東京都立大学は、2020年4月から「首都大学東京」から「東京都立大学」というもとの名称に回帰しました。
入試形式は2021年度から大きく変更すると決まっているので、志望している人は変更内容を必ず確認してから受験勉強を始めましょう。
今回は東京都立大学の入試変更点についてご紹介します。
*2020年3月現在の情報です。共通テストの出願・出題の詳細については2020年6月30日までに公表される予定になっています。
*この記事で言う「2021年度入試」はすべて「2020年度に実施される、2021年度入学者向けの入試」を指します。
*一般選抜入試の情報を中心にまとめています。総合型選抜、学校推薦型選抜については各大学のホームページを参照ください。
東京都立大の入試変更点概要
入試の変更規模 | 中 |
変更がある学部 | 全ての学部 法学部法学科において後期日程募集の開始 |
東京都立大学は、期試験の英語を「共通テスト」のみで判断し、学部独自の試験を廃止することが決まっています。また配点は少ないですが、テストの点数だけでなく、調査書を配点に含めて合否判定をすることが決まっています。
入学者選抜の改善点にきちんと対応して、条件として盛り込んでいます。
東京都立大学の入試変更点詳細
先述の通り、全学部で英語の学部独自の試験を廃止し、共通テストを採用しています。東京都立大学はどの大学よりも入試改革の変更点を盛り込んでいる大学なので志望している人は自分が受ける学部をしっかりと確認しておきましょう。
変更の基本方針
学部共通の変更方針は以下のとおりです。
前期試験の英語を「共通テスト」のみで判定(学部独自の試験を廃止)
一番の大きな変更点がこちらの前期試験の英語の個別試験を廃止して、共通テストの点数を利用することです。
立教大学も同様の変更を取り入れていますが、立教大学と大きく違うところとしては国公立なので1段階選抜で共通テストの点数を要求している点と、リスニング・リーディングの配点を従来どおりに戻そうとしている点が挙げられます。
詳細は学部によって異なるので、詳細をこれから確認していきましょう。
調査書を配点に含める
東京都立大学では調査書の評価を点数化して配点に加えています。
ただ試験で点数を取れば良いというわけでなく、日頃の授業態度などから勉強に意欲的な学生かどうかを見極めるようにしています。
学部によって配点は異なりますが、全体の1%程度の配点ですからここで合否が分かれることはほぼありません。過度に気にする必要はありませんが、頭には入れておきましょう。
学部での変更:法学部
法学部法学科において/strong>後期日程募集の開始という新たな変更点が加えられています。
後期試験は枠は狭いですが、他の学部同様に法学部法学科の選択肢がひとつ増えたことになります。
東京都立大学の入試変更に対する対策
対策の仕方ですが、一番は、共通テスト英語で9割超えを目指して、できるだけ早くから勉強をすることです。
英語が共通テストになったことで、難易度が下がった分他の受験者も当然高得点を取ってくることが予想されるでしょう。
なので、できるだけ早い時期から英語の勉強をはじめ、単語・文法の基礎をしっかり固めた上で長文読解も素早く正確に解けるように取り組みましょう。
英語の完成度を高めることで、他の科目にも注力できるようになります。
個別試験に関しては情報はそこまで多くありません。なので普段の勉強はもちろん「どう出題されるか」の部分をぎりぎりまで情報収集しておく必要があります。
今年は入試の傾向も細かい変更が予想されるので、特に今後も注視していきましょう。
志望校選択は、学部学科まで詳細に決めておくことで必要な情報を得やすくなります。学部学科ごとに細かく入試の変更点があるからこそ、必ず大学だけでなく、学部学科まで決めて勉強に取りかかりましょう。
あなたの志望校に沿った
勉強計画を作成します
学習塾STRUXでは、第1志望校の傾向に合わせた参考書リスト・勉強計画を作成しています!入試の変更点を踏まえた対策法とあなたの今の学力にあった勉強計画を知るには、学習塾STRUXの無料体験をご活用ください。