英語の参考書使い方


『入門英文解釈の技術70』は英文解釈の鉄板の参考書|効果的な勉強方法や注意点などを解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『入門英文解釈の技術70』は英単語と英文法の暗記が終わり、英文解釈の勉強を始めたい人にオススメの参考書です。

英単語・英文法の勉強が基礎段階だとすれば、英文解釈の勉強はより実践的な段階と言えます。英文解釈の勉強をすれば難しい英文も正確に読めるようになるでしょう!

今回の記事では『入門英文解釈の技術70』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『入門英文解釈の技術70』はどんな参考書?

それではまず『入門英文解釈の技術70』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥1,430
  • 収録された構文の数
  • 70個
  • ページ数
  • 197ページ
  • 習得にかかる時間
  • 2ヶ月
  • レベル
  • 長文がスラスラと読めない人、和訳が苦手な人、共通テストを突破する実力をつけたい人

単語帳をマスターしたはずなのに長文がスラスラと読めないという人は、英文解釈の勉強が足りていないかもしれません。

『入門英文解釈の技術70』は構文を見抜く70のテクニックと、演習問題70題が掲載されています。共通テストレベルまでの内容を習得できるでしょう。

『入門英文解釈の技術70』を習得したら、より長文が読みやすくなります。

『入門英文解釈の技術70』のメリット・デメリット

メリット

  • 問題、解説、解答が見開き1ページでまとまっていて、見やすい
  • 難しい単語はあまり使われておらず、英語が苦手な人も取り組みやすい
  • 例文でやった文章が「復習トレーニング」として巻末についており、2周目に取り組みやすい
  • 演習問題で多くの練習ができる

デメリット

  • 赤と黒のレイアウトがやや単調
  • 解説で文法用語が多く使われており、慣れるのに時間がかかる可能性がある

英語を勉強して日が浅いという人は、文法用語を理解するのに苦労するかもしれません。しかし、1週間も勉強を続ければすんなりと理解できるようになるはず。

また、この参考書の頭には「学習の基礎知識」として文法用語の説明が載っています。「この用語がわからない!」となったら、その度に参考にしましょう!

それでも分からない場合は文法の学習が足りていない可能性が高いので、文法の学習に戻って用語を理解&暗記してから英文解釈の勉強に戻る方がいいですね。

英文法の勉強法はこちらで解説しています!

『入門英文解釈の技術70』がオススメな人

『入門英文解釈の技術70』は以下のような人にオススメです。

  • 長文がスラスラと読めない人
  • 和訳が苦手な人
  • 英文解釈の勉強は始めたての人
  • 共通テストを突破する実力をつけたい人

「入門英文解釈の技術」シリーズは4部あります。『入門英文解釈の技術70』は2番目に簡単な内容で、英文解釈の勉強を始めた人におすすめです。

他のシリーズは、それぞれの記事にまとめています。

基本的な英文の読解方法がわからない人は次の参考書がおすすめです。

『入門英文解釈の技術70』の使い方

ここからは具体的な『入門英文解釈の技術70』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

1周目の勉強法

具体的な1周目の勉強法は次のとおりです。

Step1.
左上の例題の構文解釈を行う
Step2.
例題の解説を読む
Step3.
例題の和訳に取り組む
Step4.
解答と比べて間違っているところがあれば、解説に戻る

Step1では文型や単語の品詞、文のまとまりを意識しながら、鉛筆で例文に書き込んでいきましょう。節や句の句切り目や、それらが何を修飾しているかをメモできていれば十分です。

Step2の解説ははじめにページのテーマとなっている構文について解説し、そのあと文ごとに分析をしています。自分が問題を解いた過程の中でつまづいたところをはっきりさせながら、読み進めていきましょう。

Step3では解説でおこなわれた分析を再現して日本語に訳してみます。解説が理解できていれば、スラスラと和訳できるはずです。

Step4ではできなかった問題のチェックは忘れずに!英単語がわからなくて解けなかったのか、構文がわからなくて解けなかったのかなど、自分の間違いの原因をはっきりさせることが大切です。自分の苦手を分析することで、次に同じミスをすることが防げます。

ポイントは次のとおりです。

  • 1周目は解説の理解が最優先!
  • 必ず手元に英文法書!

1周目はインプットがメイン。問題が解けることよりも、解説を理解することが大切です!

また英文法書を必ず手元において勉強しましょう。構文の勉強は英文法の勉強の応用。もし英文法や文法用語でわからないものが出てきたら、自分が使っている英文法書で見直してその場で理解&暗記してしまいましょう!

時間の目安は、「4つのステップを20分でこなす」というペースが最適です。1日3題(1時間)×23日で70題の例文が解き終わります!

より詳しい英文解釈の勉強方法については、次の記事も参考にしてください。

2周目以降の勉強法

具体的な2周目以降の勉強法は次のとおりです。

Step1.
例題の下線部分の構文を意識して和訳する&解説で正しいか確認する
Step2.
例文を暗記し、英文を見ずにを音読する
Step3.
Step.1、Step.2を完璧にできるまで繰り返す

2周目なので構文は理解できるはず。一応、解説も見て和訳が正しいかチェックしておくと良いでしょう。

音読の際は、ただの口の運動にならないように、構文と意味を意識しながら進めます。

しっかり暗記して記憶に定着させましょう。

時間の目安は1題を15分のペース。1日6題やると1時間30分かかり、12日で70題の例文が解き終わります!

『入門英文解釈の技術70』を使う際のペース配分

『入門英文解釈の技術70』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

標準的には1日3題(1時間)×23日で70題の例文を終わらせるのが目安となります。2周目も合わせて、1ヵ月程度で終わらせることができるでしょう。

まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、2周目が終わっても、間違ったところを中心に何度も解き直し&音読をくり返しましょう。

部活動で忙しくて時間が取れないという人は2周目まででOK。1周目、2周目を集中して行うことで、早く英語の構文になれることができるよう努力しましょう。

受験まで時間がない場合は1日にやる量を2倍にして、2週間~3週間でこの参考書を終わらせます。また、この後に勉強する長文読解でも、たくさんの構文がでてきます。

長文を読んでいてわからない構文が出てきたら、『入門英文解釈の技術70』を読みなおして復習してください。

『入門英文解釈の技術70』を使う際の注意点

『入門英文解釈の技術70』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 時間を決めて時間を計りながら進める
  • 間違えたら必ずチェックをつける
  • 必ず文法書を見直す

例文を読んだり和訳をしたりするときは、時間を決めて行いましょう。初めから上手に英文が読めることが目的ではなく、どこで自分が読みにくいと感じるのかを知ることが大切です。具体的には、和訳するときは3分を目安に、長くなっても5分以内には収めましょう!

1周目でできなかった問題、できたけど時間がかかってしまった問題は必ずチェックして、どこができなかったのか後から自分がわかるようにしておきましょう。模範解答と違った問題、5分以上かかった問題もチェックした方が良いですね。

文章を読んでいくと、わからない文法が出てきます。その時は必ず英文法書を見直しましょう。一度やったことも忘れてしまうもの。くり返し復習をすることで、だんだんと忘れない知識になります。

まとめ

最後にもう一度『入門英文解釈の技術70』がオススメな人を確認しましょう。

  • 長文がスラスラと読めない人
  • 和訳が苦手な人
  • 英文解釈の勉強を始めたての人
  • 共通テストを突破する実力をつけたい人

単語や文法は覚えたけど長文が苦手という人は、ぜひ『入門英文解釈の技術70』を使ってみてください。

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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