第31回【模試で一喜一憂するな!分析して勉強時間を減らさないようにしよう】
夏休みが明けて模試の結果が返って来たり、あるいは受験をしたり、という人も多い時期です。
今回は「夏休み後半から9月末あたりで受験する模試の結果をどう見るか」解説します。
夏休み後半~9月末の模試の成績は下がることも多い
まず絶対に意識しておきたいこととしては、この時期の模試の成績は下がることもあるということ。
特に下がりやすいのが、
- 浪人生
- 高3の4月以前から真面目に勉強していた現役生
です。しかし、模試の偏差値が下がったからといって落ち込む必要はありません。
勉強は苦手ではなかったけど勉強をしていなかった人が、夏休みに勉強をして追いついてきただけです。
結果として、相対的に成績が下がったように見えるのですが、
実際には「偏差値が下がっただけ」で、自分の実力が落ちているわけではないので、安心しましょう。
とはいえ判定が下がったから心配
とはいえ、真面目に勉強したのに成績が伸びないと不安に思うのは仕方ありません。
特に志望校を下げた方が良いのか?などの不安を感じる人が多いのですが、
多くの人は、まだ過去問を真面目に解いたことはほとんどないはず。
それは、リフティングの練習だけしてサッカー選手になれないかも、と不安に思っているようなものです。
少なくともゲーム(=過去問演習)をしてみないと本当に実力が足りていないのか判断できないので、まずは早く過去問演習に入れるだけの勉強をしましょう。
「悩んでいる時間」のせいで、勉強時間を減らさないようにするのが重要です。
滑り止めは真面目に選定を
志望校に受かるかどうかという不安がある人は、滑り止め校の検討だけはしておきましょう。
特に、これまで「模試で、てきとうに志望校の欄を埋めていた」という人は、一旦まじめに調べておくのがおすすめ。
残り少ない模試ですが、滑り止め校だけでも良い判定が出ていれば、本番の緊張感が少しでも和らぎます。
調べた上で「どの大学を受けるのか」の最終的な判断は過去問の時期にすれば大丈夫なので、調べ切ったら勉強に集中しましょう。
模試の成績が良くても油断禁物
逆に夏休みに一気に模試の成績が上がったからと言って、喜びすぎるのも考え物です。
喜ぶこと自体は悪くないのですが、夏休みに必死に勉強して、模試の成績も上がったことで、燃え尽き症候群になる人もときどきいらっしゃいます。
たまたま、その模試の成績が良かっただけの可能性もありますし、
たとえA判定が出ても過去問で合格最低点を安定して取れるようになるまでは気を抜くべきではありません。
少しでも楽をしたいのであれば、少しでも早く過去問演習に入って、少しでも早く合格最低点を安定して取れる実力をつけていきましょう。
それまではこれまでの努力を無駄にしないためにも勉強時間を減らさないようにしたいですね。
まとめ
今回は「模試の結果に対しての考え方」について説明しました!
模試の結果に一喜一憂せず、過去問演習にたどり着くための勉強をしていきましょう!
次回は「学校の授業&定期テストと受験勉強の両立」について解説します!お楽しみに!