第40回【問題形式を知っておこう】
大学受験に限らずテストで良い点数を取るには、どんな問題が出題されるのか、その「形式」を知っていることが重要です。
これまでに意識したことはありますか?
今回は問題形式について、解説します!
問題形式を知るメリット
形式にバラつきが出やすい英語を例に説明します。
例えば、共通テストでは「全問題が読解問題でマーク形式」で、「チャットやメール」など他のテストではなかなか見かけないタイプの読解が要求されます。
一方、大学の個別試験では、「読解、文法、要約、英作、リスニング、段落整序」などあらゆるタイプの問題を出す大学もあれば、完全に記述形式の「英作文と和訳」の2種類の大学もあります。
このように大学や試験によって問題の形式は全然違うので、最終的には各試験各科目に合わせた対策が必要になります。
各科目の形式を理解していれば、余計な勉強をせずに受験勉強を進めることができますが、知らなければ、必要ないことまで勉強してしまう可能性が高くなります。
問題形式チェック表
「志望校の過去問を早めに解いておくべき」と聞いたことがあるかもしれません。
受験勉強をし始めた段階では、過去問が難しすぎて、問題の「難易度」は判定できないので、「出題傾向」を調べるのをメインに「確認」だけしておくといいでしょう。
まず過去問を大学HPや、東進の過去問データベースから入手してください。
最終的には赤本なども必要ですが、問題形式を知るため「だけ」であれば、解説がないものでも構いません。
過去3年分程度は受験する可能性のある大学・学部を「全て」チェックしましょう。
3年のうちに少しずつ入試形式が変化している大学は、あなたが受験するときにも傾向が変わる可能性大です。
各科目どこに着目して出題傾向を把握していくか、以下の表にまとめたので、これを参考に全科目調べてください。
自分でこの表に書いてあることをチェックした上で、確認の意味も込めて
「○○大学 英語 出題形式」
などで検索し、出てくるものには10サイト以上目を通すのもおすすめ。
できるだけたくさんの情報源を元に、まとめておくといいでしょう。
志望校がまだ決まっていない場合
志望校が決まっていない場合は、まずは練習として、共通テスト同日模試までに共通テストの過去問を眺めて問題形式のチェックをしましょう。
その際にも、先ほどの表を参考にしてください。
共通テストの過去問も東進のデータベースなどで無料で入手できます。
志望校に目星をつけよう
効率的に受験勉強を進めるためにも、早いうちからある程度受験する大学を絞っていくことが重要です。
早めに必要な勉強を把握しておいた方が、遠回りをせずに合格に近づくことができるからですね。
どうやって志望校を決めていいかわからないという高1高2生は、ぜひこちらの動画を参考に1度しっかり時間を取って考えてみてください。
まとめ
今回は「問題形式のチェック法」を解説しました!
次回は「10時間勉強できる人とできない人の違い」を解説します!お楽しみに!