第6回【古文単語勉強法】
今回は「古文単語の勉強法」について。
英語の基礎が英単語と英文法であるように、古文を勉強する上でも単語と文法は基礎となります。
今回はその単語について解説して、次回は文法について解説しますね。
古文は英語とは異なり必要な単語数は多くありません。
多くても600単語、最低でも300単語を暗記できれば、ほとんどの文章は読めてしまいます。
そのため、古文単語の勉強は単語帳を1冊こなすだけで十分!具体的な勉強手順から見ていきましょう!
【古文単語の勉強手順】
古文単語の勉強手順は以下の通りです。
- 古文単語のメイン現代語訳、語源、使い方をチェックする
- 赤シートでテストする
- 覚えていなかったものに印を入れて覚える
- 2と3を繰り返す
基本的な勉強方法は英単語と同じです。
単語を眺めるだけでなく、赤シートを使ってテストしながら勉強しましょう。
古文では試験で「現代語訳を古文単語に戻す」という問題は出題されませんので、「単語を現代語訳する」ということさえできれば大丈夫です。
古文単語帳には、現代語訳だけでなく語源や使い方も併記されていることが多いのでチェックしましょう!
語源を読み、単語の背景も知ることで、効果的に暗記できます。
【注意点1:まずはメインの訳を覚える!】
単語帳には、関連語や派生語など、たくさんの訳が記載されています。
最終的にすべてを覚える必要はありますが、最初はメインの訳を覚えればOK。
最初から派生語などを覚えようとすると頭が混乱してしまいます。
【注意点2:1冊の単語帳を何周も取り組む】
1回単語を見ただけで、完璧に覚えることはできません。
人間の脳は、1回見ただけではすぐに忘れるようにできてます。
何度も繰り返し勉強することで、脳が「大切な情報だ!」と認識し覚えられます。
1、2年生は時間に余裕があるので、最低でも4周は取り組みましょう!
【注意点3:単語をイメージ化する】
古典単語には、「おどろく=驚く・目を覚ます」のように、一見別物に見える訳を持つものもあります。
異なる意味を持つ単語を、言葉だけで覚えるのは大変です。
そこで単語をイメージ化させて覚えましょう!
「おどろく」であれば、「”衝撃によってハッとする”というイメージを持つ」という感じです。
これなら「眠っている状態からハッと目を覚ます」というように、映像としてイメージできるのでスムーズに覚えられます。
単語のイメージを掴んで頭に思い浮かべると、別の意味の現代語訳を両方覚えるよりも効果的です!
注意点4:漢字で覚える
例えば「めづ=愛づ」は、漢字で書くとすぐに現代語訳がわかりますよね。
古文単語の中には、漢字を当てはめることで意味を思い浮かべやすくなるものもあるので、どのような漢字で書くかも確認しておきましょう!
まとめ
今回は「古文単語の勉強法」について説明しました!
次回は「古典文法の勉強法」について解説します!お楽しみに!