第39回【滑り止めの過去問から始めてみよう】
11月になりました。
ここまで頑張ってきた受験生の皆さん、いよいよラストスパートです。
過去問を始める時期
このLINEでも何度かお伝えしていますが、どれだけ遅くとも11月になったら、過去問演習を本格始動させる必要があります。
まずは滑り止めとして考えている大学の過去問から始めましょう。
浪人覚悟で志望校以外は受験しないという受験生は、センターや共通テストの過去問からで構いません。
最新の5~10年分ほどは直前期に使う可能性があるので、出来れば11年以上前のもの、それが難しくても6年以上前のものから始めるのがおすすめです。
過去問演習の手順
過去問演習には正しい勉強法があります。
- 時間を計って解く
- 時間無制限で解けるところが増えそうならペンの色を変えて解く
- 答え合わせ&解説を隈なく読み込む
- 調べものをする
- 暗記をする
- 解説を閉じて解きなおす
まずは当たり前ですが、時間を計って解きましょう。
センターならマークシートも準備できるので、準備してマークしながら解き、
記述の問題なら確実にノートに記述をするように。
字数制限のある問題が出題される大学は原稿用紙や、方眼ノートを使いましょう。
徹底的に本番を意識することが大事です。
ちなみに解けなさすぎて時間が余った場合、そこから10分考えても一歩も進まなかったら、リタイアしても大丈夫です。
逆に「時間がもっと長ければもっと解ける」と思える場合は、ペンの色を変えて解きましょう。
10~15分程度なら延長してもOKです。
ペンの色を変えておけば、どれだけ自分にスピード感が足りていないのか把握できます。
解説を隈なく読み込むのは当たり前。
正答率が90%を超えていない科目に関しては、正解した問題も全て読み込みましょう。
たまたま正解しているだけの可能性もあります。
解説を読み切って理解したら、調べものです。
- 教科書
- 資料集
- 辞書
- 文法書
- 句法書
このあたりは使いこなして、間違った問題の周辺知識まで確実にマスターするようにしたい所です。
調べものに付随してまとめノートを作る必要はありません。
付箋を貼っておいて、暗記をしたら外すとか、
写真を取っておいて、暗記をしたら、削除するとか、
まとめノートに時間を使うくらいなら、暗記に時間を使ってください。
覚えたら、覚えるべきものリストから外していくのも大事。
暗記が下手な人はいつまでもリストを貯めるだけで、減らす行動を取っていません。
調べものもして、暗記もしたら、解き直しです。
解説を閉じて、間違えた問題を解き直すことで、「分かったつもり」を防ぐことが出来ます。
滑り止め校ですら合格最低点を超えない
過去問演習を始めたタイミングだと、滑り止め校ですら合格最低点を超えないのは「あるある」です。
思っているよりも滑り止め校に受かるのは難しいということ。
とはいえ、ちゃんと制限時間と点数にこだわって復習も丁寧にしていけば、点数は伸びていきます。
点数が悪くても、落ち込まないで、解ける問題を1つでも増やしましょう。
落ち込んでいる場合ではありません。
まとめ
今回は「過去問演習の手順」について解説しました!
手順を守って演習を始めてください。
こちらも参考にしてみてください!
次回は「過去問演習の計画」について解説します!お楽しみに!