第28回【夏休みのラストスパート】
夏休みも残り1週間ほど。
今回は夏休みのラストスパートについて解説していきます。
いつもより少しだけ無理をしてみよう
夏休みの勉強が順調に進んだ人もいれば、そうでもない人もいらっしゃるでしょう。
実際、受験生の多くは「予定していたよりも進まなかった」と感じているはず。
そこで夏休み最後の1週間はラストスパートと思って、普段よりも「ほんの少し」多めに勉強をしてみましょう。
普段の勉強時間が8時間の人は、8時間+1時間で9時間勉強に、
10時間勉強をしている人は10時間+30分の勉強時間に、
という風にいつもよりも少しだけ(30分~1時間程度)多めに勉強をしてみましょう。
このとき2時間3時間と伸ばす必要はありません。
健康を害するほどの無理になってしまうと元も子もないので、いつもより少しだけ背伸びした状態を目指してみてください。
限界のラインを低く見積もっている可能性
自分にはこれ以上は頑張れない!と思っている人の中には、「意外とやってみたら、+1時間くらいは余裕だった」という人もかなりいます。
自分の周りに毎日10時間勉強をしているのが自分だけだと、それ以上勉強をしようとは思いませんが、
周りの皆が毎日12時間勉強していると、むしろ10時間しか勉強していなくて大丈夫かなと思ってしまうものです。
自分の限界のラインを「周りの環境」のせいで低く見積もっている可能性は誰にだってあるので、少し無理をしてみて、本当に限界のラインなのかは確認しておくといいでしょう。
習慣化は「少しキツい→慣れる」の繰り返し
勉強時間に限らず、何事も習慣化をしようと思うと「少しキツい」「少し辛い」状態から「慣れた」状態になることを繰り返していくしかありません。
もしかしたらあなたも最初は、1時間だけでも勉強するのが辛かったのではないですか?
それが今ではどれくらい勉強できるようになりましたか?
ほんの少しだけ無理をしてみれば、その勉強時間に体が慣れる可能性もあるので、限界を決めつけずにチャレンジをしてみましょう。
最終的には追い込まなければならないことも
共通テストの本番を終えてみると、目標としていた点数より低く、そこからラスト1か月は、かなり無理をせざるを得ない状況になることもよくあります。
実際に、
1月までは10時間しか勉強していなかったけど、最後の1か月は毎日14時間くらい勉強していた
というのも「あるある」です。
夏休みの段階で、少し無理をして「これくらいならどうにか勉強できる」という自信をつけておくことが出来れば、最終時期も弱音を吐かず努力し続けることが出来るでしょう。
また、これ以上頑張ると体が持たなそうだなという限界も見つけておくと、受験直前に無理をし過ぎて体調を崩してしまうこともなくなるので、限界を見つけておくのは大切なことです。
まとめ
今回は「夏休みのラストスパート」をしてみよう!という回でした。
30分から1時間程度いつもより多めに勉強してみてはいかがでしょうか。
普段から12~14時間とかなりハードに勉強している人はほどほどに試してみてください。
次回は「夏休みの勉強の反省回」です!お楽しみに!