第19回【英文解釈の勉強法】
「英文解釈」という言葉を聞いたことはありますか?
単語、文法の学習の次に必要となるのが英文解釈。
今回は英文解釈の勉強について解説します!
英文解釈とは?勉強する理由は?
英文解釈とは、「どこまでが名詞句か」「どこまでが副詞節か」などの「句や節の区切り」を判断したり、「各語・句・節が、どの語・句・節に係るのか」を判断したりすることを指します。
学校の授業でSVOCを使ったり、( )や< >を使って文章を解説されたことがあるのではないでしょうか?
それが英文解釈です。
「構文把握」や「構文解釈」と言うこともありますね。
英文解釈ができると、文章を正しく読めるようになり、さらに練習すれば前から英語の語順通りに読めるようになります。
何を使って勉強する?
英文解釈は学校で体系的に学ぶことは少ないので、参考書を使って自力で勉強する必要があります。
具体的には、
- 超基礎:「英文読解入門基本はここだ!」
- 基礎:「入門英文解釈の技術70」
あたりができていれば、高1高2レベルとしては十分です。
勉強の手順
続いて参考書の使い方について。
具体的な手順は以下の通りです。
- 例題の構文をとる
- 例題の解説を全て読む
- 例題の英文を和訳する
- 解答と見比べて間違っていれば解説に戻る
(1周目はここまで↑でOK)
(2周目以降はこちらも↓) - 説明できない文法用語を文法書で調べる
- 知らない単語を調べて覚える
- 語順通り理解することを意識しつつ5回音読
まずは「句と節の切れ目」と、「語・句・節の役割(名詞、副詞、動詞など)が分かること」が大事。
- 名詞節と名詞句は < >
- 形容詞節と形容詞句は [ ]
- 副詞節と副詞句は ( )
と決めて、英文に書き込みながら、同時にSVOCを振りましょう。
それが終わったら、解説を「全て」読みます。
分かったつもりにならないように「全て」の解説を読むのが大事です。
解説を読んだら、解説を閉じて和訳してください。
ここでは必ず紙に書くように。
「分かったつもり」を防ぐことができます。
和訳を書いたら、解説と見比べて間違いがないかチェックです。
自分の言葉で間違えた原因を言えるように解説をしっかり確認しましょう。
1周目はここまででOK。
2周目以降はもう少し細かい所も勉強します。
まず知らない単語や文法用語は辞書・文法書で調べること。
構文の理解も大切ですが、最終的には語彙力が物を言うので、語彙力は特に重要です。
参考書内にも、単語の意味は載っていますが、辞書で調べる癖をつけておかないと後々苦労することになります。
また文法用語は英文解釈の勉強までで、きっちりインプットしておかないと、この後の勉強の効率が下がってしまいます。
英文解釈がラストチャンスと思って用語まで覚えましょう。
音源があれば、音源に合わせて音読です。
もちろん音源がなくても音読はしてください。
音読をすれば長文を語順通りに理解できるようになりますし、リスニング能力も上がります!
まとめ
今回は「英文解釈の勉強法」を解説しました!
こちらも参考にしてください!
次回は「漢文句法の勉強法」を解説します!お楽しみに!