第32回【漢文句法の勉強法】
今回は漢文について。
漢文は句法を覚えるだけでも文章がかなり読めるようになりますし、勉強を続ければ安定して得点できる科目なので、句法だけでも早めに勉強しておくのがおすすめです。
今回はそんな漢文の「句法の勉強法」を解説します!
具体的な勉強手順
具体的な勉強の手順は以下の通り。
- 古文の文法の勉強
- 学校の授業や映像授業などでインプット
- 問題演習
まずは古文から
漢文を勉強する前に、まずは「古典文法」の学習を終わらせましょう。
漢文を句法通りに書き下すと古文になるので、漢文が苦手という人は古文から始めるのがおすすめです。
逆に古文ができていれば漢文の学習はそれほど難しいものではありません。
まだ勉強していない人は古文の勉強法を確認しましょう。
こちらも参考に。
映像授業でインプットを
漢文の学習も最初はインプットから。
学校の授業では「文章中で出てきた句法しか扱わない」ことも多く、体系的に句法の解説をしてくれない高校の場合は、独学必須です。
映像授業を使ったり、講義系参考書を使ったりして基本を勉強しましょう。
学校で体系的に習っている場合は、最初から問題演習でもOKです。
問題演習の具体的な勉強法
インプットを終えたら、問題集を使って問題演習をします。
具体的な手順は以下の通り。
- 時間を計りつつ問題を解く
- 解説を全部読む
- 知らない漢字を句法書や辞書で調べる
- 間違えた問題に印を付ける
- 暗記する
共通テストなど「古文漢文を短時間で解かないと間に合わない入試」もあるので、時間を意識して演習をするのは非常に重要です。
計画的に勉強を進めるためにも時間を計りつつ勉強するのは癖にしましょう。
問題を解いたら、丸付けをして解説を読んでいきます。
1周目は正解した問題も含めて丁寧に解説を読むようにしましょう。
たまたま正解した問題もスルーせずにインプットできます。
少し先の話にはなりますが、過去問の解説は不十分なことも多く、自分で辞書や句法書を使って調べなければならないこともよくあります。
句法の勉強をしている段階から「調べる癖」をつけられると受験ではかなり有利です。
間違えた問題には印を付けて、2周目以降の準備をしましょう。
凡ミス程度とか、たまたま正解した問題にも忘れずにチェックを。
最後に漢字の読み方・送り仮名・意味などを暗記していきます。
ただし、1周目から完璧を目指すのは大変なので、2周目3周目で回数を重ねながら徐々に覚えるのでOKです。
まとめ
今回は「漢文句法」を解説しました!
句法で基礎をしっかりと押さえていればその後の読解や過去問演習もスムーズにいきます。
なによりも基礎固めを大切にしましょう。
ただし理系の場合は数学など主要科目の方が優先順位は高いですから、一通りの学習が終わってから取り組むように。
こちらの動画でも解説しているので、参考にしてくださいね!
次回は「いつから塾に行くか」をテーマに解説します!お楽しみに!