第23回【行事と受験勉強の折り合い】
9月になり2学期が始まった人も多いのではないでしょうか?
2学期に行事が集中している学校も多数あるかと思うので、今回は「行事と勉強の両立」について解説します。
行事で勉強時間が減る
体育祭、文化祭、合唱祭などは朝練・昼練・放課後練をすることもあるので、どうしても自習可能な時間が減ってしまうことがよくあります。
勉強時間を増やそうにも、体育祭や文化祭の練習・準備で、体力を消耗するため眠くて集中できない…なんてことも少なくありません。
特に夏休みにしっかり勉強できていた人は、自由に勉強に使える時間が急に減ってしまうと感じる可能性が高いですね。
2学期は「テスト勉強しかしてなかった」とならないように、時間のコントロールが重要な時期になります。
行事と受験勉強の優先度を自分で判断
行事が一生に一回しかないのは事実。
ですが、受験結果が一生に影響を与える可能性があるのもまた事実。
大事なのは両者を天秤にかけて「自分で」優先度を判断することです。
「周りが行事の準備を頑張ってるから」と周りに流されて、人生がかかった受験で失敗していいはずはありません。
0か100かを選ぶ必要はないので、優先度を意識して、自分の時間を何パーセントずつ割り振るか自分で判断しましょう。
「部活後3時間の自由時間のうち、1時間を行事準備に、2時間を受験勉強に」と具体的な数字までイメージできていれば、周りに流されたまま2学期が終わってしまうという事態を避けられます。
準備を言い訳にするのはNG
ちなみに「行事の準備で全く勉強できない」は言い訳です。
本当に全く勉強できない、という人はいません。
行事直前期ですら、全く勉強できない日はほとんどないはずです。
勉強は15分でも30分でも続けることが大事。
勉強時間ゼロの日が続いてしまうと、今までどんなにまじめに勉強していた人でも、そこから元の勉強時間に戻すのはかなり苦労します。
逆に15分だけでも毎日続けていれば、その苦労をせずに済みます。
「疲れ切って眠い」「クラスのためにここまでは作業したい」という気持ちもわかりますが、15分だけでも勉強時間を確保しましょう。
もちろん可能なら、ちょっと無理をしてでもいつも通りの勉強時間をキープできれば尚良しです。
高3になると?
高3の先輩が2学期になっても、行事に本気で取り組んでいる高校もあるのではないでしょうか?
高3生は「学校行事よりも勉強」というのが進学校の常識です。
特に中高一貫校の場合は、高3のこの時期には大学受験の問題演習をガンガン進めています。
そんなライバルと戦うのであれば、高3では学校行事よりも勉強を優先するのが当たり前ということですね。
なので「高1高2のうちに悔いが残らないよう楽しむ」というのもOKです。
ただし、それを勉強の言い訳に使わないようにしてくださいね!
遅れた分はどこかで取り戻す必要があります。
楽しむかたわら、ぜひ高3生の様子も見ておいてください。
自分が高3になったときの覚悟ができます。
まとめ
今回は「行事と勉強の両立」について解説しました!
次回は「小テスト」について解説します!お楽しみに!