第33回【いつから塾にいくべきか】
「塾にいつから行くべきか」について悩んでいませんか?
早ければ早いほど学力が伸びやすいのは事実ですが、
とはいえ「お金」「時間」「やる気」の問題もあり、できれば遅い方が嬉しい高校生や保護者は多いはず。
そこで今回は塾に行くタイミングの目安について解説をします。
受験までには「意外と」勉強が必要
まず「塾に行くのが早い方がいい」理由ですが、それは入試までに必要な勉強は意外と多く、気づいたら間に合わないことが多いからです。
受験までにどれくらい勉強しなければいけないか想像できますか?
大学合格のために必要な勉強時間は、1番科目が少ない私大文系でも、ゼロから勉強すると2500時間、国立文系だと科目が増えて3500時間。
理系だとさらに勉強時間が必要で4000時間以上になることも。
仮に高3の4月から過去問演習に入る11月末までに、これを勉強し終えるとすると、単純計算で少なくとも1日平均10時間、多いと15時間以上になりますが、15時間となると現実的な数字ではないですよね。
だからこそ、なるべく早く勉強を始めるのが大事なわけです。
塾を使って勉強するのであれば、短い時間で逆転合格を狙うより、長い時間をかけた方が合格には近づきます。
勉強習慣が大事
早い時期の通塾をおすすめするもうひとつの理由は、勉強習慣をつけやすいからです。
塾に通っていると、周りに勉強している人が多かったり、塾の先生も毎日の勉強について話したりするので、刺激を受けることができます。
特に部活で忙しい人ほど、塾で強制的に勉強する環境を確保するのがおすすめです。
「まずは自分でやってみる」が成功する例は極めてまれですし、塾に行ってみてから「自分でできそうだから辞める」の方が時間を無駄にせずに済む可能性が高いでしょう。
自習室を無料開放している塾もあるので、最初のうちは講座数を少なめに週1だけ通うなどして、少しずつ勉強に体を慣らしていってください。
通塾開始タイミングの目安
塾には志望校の難易度が高い人ほど早く通うべきです。
理系は文系よりも、大学受験までに必要な勉強時間が多いので、遅くとも「高2の頭」には通い始めたい所です。
高1の数学や英語でつまずいている場合はこれでも遅いくらいでしょう。
国公立文系志望なら「高2のうちには」通い始めたい所。
数学が苦手な人はできるだけ高2の早い時期がおすすめです。
また文系私大志望でも高3の頭からはスタートさせたいですね。
高2から高3になる春休みくらいに始められると十分な勉強時間を確保できる可能性が高いでしょう。
よく「部活が終わったからそろそろ塾も…」という人がいますが、部活が終わってから受験勉強スタートだと1日平均13時間勉強しても足りないこともあります。
直前期に詰め込むのは想像以上に厳しい戦いになるため、余裕を持って学習計画を立てましょう。
やはり早めのスタートがおすすめです。
まとめ
今回は「通塾開始時期の目安」を解説しました!
こちらもぜひ参考に!
次回は「英文を速く正確に読む方法」を解説します!お楽しみに!