入試で英語の配点が高い人
  • 有名な参考書で勉強がしたい人
  • シンプルなデザインの参考書で勉強したい人

『英文解釈の技術100』は、国立上位など高い英文解釈の能力を求められる大学を受験する人にオススメの参考書です。シンプルなデザインとなっており、使いやすさも優れています。

『英文解釈の技術100』は、英文解釈の中でもっとも難しい参考書のひとつです。「難関大学を志望しているが英語が得意ではない」「英語は得意だが志望校が早慶レベルではない」という人は、『基礎英文解釈の技術100』を使用して勉強しましょう。

『基礎英文解釈の技術100』については、以下の記事で詳しい使い方などを解説しています!

『英文解釈の技術100』の使い方

ここからは具体的な『英文解釈の技術100』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『英文解釈の技術100』は基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
問題となっている英文を解釈してみる
Step2.
問題の解説を隅から隅まで読む
Step3.
問題を和訳してみる
Step4.
解答と比べて間違っているところがあれば解説に戻る
Step5.
覚えていなかった文法用語や単語を調べて覚える

1周目、2周目は毎日1時間、3周目は1日1時間30分というペースで学習をすると、マスターするまでに約3ヶ月必要です。

  • 1周目:1日2題×50日=100題
  • 2周目:1日3題×33日=100題
  • 3周目:1日6題×17日=100題

毎日1時間で5つのステップをくり返し学習すると、50日間で『英文解釈の技術100』を1周できます。

Step1.問題となっている英文を解釈してみる

最初に、問題の英文を自分なりに解釈しましょう。具体的には、以下のことを行います。

  • カタマリをカッコでくくる
  • SVOCMをふる

「カタマリ」とは、「句」や「節」といったいくつかの語が集まって「意味のまとまり」を作っているものを指します。

名詞節・句は[ ]、形容詞節・句は( )、副詞節・句は<>といったように種類を変えてカッコでくくるとわかりやすいです。

最初は手間に感じたり難しく感じたりすることも多いと思いますが、この作業を乗り越えていくことで正確に英文を読む力がつきます。

Step2.問題の解説を隅から隅まで読む

次に問題の解説を隅から隅まで読みましょう。解説を読み飛ばしてしまうと成長しないので注意してください。

Step3.問題を和訳してみる

しっかり解説を読み込むと英文の構造がわかるはずなので、解説を思い出しながら日本語に訳してみてください。ちゃんと理解していればパッと訳すことができるはずです。

Step4.解答と比べて間違っているところがあれば解説に戻る

和訳を解説と見比べて、わかったつもりがなかったかチェックしておきましょう。

参考書などを使用して調べても納得できないポイントや疑問点がある場合は、放置せずに先生などに確認してください。復習のときにどれだけ正確に覚えているかで、定着率は大きく変わってきます。

Step5.覚えていなかった文法用語や単語を調べて覚える

最後に、文中に出てきた単語や解説中に出てきた文法用語で覚えていなかったものがあれば、辞書や文法書で調べて覚えましょう。

1周目は、演習問題には取り組まず例題のみを解き、構文を理解することを優先してください。一度で全てを覚えようとせずに、何周も解くことで徐々に構文を覚えられます。

2周目は例題と演習問題の両方の和訳に挑戦しましょう。

また、3周目以降は以下のステップで活用しましょう。

Step1.
例題の下線部分を構文を意識しながら暗記する
Step2.
英文を見ずに暗記した英文を音読する
Step3.
Step1、2を完全に暗記して音読できるまでくり返す

3周目は、今まで学習した構文を覚える段階です。問題を2周しているので、内容はある程度頭に残っていると思います。繰り返し学習して構文を暗記しましょう。

ここまで来れば、難関大学の難しい和訳にも対応できる力がついています。

もっと詳しく英文解釈の勉強の仕方を知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください!

『英文解釈の技術100』を使う際のペース配分

『英文解釈の技術100』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

改めて、標準的なペースはこちらになります。

  • 1周目:1日2題×50日=100題
  • 2周目:1日3題×33日=100題
  • 3周目:1日6題×17日=100題

「1周目、2周目は毎日1時間」「3周目は1日1時間30分」というペースで学習すると、マスターまでにかかる時間は約3ヶ月です。

受験まで時間がない高校3年生の場合は「1周目、2周目ともに1日5講ペース」で取り組むことで、約60日で完成させます。1周目は1日150分、2周目は1日100分程度の勉強時間を確保しましょう。高校3年生の夏休みを過ぎたらこのペースで進めることがオススメです。

『英文解釈の技術100』を使う際の注意点

『英文解釈の技術100』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 毎日継続して学習を進めよう
  • わからない単語は問題を解いた後に辞書で調べて覚えよう
  • 間違えた問題は解説を読み理解しよう

『英文解釈の技術100』を進めるときは、ペースを決めて毎日継続して学習することを意識しましょう。勉強できない日が続いたり、1周目を終わらせるのに時間がかかってしまうと、なかなか英語構文の実力を身につけることができません。

問題を解いたときにわからない単語があれば、すぐに調べるのではなく、復習をするときに調べて覚えるようにしましょう。

間違えた問題については解説を読み、どこを理解できていなかったのかを確認してください。解答をただ書き写すのではなく、自分の和訳と比べて構造がしっかり反映された和訳になっているかがポイントです。

まとめ

最後にもう一度『英文解釈の技術100』がオススメな人を確認しましょう。

  • 第一志望が早慶や京都大学などレベルが高い大学を受験する人
  • 入試で英語の配点が高い人
  • 有名な参考書で勉強がしたい人
  • シンプルなデザインの参考書で勉強がしたい人

英語を得点源にしたい人や難しい和訳を解く力をつけたい人などは『英文解釈の技術100』を使って重要構文の理解を深めましょう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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