第34回【英文を速く正確に読む練習法】
英語の長文で、
「読むのが遅くて、定期テストも模試も間に合わない…」
「1問解くのに時間がかかって参考書が全然進まない…」
と悩んだり困ったりしたことはありませんか?
大学受験の英語の問題は、長文読解がメインなので、早いうちに読解が得意になっておくに越したことはありません。
今回は英文を「速く」かつ「正確に」読む練習法について解説します。
最初は誰でも時間がかかる
まず大前提として「最初は誰でも時間がかかる」ことを覚えておいてください。
長文を読むのにも時間はかかりますし、その復習にはもっと時間がかかります。
時間がかかるのは当たり前のことなので、そこでめげずに勉強しましょう。
特に「解いた問題の復習が雑」だとなかなか成長せず、成長しないことがモチベーションを下げる原因になります。
復習には充分な時間を使って、丁寧に進めてくださいね。
練習法1:前から読む
英文を速く正確に読むための練習法を3つ紹介します。
1つ目は「前から読むこと」です。
返り読みをせずに、とにかく前から読むことが重要です。
無意識のうちに、関係代名詞や関係副詞、接続詞の所で右から左(英語の語順とは逆向き)に読んでしまっていませんか?
頭の中で和訳をしながら読んでいる場合は、日本語が不自然になるはずですが、多少日本語が不自然になっても、必ず前から語順通りに読みましょう。
語順通りに読もうと努力していると、途中で詰まることがありますが、詰まったときも必ず「前に戻って前から語順通り」読み直すことを心がけましょう。
前から語順通りに読むためには「動詞の語法」のインプットが必須です。
苦手な人は動詞を覚えるときに必ず動詞の語法を覚えることを意識しましょう。
単語帳の1周目から覚えるのは大変なので、2周目からでもOKです。
練習法2:速く読もうとする
2つ目は「速く読もうとすること」です。
ものすごく単純なことですが、とはいえ、実際に速く読もうという意識を持って勉強している人はかなり少ないはず。
のんびり読解していると、何問解いても速く読めるようにならないので、常に早く読む意識を持ち、「タイマーで計る」など緊張感のある環境で取り組んでください。
理解が追いつくギリギリの速さで読んで、詰まったところだけゆっくり読むという進め方がおすすめです。
もちろん復習のときは丁寧に読むことを忘れずに。
練習法3:音読をする
3つ目は音読です。
音読の際は、構造と意味の両方を意識しましょう。
片方だけ意識して音読しても意味がありません。
音読をくり返すことで、自然と英語を前から意味を掴んで理解できるようになります。
CDなどの音源付き教材を使っているのであれば、音源のスピードに合わせてやるのがおすすめ。
可能ならば倍速再生でスピードを上げていき、それでも余裕があれば、教材を閉じて本文を見ずにシャドーイングしましょう。
このときも意味を理解しながらシャドーイングしないと意味がないので、そこは注意してくださいね。
まとめ
今回は「英文を速く正確に読む練習法」を解説しました!
次回は「大学受験までに必要な勉強時間」を解説します!お楽しみに!