2021年度からは、大学入試共通テストが開始したり、各大学ごとに入試制度が変更したりと受験生にとって大きな変化のある年です。
慶應義塾大学でもそうした入試制度の変更があります。配点等の大幅な変更はありませんが、学部ごとで人員が前後したり新たな入試制度が加わったりするので、自分に当てはまるものがないかしっかり確認しておきましょう!
慶應義塾大学全学部の一般入試における変更点詳細について
まずは慶應義塾大学の、全学部の一般入試に共通する変更点についてご紹介します。ちなみに、以下の2点に関してはこれまでと変わりません。
- 大学共通テストを使用しない
- 英語民間試験を利用しない
インターネット出願の際に、指定テーマについて簡単な文章を書くことが求められる
インターネット出願の際に文章を作成して提出することが求められます。内容は、『「主体性」「協働性」「多様性」についての今まで自分がどう考えて心がけてきたのかを、100文字以上・500文字以内で書く』というもの。
合否判定には使用せず、あくま入学後に学習指導状上の参考資料として使う予定です。一回の入力で全学部に適用されます。
総合政策学部・環境情報学部における変更点について
こちらは学部ごとの変更点です。問題形式が変わる等ではありませんが、入試制度が変わるので、自分の受験チャンスを増やすためにもしっかり確認しておきましょう。
AO入試が年4回開催される
総合政策学部・環境情報学部の両方においてAO入試の開催回数が増えます。具体的には下記のスケジュールです。
- 2020夏AO
- 2020秋AO
- 2020冬AO
- 2021春AO
審査方法は以下の通りです。
- 1次選考
- 書類審査
- 2次選考
- 面接(日本語 or 英語の好きな方で面接できる)
2020年度入学者対象のAO入試まで実施した出願方式(A・B・C・IB)は廃止され、指定コンクールへの受賞歴があると一次審査が免除されるようになりました。
それぞれの選考内容に違いはなく、再出願も可能です。その場合は再出願の度に新しく出願書類を準備する必要があります。ただし、各期のAO入試で総合政策学部と環境情報学部を併願することはできません。
さらに2021年度の入試からは、全4回のAO入試においてそれぞれ「4月入学 or 9月入学」を選択できるようになりました。海外に高校や国内のインターナショナルスクールに通っていた高校生も受けやすくなったということですね。
細かい出願書類などに関してはこちらのサイトを確認してください!
一般入試及びAO入試における募集人員の変更
総合政策学部と環境情報学部において、募集人員が変更になります。これは一般入試とAO入試のどちらにも適用です。
総合政策学部
- 変更前
- 一般入試275名・AO入試100名
- 変更後
- 一般入試225名・AO入試150名
環境情報学部
- 変更前
- 一般入試275名・AO入試100名
- 変更後
- 一般入試225名・AO入試150名
ちなみにAO入試の募集人員に関しては、年4回のAO入試の合計数です。
問題傾向の変更はないがAO入試を考えている人は確認必須!
以上のように問題傾向や配点の変更はありません。ただ、このAO入試制度の門戸が広まったことで人によってはチャンスがグッと増える場合もあります。一般入試の募集人員は減っているので、合格チャンスを増やすためにもしっかりと入試制度は確認しておきましょう!
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