第45回【授業を受けて勉強している気にならないように!】
過去問を本格的に勉強し始めると、
「手っ取り早く点数が上がる方法ないかな?」
「裏技ないかな?」
などと考えたくなるものです。
「長文 読解 コツ」「確率 解き方 裏技」
のように検索したりしていませんか?
「コツ」「速さ」「裏技」のようなキーワードを使っている人は要注意。
効率的な勉強法を求める姿勢は大事ですが、行き過ぎには注意が必要です。
裏技を求めないように
マーク形式の問題にも記述形式の問題にも、得点をほんの少し上げられるような、ちょっとした裏技はありますが、それを勉強したり実際に使ったりするのは、本当に最後の最後。
そんなテクニックを身につける前に、確実に解ける問題を増やしてください。その方がコスパが良いので、裏技を探すのは絶対にやめましょう。
現段階で有益なものをしいて挙げるなら「計算のテクニック」くらい。
ですが、それも小中学生でも理解できるレベルのものに限ります。既に身につけている人にとっては必要ありません。
ときどき
「休憩時間に裏技を見てるだけ」
という方もいますが、そんな暇があれば英単語の1つでも覚えた方がよほど有益ですので、スキマ時間の使い方も考え直しましょう。
まとめ系動画コレクターになるのもおすすめしない
YouTubeなどで、まとめ系の動画を「見まくる」のもおすすめはしません。
例えば「30分でベクトル全範囲を攻略」「1時間で仮定法を完全理解」のような動画。
もちろん非常に有益な動画も増えてきていますので、自分に必要な単元や苦手な単元をピンポイントでいくつか見る分にはおすすめしますが、
一方でまとめ系動画を「見まくって」勉強した「つもり」になっている人は要注意。
まとめ系動画をいくら見ても、見ただけでは得点は上がりません。
動画などで理解をした上で「問題を解いて、暗記をする」と得点が上がります。
問題を解く時間や、暗記する時間が減るほど大量に動画を見て、「勉強したつもり」になるのはやめましょう。
塾・予備校の授業も演習ありき
塾や予備校の冬期講習で「共通テスト対策講座」のようなものもあるはず。
その他「~~大 対策講座」などもありますよね。
こちらも授業を受けただけでは得点はほんの少ししか上がりません。
こういった講座はあくまでも理解を促すための講座であって、得点を上げるためには理解をした上で「演習&暗記」が必須。
特に塾や予備校の先生は解説が非常に上手で、授業を受けるだけで「賢くなった」と感じて「得点が上がるはず」と錯覚しがち。
授業を受けただけで「勉強したつもり」にならないように注意してください。
実際に講師の先生方も
「過去問演習は必須」
「問題を解く&復習は必須」
と口酸っぱく言っているはずです。
自分に都合の良い部分だけ切り抜いて、授業を受けて満足しないでくださいね。
過去問演習
過去問演習の注意点をまとめた動画を公開したので、こちらも参考にしてください!
まとめ
今回は「勉強したつもりにならないように」注意する回でした!
次回は「クリスマス年末年始の注意点」について解説します!お楽しみに!