第28回【復習を丁寧に】
前回は解くスピードを上げるためには「丁寧な復習が大事」という話をしました。
今回は「丁寧な復習」をするためのチェックポイントを3つ見ていきましょう。
解説を全て読む
問題を解いた後、解説は全て読んでいますか?
9割以上解けたテストや模試なら、間違えた部分だけ解説を読むのでもOKですが、そうでないものは解説を「全て」丁寧に読むようにしましょう。
例えば、国語なら解説の要約や出典まで目を通してますか?
英語や古典は本文と訳を見比べながら頭から読み直していますか?
数学なら別解、理科や社会なら補足知識・欄外部分なども読んでいますか?
2周目以降は間違えた部分だけでも大丈夫ですが、1周目は全て読む癖をつけてください。
模試も9割を超えていない場合は解説を全て読みましょう。
調べものをサボらない
「解説に載っているから」という理由で調べものをサボってませんか?
英語や国語は辞書や文法書を使っていますか?
社会や理科は、教科書や資料集を確認していますか?
数学は類題のチェックもできれば完璧です。
実力がついてきたからこそ、調べものをして得られる知識も増えているはず。
調べないのはむしろ損だと思いましょう。
周辺知識の抜け漏れも合わせてチェックできると良いですね。
過去問の解説は細かい所まで書かれていないことも多いので、調べものができないと過去問演習の時期に伸び悩みがちです。
調べる癖をつけてください。
時間がない場合も、「復習時間=解く時間の2倍」を目安に制限時間を決めておいて、時間いっぱいは調べるようにするのがおすすめです。
解き直し&音読をサボらない
解き直しや音読をサボっていませんか?
共通テストで制限時間に苦しむ人が多いのは、英語・数学・国語。
英語や古典に関しては、くり返し音読すると、日本語や現代語を介さなくても理解できるようになります。
解く時に悩んだ所は、くり返し音読して、似た文章が出たときに詰まらないようにしたいですね。
数学などの計算系も手を動かして解き直しをしないと、類題が出ても、計算の途中で詰まることがあります。
1度出会った問題は、詰まることなく解き切ることができるよう、必ず手を動かして解き直しをしましょう。
参考までに過去問の解説をチェック
復習を雑に進めていると過去問演習を始めてからの成長速度がグッと下がってしまいます。
過去問の解説がスッキリしすぎていて、調べものをしないと理解できないことが多いからですね。
まだ見たことがない人は、過去問の「解説」部分をこのタイミングで見ておきましょう。
多くの受験生は既に赤本を手に入れていると思いますが、その解説パートを全ての科目で確認すれば大丈夫です。
※まだ赤本も青本も手に入れていない人は急いで入手してください!
今、あなたが使っている参考書と比べると、解説の手厚さが違いませんか?
赤本と参考書の解説の差は、あなた自身が調べものや、解き直しをすることで埋めていかなければならない差です。
早めに確認して心構えをしておきましょう。
まとめ
今回は「丁寧な復習」をテーマにしました!
丁寧な復習が解くスピードのアップにつながるので、今回の内容を意識して勉強に取り組んでくださいね!
次回は「ミスの種類」を解説します!お楽しみに!