第35回【受験までに何時間勉強が必要?】
「受験までに何時間くらい勉強が必要なんだろう…」
「今の勉強ペースで大丈夫なのかな?」
と思ったことのある人は多いはず。
今回は大学受験までに「合計何時間の勉強が必要か」の目安を解説します!
最低2000時間、最大9000時間
学習塾STRUXが無料体験などでお渡ししている参考書リストから計算すると、高校レベルの知識が完全にゼロの状態から受験勉強を始めた場合、
私立文系:2200時間~3600時間
私立理系:2600時間~5100時間
国公立文系:4000時間~6600時間
国公立理系:5300時間~9000時間
くらい勉強が必要になります。
このままだとイメージがわきにくいので、仮に受験勉強を1年間と仮定して365日で割り算して1日あたりの勉強時間に直すと
私立文系:6時間~10時間/日
私立理系:7時間~14時間/日
国公立文系:11時間~18時間/日
国公立理系:15時間~25時間/日
となります。
毎日6時間なら学校があっても土日に帳尻合わせすれば、十分確保できる時間に収まっていますが、毎日15時間となるとかなり厳しいですし、25時間は物理的に不可能ですよね。
ここでの計算は完全にゼロからのスタートを仮定した計算だったので、実際の所はこの計算よりは短い勉強時間になりますが、それでも簡単でないことが分かるはず。
高校の授業なども踏まえれば、1年間本気で勉強すれば、間に合う大学が多いですが、早めに勉強をスタートした方がいいのは間違いありません。
2年間使えるのであれば上の計算のさらに半分で済むので、かなり楽になるのはイメージできますよね。
早めに受験勉強を始めるメリット1
早めに勉強をスタートするメリットをあと2つほど紹介しますね。
1つ目は「学校の授業を100%吸収できる」ということ。
もし授業を100%理解できていないのであれば、足りない分は自習しないといけないので、余分な勉強時間が必要になります。
授業が分からない→授業を聞かなくなる→余計分からなくなる→さらに聞かなくなる
というループに陥ることもあるので、高1高2のうちは理解不足の「穴埋め作業」を最優先で進めましょう。
早めに受験勉強を始めるメリット2
2つ目は志望校を上げられる可能性も出てくるということ。
早くから勉強すれば、最終的なゴール地点が高くなるのはあたりまえです。
高1から始めれば、想定よりもワンランク上の大学を目指せる人も多いですし、逆に言えば、スタートが遅ければ志望校を下げなければならないこともあります。
1日の勉強時間を減らすのは簡単ですが、増やすのには限界があるからですね。
10時間から5時間に減らすのは誰でもできますが、10時間を15時間にするのは不可能です。
まとめ
今回は「受験までに必要な勉強時間」を解説しました!
「あのとき、もっと勉強していれば」と思うことはあっても、その逆はないので、早めのスタートが重要です。
後から勉強のペースを落とすのは簡単なので早めに始めて損はありません。
こちらもぜひ参考に!
次回は「共通テスト同日模試のメリットや準備」を解説します!お楽しみに!