高校2年で少しでも勉強を進めていたら、3年であんなに苦労することはなかったのに。
と、今でも思います。
こんにちは
STRUX編集部ライターの井出です。
夏もあっという間に終わりもう秋ですね。
二年生であれば、学校の先生から「受験生まであと半年」と言われることが多くなってきたのではないでしょうか?
なんとなく受験は意識し始めたけれど、なにをしたらいいかわからない!
そんな人も多いはずです。
僕もマルオくんと同じことを思ってました。
しかし受験は必ずやってきます。
できることなら、受験生として完璧なスタートダッシュを切りたいですよね!
そんな方達に向けて今回は、受験生になるまでにやっておくべきことをご紹介します!
自分の状況に当てはまる人はぜひ参考にして見てください!
受験生になるまであと半年!やった方がいい勉強はこれ!
受験生になるまでにやるべき勉強は間違いなく、「英語」です!
あと半年で基礎固めをしましょう!
なぜ英語の基礎固めをするかというと、英語は覚える範囲も広く定着するのにとても時間がかかります。
いわば成績がなかなか上がりにくい教科です。
1,2年生から英語に力を入れて毎週単語テストや、グラマー、リーディングのテストがある学校もあるのではないでしょうか?
この時期に英語をやるべきなのはさっきも言った通り覚えることがかなり多く定着に時間がかかるため成績が上がりにくいからです。
受験生までのあと半年で英語だけでも力を入れて勉強を進めておくことで、受験生になってから英語以外の科目にも時間を充分割くことができます。
考えてもみてください。
ただでさえやることの多い英語に加えて、理系であれば化学や物理が、文系であれば、世界史や日本史の勉強もしなくてはいけません。
これを3年生になってから限られた時間で、勉強するのは考えるだけでも大変なことが容易に想像できますよね。
ちなみにSTRUX大学受験マガジンを運営している学習塾STRUXでは、必要な参考書をリストアップしています。
受験までにその参考書リストを終わらせるのに必要な総勉強時間を算出して塾生の1日の勉強計画に落とし込んでいます。
今回は高校2年生のこの時期から国公立大学を目指している高校生だと仮定して必要な英語の参考書リストと受験までの総勉強時間を算出してみました!
英語だけでも1200時間ほどかかることがわかります。
2020年の受験まで500日ほどなので、1日あたり2.4時間かかる計算になります。
もちろん受験科目は英語だけではないのであればこれに数学や国語、理社の勉強時間も追加されます。
教科数の多い国立大学志望の学生であれば私立大学を目指す学生よりもさらに勉強時間を必要としてしまいますよね。
だからこそ受験生までのあと半年で毎日少しずつでも英語の基礎固めのために力を割かなくてはいけません。
英語の基礎固めも大事だがもっと大事なこと!
もちろん英語の基礎を固めてほしいけど、受験生になる前にやってほしいことがまだあります!
それは、「勉強習慣を身に着けること」です。
英語の基礎固めをするだけでも受験生になってからの勉強をスムーズに進めることができます。
しかし、それでも受験生になるとかなりの時間勉強することになります。
受験勉強でとても重要なのは勉強したことを定着させることです。
定着させるためには反復して復習したりかなりの勉強量が必要ですよね。
しかし、受験勉強をはじめてすぐは長時間勉強することに慣れておらず、すぐに集中力が乱れてしまいます。
休憩してばかりで携帯を触って気づいたら勉強時間よりも休憩時間の方が長いというようなこともあります。
始めるまでに時間かかっちゃうな。
受験生になってからこの勉強習慣が身に付いていないと、勉強をする体力が無いので勉強が全く進みません。
3年生から勉強習慣を身に着け始めるとかなりの時間をロスしてしまいます。
だからこそ受験生になる前の半年で、1日30分や1時間でも勉強をしましょう!
机に向かって勉強する癖をつけてください。
英語の基礎も固まっておらず、勉強習慣も身についていないと想像してみてください。
なかなか勉強が手に付かないうえに、英語の点数も上がらないという焦りからさらに受験勉強が手に付かないという状態になってしまいます。
受験生までのこの時期は、受験勉強を始められる状態になるスキルを整えるための時間です。
毎日少しでも勉強を進めて受験生で良いスタートダッシュを切れるようにしましょう!
ここからはこれから受験勉強の準備を始める人のために勉強習慣を身につけるための方法やこの時期の英語の勉強法について紹介していきます!!
あと半年で勉強習慣を身につけ、英語の基礎を固める方法
今からできる勉強習慣の身につけ方と英語の基礎固めの方法を年間計画と一緒にお教えします。
勉強習慣の身につけ方
習慣化のコツは「無理をしないこと。」
大抵習慣化に失敗する人は気合い充分で、大きな目標ややったことの無いような時間を勉強しようとしたりしてしまいます。
いつも以上にやり過ぎてしまうと、続きません。
習慣化するには、毎日の勉強をパターン化して取り組むことです。
もちろん無理の無い勉強時間と勉強量を設定することが重要です。
習慣化するには、我慢したり無理をしないことです。
勉強すること自体も最初は大変ですが、実は今日何を勉強するか決めたり、勉強をし始めるまでに「考えるポイント」や「準備するポイント」が多いことも勉強を続けていく上で無理するポイントになってしまいます。
あらかじめ時間や場所、科目や勉強量のパターンを決めてしまいましょう。
何も考えず勉強を始めるだけという状態を作ることが勉強習慣を身につけることにつながります。
最初はやる気がでない時もあります。
そういう時は、最悪、机に座って単語帳を開くだけでもOKです。
まずは勉強習慣をつけることから初めて、慣れてきたら徐々に別の科目もやるなど量を増やして行きましょう
無理はしてはいけません。
英語の基礎を固める勉強法
受験生になるまでのあと半年でどう基礎固めをしていくべきなのか?
