第27回【長文読解の勉強法】
文法、単語、解釈と英語の勉強法を伝えてきましたが、今回は長文の勉強法について。
かなり具体的に勉強の手順を書いたので、ここで紹介した通りにぜひ取り組んでみてください。
長文問題集の具体的な勉強手順
こちらの6つが具体的な勉強手順です。
- 制限時間通りに問題を解く
- 時間内で解けなかった場合、ペンの色を変えて続きを解く
- 答え合わせを行い解説を全て読む
- 全英文の文構造を理解する
- 知らない単語を辞書で調べて覚える
- 3回音源に合わせて音読する
最近の問題集は制限時間が載っていることが多いので、その時間通りに解きましょう。
書いていなければ、本文は100語で1分、問題は1問につき2分を目安に制限時間を設定して解くといいですね。
実力不足かスピード不足かを判断するために、最初は黒で、時間が足りなければペンの色を変えて解いてください。
解き終わったら、正解した問題も含め解説を全て読み、英文全体の文構造を把握します。
ちょっと大変ですが、「問題で間違えた所だけ復習する」という手抜きはNG。
このとき、知らなかった単語は「辞書で」調べる癖をつけて、出てきた単語は全て覚えましょう。
最後に音源に合わせて音読をして終わりです。
注意点
注意点は全部で3つ。
- スピード感を必ず意識する
- 解説を読み飛ばさない
- 調べもの、暗記、音読をサボらない
スピードを意識して勉強するのは非常に重要です。
スピード感の把握は計画的に進めるために必須ですが、過去問の時期になると読解スピード感が足りず苦労する人が多いので、問題集で早い時期から練習しておくべきでしょう。
ペンの色を変えて解くと、時間が足りていないのか、そもそも読解力が低いのかハッキリします。
そして復習が雑だといつまで経っても、英語力は伸びていきません。
解説は「全て」読みましょう。
特に受験勉強の初期の段階では、「読めた」と思った文も、実は構文を取り違えていることがあるので注意が必要です。
慣れないうちは時間がかかって苦しいかもしれませんが、「全文改めて読み返すのが当たり前」と思って勉強を続けてください。
また単語や音読もサボろうと思えば、いくらでもサボれてしまいます。
長文の参考書に載っている単語の解説は完璧ではないので、辞書で他の意味や用法までチェックする人の方が圧倒的に早く語彙力が伸びます。
「音読が大事と聞いてはいるけど、なんとなくやっていない」という人はかなり多いですが、せっかく問題を解いたのであれば、音読までしないと損です。
音読を続けているうちに英文を前から読めるようになり、読解スピードがどんどん上がっていくからですね。
音読をする際は
- 音源のスピードに合わせて音読する
- 構文と意味を意識しつつ読むこと
の2点を意識しましょう。
まとめ
今回は「長文読解の勉強法」を解説しました!
こちらもぜひ参考に!
次回は「文理選択・科目選択」について解説します!お楽しみに!