第21回【夏休みのラストスパート】
夏休みも残り1週間ほど。
今回は夏休みのラストスパートについて解説します。
いつもより少しだけ無理をしてみよう
夏休みの勉強はここまで順調に進んでいますか?
なかなか「順調に進んでいる」と答えられる人は少なく、多くの受験生は「予定よりも進んでいない」と感じているはず。
そこで夏休み最後の1週間はラストスパートと思って、普段よりも「ほんの少し」多めに勉強をするのがおすすめです。
たとえば、
- 普段の勉強時間が8時間の人は+1時間で、9時間の勉強に、
- 10時間勉強をしている人は+30分で、10時間半の勉強に、
という風にいつもよりも少しだけ(30分~1時間程度)多めに勉強してみましょう。
このとき、長時間(2~3時間)伸ばす必要はありません。
無理して健康を害してしまっては元も子もないので、いつもより「少しだけ」背伸びした状態を目指してください。
限界のラインを低く見積もっている可能性
「自分にはこれ以上は頑張れない!」と思っている人の中には、「意外とやってみたら、+1時間は余裕だった」という人もかなりいます。
毎日10時間勉強をしている人が近くに自分ひとりだけだと、それ以上勉強しようとは思いませんが、
周りのみんなが毎日12時間勉強していると、むしろ「10時間しか勉強していなくて大丈夫かな」と思ってしまうもの。
限界のラインを「周りの環境」のせいで低く見積もっている可能性は誰にだってあるので、少し無理をしてみて、本当に限界のラインなのかは確認しておくといいでしょう。
習慣化は「少しキツい→慣れる」のくり返し
勉強に限らず、何事も習慣化するには「少しキツい・少し辛い」状態から「慣れた」状態になることをくり返していくしかありません。
最初は1時間勉強するだけでも辛くなかったですか?
それが、今ではどれくらい勉強できるようになりましたか?
ほんの少しだけ無理をしてみれば、その勉強時間に体が慣れる可能性もあるので、限界を決めつけずにチャレンジしてみましょう。
最終的には追い込まなければならないことも
共通テストの本番を終えてみると、目標としていた点数より低く、そこからラスト1か月は、かなり無理をせざるを得ない状況になることもよくあります。
実際に、「1月までは10時間しか勉強してなかったけど、最後の1か月は毎日14時間勉強してた」というのは「あるある」です。
夏休みの段階で、少し無理をして「これくらいならどうにか勉強できる」という自信をつけられれば、最終時期も弱音を吐かず努力し続けられるでしょう。
また「これ以上頑張ると体が持たないな」という限界を見つけておくと、受験直前に無理をし過ぎて体調を崩すこともなくなるので、限界を見つけておくのは大切なことです。
まとめ
今回は「夏休みのラストスパート」をしてみよう!という回でした。
30分から1時間程度いつもより多めに勉強してみてはいかがでしょうか。
とはいえ、普段から12~14時間とかなりハードに勉強している人はほどほどに。
次回は「夏休みの勉強の反省回」です!お楽しみに!