第25回【暗記が苦手=勉強法の間違い!?暗記のコツ】
どの科目の勉強でも必ず出くわすのが暗記もの。
単語、熟語、活用、公式、化学式、年号、地名など。
「暗記が苦手」と思ったことはありませんか?
そう思っている人のほとんどは苦手というわけではなく、
勉強法が間違っているか、苦手と思い込んでいるだけ。
今回は暗記のコツについて解説します。
暗記のコツ1:回数が1番大事
暗記学習では「回数」が1番大事です。
誰だって新しい知識を1回2回勉強したくらいでは覚えられません。
偏差値の高い人ほど覚えるまでに何度も使っているので、教材がボロボロだったりしませんか?
勉強の得意な友達や先輩の参考書を見てみてください。
表紙が外れるくらいボロボロの参考書を持っている人ほど、その科目の知識は頭にしっかり入っているもの。
あなたの教材は綺麗な状態ではありませんか?
暗記の能力差よりも、勉強回数の差をまずは疑いましょう。
暗記のコツ2:覚えるより思い出す
暗記で大事なのは「覚えること」よりも「思い出すこと」です。
覚えようと何回も書いたり、読んだりするのも効果ゼロではないですが、
覚えようとするより、思い出そうとする方が効果的です。
例えば
- 単語帳を赤シートで隠してテストする
- 白紙の古文活用表を自分で埋める
など、覚える時間よりも思い出す時間が長い勉強法を採用しましょう。
基本的に「テスト形式」の勉強がおすすめです。
暗記のコツ3:周辺情報を削ぎ落さない
歴史などは、年号や出来事の名前だけを覚えてもすぐに忘れてしまったり、「ひねって出されると分からない…」となったりすることが多いので、流れなどの周辺情報とセットで覚えたいですね。
「説明文→単語」だけでなく「単語→説明文」という思い出し方ができると、周辺情報も取りこぼさずに覚えやすくなります。
また理系科目も公式だけ覚えて「すぐに忘れる」「使えない」ということはありませんか?
大事なのは、公式の「使い方」を覚えること。
暗記は情報量を増やす方が、意外にも覚えやすくなるのは知っておきましょう。
暗記のコツ4:まとめノートに注意
最後にまとめノートを作っている人は要注意です!
書くことに時間を使って、思い出す作業に使う時間が減っていませんか?
まとめノートは時間がかかる分「勉強した気持ち」になりがちですが、暗記の際は「思い出す作業」に使った時間「だけ」をカウントするのが大事。
ノートに書いている時間の分だけ勉強時間が減っていませんか?
また、まとめるときに情報を削ぎ落すのもあるある。
専門家が教材を作る段階で、必要ない部分は削ぎ落しても、それだけの量になっているという前提で勉強しましょう。
素人が情報を削ぎ落していると、必要な情報を取りこぼしてしまいます。
イチからノートを作るのではなく、テキスト(のコピーなど)の覚えたところから順にマーカーで塗りつぶす方がよほど効率的な学習です。
情報量を維持して、思い出す時間をできるだけ長くする暗記をするようにしましょう。
まとめ
今回は「暗記のコツ」を解説しました!
次回は「勉強しても伸びないときの対処法」を解説します!お楽しみに!