様々な入試の違いまとめ
推薦入試と言っても、様々な種類の入試があります。ですから今日は、それぞれの入試がどういったものなのかを1つ1つ解説していきます。
指定校推薦
指定校推薦とは、大学側から高校に対して推薦枠を設け、高校はその大学を希望する生徒に対し選抜をし、更にその選抜された生徒に大学側が書類審査や面接試験を課して合格者を決める入試です。指定校入試は、大学と高校の信頼関係の元で成り立っています。そのため、高校によって指定校枠の数も大学もそれぞれ異なります。
自己推薦
自己推薦とは、受験生の自分がどのような面で活躍出来るかやどう貢献出来るかを大学側にアピールしていく入試となっています。自己推薦は学校の推薦は必要なく、自分で自己推薦書を書き、提出する必要があります。
公募推薦
公募推薦とは、大学が指定する平均評定を満たせるかが重要になってきます。平均評定とは、学校の試験の点数によって五段階に分けられるもので、全科目の数字を平均化したものが平均評定である。志望校の平均評定を満たさなければ出願できないので、高校1年から3年の前期までの定期試験の対策をしていく必要があります。指定校入試のように成績だけで出願できる大学が限られてくるのではなく、平均評定の基準を満たした上で、校長先生からの推薦をもらえば受験出来ます。
スポーツ推薦
スポーツ入試とは、高校時代にスポーツで優秀な実績を残した者や能力を保有している者、そして大学に入学してからも勉学も並行して学べる者を選抜する入試です。大学ごとに種目や課される科目は異なります。多くの大学では書類審査、面接、小論文により選抜されます。大学ごとに評定の基準が異なりますので、きちんと情報を集めなければなりません。
それぞれの推薦入試の対策まとめ
上で触れた様々な推薦入試の対策などを紹介していきます。
こんな人におすすめ!推薦入試の特徴まとめ
ここではそれぞれの推薦入試に適するタイプについてまとめてあるので、参考にして自分がどの試験を受ければ最も受かりやすいかを確認していきましょう。
特徴まとめ
- 指定校推薦タイプ
- ・定期試験で上位を取れていて、内申点が高い。
- ・行きたい大学が明確である。
- 自己推薦タイプ
- ・内申点はそこまで高くないが、行きたい大学がはっきりとしている。
- ・自分のアピールポイントを自己分析出来ている。
- またそれを文面でも面接などの人前でもきちんと伝えられる。
- 公募推薦タイプ
- ・上位レベルの大学を推薦で受験したい。(ただし平均評定を満たす必要あり)
- ・校長先生からの推薦が必要なので担任の先生からの信頼が必要。
- スポーツ推薦タイプ
- ・高校時代にスポーツで実績を残している。
- また、大学の提示する評定を満たしている。
試験に必要な科目
試験に何を用いるか整理してみましょう!主に、「志望理由書」「面接」「小論文」、学校によっては英語などの学力を図る試験もあります。基本的にはこれらの試験が課されることになるでしょう。しかしながら、これはあくまで例ですので、自分の志望校が決まり次第どういう試験が課されるのかを調べてみましょう。
推薦入試のスケジュール
おおよその推薦入試のスケジュールをまとめていきます。
- 6月あたり
- 募集要項が出される。
- 9月あたり
- 校内で選考が行われる。
- 11月前半
- 出願が始まる。
- 11月
- 試験が実施される。
- 11月
- 合格者の発表。
以上が推薦入試の大まかなスケジュールです。学校ごとに日程は変わってきますので、募集要項が入手でき次第調べましょう。
まとめ
みなさん、推薦入試がどういうものなのかわかりましたか?推薦入試といっても試験の種類が多数存在するのでしたね。それから出願資格や試験形態も大きく異なります。ですからもちろん、対策方法も大きく違ってきます。推薦入試はどうしても自分1人だけでは対策するのが難しくなってくるので、学校の先生や推薦入試を受験する仲間、そして自分の志望校に推薦で合格した先輩を上手に利用して合格を勝ち取りましょう!