先ほどの参考書リストからあと半年でやるべき参考書をまとめて年間計画に落とし込んでおきましたのでご紹介します!
基本的な流れは、12月中はこれらの参考書で高2レベルの総復習をしていきましょう。
- 「ターゲット1200」
- 「スタディサプリ高2スタンダードレベル英文法」
- 「入門英文法問題精講」
- 「英文読解入門 基本はここだ!」
1月からは、高3レベルの範囲を学習していきます。
- 「ターゲット1900」
- 「スタディサプリ高3スタンダードレベル英文法」
- 「Vintage」
- 「入門英文解釈の技術70」
「ターゲット1900」など2000個近く単語が収録されている単語帳を使っている人は、レベルを落として「ターゲット1200」からやりなおしていきましょう。
1900は難しい単語も多く難関大レベルの長文に出るような単語も収録されているのであまり基礎固めには向いていません。
まずは一年生の範囲を振り返るつもりで「ターゲット1200」レベルの参考書を使用しましょう!
単語と同時並行で英文法もこれまでの範囲を総復習しましょう。
ここも学校で配布された「Vintage」や「NexStage」を使っている人は基礎固めをするには、解説があまり丁寧では無いので向いていません。
「スタディサプリ」などを使って、解説を聴きながら文法の理解度を高めましょう!
長文読解を正確に素早く解くためには、構文の理解が不可欠です。
「英文読解入門 基本はここだ!」と「入門英文解釈の技術70」を使って構文の理解を深めましょう!
つい学校の授業と合わせて同じ参考書で勉強を進めてしまいがちですが、基礎固めには向いていないものもあります。
参考書のレベルを間違えないようにしましょう。
まだ基礎固めができていないと思う人は上の参考書リストを軸にして今使っている参考書を買い揃えてもいいかもしれません。
ここからは、それぞれ英単語、英文法、英文解釈の勉強法をお教えします
英単語
短期間で繰り返しやることが脳に定着させるコツです。
1週間や1ヶ月などの短いスパンの中で何周もすることですぐに忘れてしまう「短期記憶」から脳に定着する「長期記憶」に移行させやすいと言われています。
単語は10単語など少しずつ勉強している人は、単語帳を一周するのにかなりの時間をかけてしまいます。
そうすると、はじめにやった単語は、ほとんど覚えていません。
なので1日に100単語ずつ解いて何周もしましょう!!
そして、ただ英単語を眺めて覚えるだけでは意味がありません。
必ず、赤シートなどを利用してテストをしましょう!
間違えた箇所をまたテストして、全問正解するまで繰り返し勉強しましょう!
英文法
英文法も英単語と同様に短期間で何周もすることが勉強法としておすすめです。
基本的に参考書を何周もして覚えて欲しいです。
まず1周目は赤字や太字でかかれている箇所をざっと見て覚えてください。
2周目になってから問題を解きましょう!
文法への理解が低い段階で問題を解いても結局解けず時間がかかってしまいます。
なので1周目は解説なども利用しながら読み込み理解を深めて、2周目で問題を解き始めましょう。
単語と同じように、間違えた箇所は解説などをよく読み込みながら理解できるようになるまで短期間で何度も繰り返しましょう!
英文解釈
英文解釈は英単語や英文法をしっかり頭に入れられているかどうかが、構文解釈のスムーズな学習に大きくかかわってきます。
構文は、複数の英単語や英文法の集合体です。
なので、英単語や文法の復習が終わっていないのに焦って手を出さないようにしましょう!
単語、英文法が優先です。
解釈の勉強は基本的には、参考書のとおりに問題を進めてください。
しかしただ読み進めても定着はしません。
なので、例文を頭の中で解いてみましょう!
その構文の意味を考えることで、ただ読み進めるよりも理解度が増します。
また、文法書をみながら問題を進めましょう。
理解できないと意味がないので、わからない問題は積極的に解答や文法書を使って理解度を深めるようにしましょう!
単語や文法のように覚えるのではなく、しっかりと理解を深めることが重要です。
この時期の英語の基礎固めができる勉強法をご紹介しました!
受験勉強まであと半年やることをまとめました!
まとめ
- 勉強習慣を今から身につけるために毎日少しでも勉強をしましょう!
- 勉強習慣を身につけるためには、勉強時間や勉強量をパターン化してスムーズに勉強に入ることです!
- 英語の基礎固めをしておきましょう!英語は成績が上がりにくい教科です!
この時期は受験生になるまでのスキルを身につける時期です!
今回の記事を参考に、良いスタートを切るために、勉強習慣を身につけるために毎日すこしでも勉強を始めましょう!