第46回【年間計画の立て方3:過去問チェック】
前回までの配信を参考に、志望校を決めて、入試方式を理解できましたか?
次は過去問のチェックです。
「早い時期に過去問を見ておくべき」
「早い時期に1回は解いておくのが大事」
と聞いたことはありませんか?
過去問の出題形式を把握するだけでも、余計な勉強をせずに済んだり、配点の大きい内容に多めに時間を割くことができたり、受験勉強に有利に働きます。
各問題の難易度までは判断が難しいかもしれませんが、現段階で過去問のどこを確認すべきか詳しく解説します!
確認すべき問題形式
確認すべき内容を下記の表にまとめたので、これを参考に志望校の問題形式を確認しましょう。
大変ですが、1項目ごとにチェックしてください。
さらに表に書かれている内容とは別に、ここ数年の変化はないか、5年分くらい通しで眺めて確認しましょう。
自分のチェックが不安なら、検索してダブルチェックするのもおすすめです。
その際は、記事や動画がいつのものかもきちんと見るようにしてください。
古い記事や動画だと入試情報が古い場合もあるので、気を付けてくださいね!
各科目の試験時間
合わせて試験時間も確認してください。
問題形式・問題量・試験時間から時間配分も考えてみると良いでしょう。
例えば英語の場合。
自分が1分間にどのくらいの単語数を読めるのか(wpm)を計って、志望校の英文量と比較しながら目標wpmを設定するのも良いですね。
これまでに受けてきた定期テストなどと比較するのもおすすめ。
定期テストと同じくらいのスピードで解き切れるのか、それとも2倍3倍のスピードでないと解き切れないのか、ザックリ確認しておくだけでも普段の勉強に対する意識が変わります。
受験勉強が進まないと、どれくらい時間を要するのか判断するのが難しい科目(数学など)もあります。
そういった場合は複数サイトで調べて、大問ごとの大まかな時間配分を知っておくだけでもOKです。
各科目の配点
勉強を効率的に進めるために、科目ごとの配点を知っておくことは必須。
大学によっては、英語の配点が全体の半分以上を占める入試形式もあります。
その場合は、全科目バランスよく勉強する方がかえって損になってしまう可能性が高いですよね。
どの科目で高得点を取れると有利になるのか把握して、普段の勉強時間の配分も考え直したい所です。
計画の立て方は次回詳しく解説します。
合格最低点
どの科目も完璧(=満点)を目指す必要はありません。
合格最低点は6割~8割の間に収まっている大学がほとんどです。
合格最低点を確認してどの科目、どの分野は絶対に落としたくないのかなどの戦略を練っておきましょう。
例えば英語については、
「文法問題と読解問題は9割、作文は苦手だから5割でも、、、」
全科目を総合的に見るときは、
「英語は8割、数学は6割、国語は、、、」
のように考えてください。
「~~大 対策」と調べれば作戦が出てくることもあるので、複数の情報源を参考に、自分の苦手科目・得意科目のバランスを取りながら考えましょう。
ストマガにも大学の目標点を科目ごとにまとめているページがあるので、参考にしてください。
まとめ
今回は「過去問でチェックすべきこと」を解説しました!