第44回【年間計画の立て方1:志望校の選び方】
今回から数回に分けて年間計画の作り方について解説しますが、その事前準備の1つとして、「志望校の選び方」から解説します。
志望校についてあまり考えず「行けるところでいいや」と考えているとモチベーションがわかなかったり、勉強計画を立てることもできなかったりします。
なので、受験勉強の早い段階で志望校を選んだり、絞ったりすることは効率的な受験勉強には必須の作業です。
とはいえ、この時期に「やりたいことが決まっていて、行きたい大学もある!」という人の方が珍しいので、今回の配信が参考になるはず。
志望校選びにぜひ挑戦してください!
志望校選びの具体的な手順
手順は大きく分けて3つです。
- 学部を絞る
- 家庭の条件を整理する
- レベルで絞る
学部を絞る
将来何を勉強したいか、どんな仕事がしたいかが決まっている人は、そこから学部を決めれば大丈夫です。
まだ決まっていない人は、科目の好みや、進学した後に勉強する内容の好みで一旦決めてしまってOK!
得意、苦手よりも、「好き嫌い」で決めるのがコツです。
苦手な科目でも、好きなら勉強して伸ばせますが、逆に得意な科目でも嫌いなら勉強が続かず伸びにくいからですね。
好き嫌いが特にない人は、「学部 適性」とググれば、いくつかサイトが出てくるので、適性診断をしてみましょう。
適性のある学部から順に、詳しく調べて興味のある学部を絞りましょう。
家庭の条件を整理する
ご家庭で大学選びの「条件」がある場合、それを整理しましょう。
例えば「実家から通える所」で探すのか、「1人暮らし」で探すのか。
あるいは国公立か私立か。
また、これらを合わせて「実家から通えるなら私立でも国立でも」という場合や、
「1人暮らしなら、国公立にしてね」といった感じで条件があるかもしれません。
さらに、浪人可能かどうかも話し合っておくのがおすすめ。
浪人ができない場合は、合格安全圏の滑り止め大学も検討する必要があります。
レベルで絞る
学部を決めて、ご家庭の条件も整理できたら、最後は大学のレベルから、志望校を絞っていきましょう。
参考にするのは
- 大学学部ごとの偏差値ランキング
- 高校の進学実績
です。
「文学部 偏差値 ランキング」のようにググると偏差値ランキングが出てくるので、まずは家庭の条件を満たさない大学をはじきましょう。
この段階では「ちょっと厳しいかな?」と思う大学を志望校に設定しても問題ありません。
偏差値だけ見てビビッて志望校を絞らないようにしたいですね。
次に参考にするのが進学実績。
自分の高校の進学実績の中に入っている大学なら、本気で取り組めば受かります。
最終的に志望校を上げる人よりも、下げる人の方が圧倒的に多いので、
「成績が上がったら、後で志望大学を上げよう」
と思っている人は、まずそうなることはありません。
逆にあとで志望校を下げることはできるので、最初はレベルを高く設定するのがおすすめです。
まとめ
今回は「志望校の選び方」について解説しました。
こちらも参考に!
次回は年間計画のための準備2回目として「入試の形式」を解説します。
お楽しみに!