第39回【完璧よりも前に進むことを優先しよう】
今回は勉強を進めるときの基本方針について。
特に参考書の1周目を意識して解説していきます。
みなさんの中には
「暗記が苦手で参考書がなかなか進まない」
「基本問題はできたけど発展問題が理解できなくて進まない…」
と思うように勉強が進まずに悩んでいる人も多いと思います。
今回はそんな方向けにアドバイスをしていきますね!
まずは進むことが大事
どの科目にも共通する重要なことは「1周目は完璧を目指さない」ということ。
例えば、単語・文法・地歴など「暗記」が重要な内容については、1回で完璧に覚えるのは不可能なので、覚えられていない所があっても前に進みましょう。
「なんか不安だから」
「まだ身に付いた気がしないから」
と同じ範囲をずっとくり返しているのが1番良くありません。
「前の範囲が不安になって確認のために戻る」のも「やりすぎ」てしまってはなかなか前に進みません。
まずは前に進んでください。
何周もくり返しながら覚える方が圧倒的に早く覚えられますし、勉強が進んでいない不安も持たずに勉強を続けられます。
理系科目も1周目は正答率が半分以下で全然OKですし、発展問題の1周目はほぼ答えを読んでるだけということも「あるある」です。
「答えを読んでも分からないもの」は飛ばしても構いません。
こういったものは2周目以降、該当範囲に慣れてから改めてトライすると意外とすんなり解決することも多いはずです。
覚えてから問題を解くのではなく、問題を解きながら覚えるべき
受験勉強に限らず、テスト勉強などでも「教科書を読んで全てを完璧に覚えてから問題集を解く」という進め方をしていませんか?
これも効率的な勉強法ではありません。
教科書には大事なことが全て書いてありますが、全て書いてある分、「頻出でない内容」と「頻出の内容」が同じ濃度で書かれています。
なので、「全部暗記する」のはそれほどコスパの良い勉強ではないことも多いですね。
読むにしてもザッと全体を読んで、メインは問題演習に。
基本的には問題集をくり返し解きながら&間違いながら覚える方が効率的です。
「問題を解いてわからないところだけ部分的に教科書や参考書に戻る」というやり方で進めましょう。
インプットが不完全でも意外と解ける問題が多いことにも気付けるはずです。
完璧主義は受験勉強の大敵
受験勉強において「完璧」を追及して良い結果に繋がることはほとんどありません。
「完璧に覚えきる」という作業に必要な時間は予想しにくいので、受験勉強のペースが崩れたり、進まなさすぎてモチベーションが下がったり、といったことが起こります。
完璧を目指して良いのはせいぜい定期テストや小テスト(&その直し)くらいでしょう。
一般的な大学の合格最低点はせいぜい6割~8割です。
全ての内容を完璧に理解していなくとも、受験で合格することは可能ということですね。
まずは最短距離で最低ラインを超えることを目指しましょう。
まとめ
今回は「完璧を目指さずに前に進むことの重要性」を解説しました!
次回は「問題形式のチェック方法」を解説します!お楽しみに!