第3回【未習単元を独学する方法】
今回は未習単元を独学で予習する方法について。
自分(うちの子)には関係ないと思わずに、ぜひ読んでみてください。
実はほとんどの受験生は未習単元の予習が必要になるんです。
いつまでに終わればいい?
まずは未習単元の予習ペースについて。
「遅くとも高3の夏休み前までには全て終わらせる」という目安を思い出しておきましょう。
ほとんどの高校では、学校の授業ペースで新単元を勉強していくと、高3の夏休みまでに全単元を習い終わることはありません。
特に数学3、理科、社会は学校のペースが遅いことが多いので注意が必要。
もちろん可能ならGW前など、少しでも早い方が受験では有利なので、もっと速いペースで進めてもOKです。
独学は映像授業がおすすめ
独学は参考書でも進められますが、映像授業の方がおすすめ。
参考書で勉強すると、無意識にのんびり進めてしまって、ペース管理で失敗しがちだからです。
また大事な所を読み飛ばすこともあります。
特に定期テストで「ヤマを張って勉強」している人は読み飛ばす癖が付いている人も多いので、注意が必要です。
映像授業なら、自動的に前に進みますし、大事な所は意識しなくても講師が強調して説明してくれます。
映像授業の使い方:全科目共通
次は映像授業の注意点です。
1番大事なのは「ノートを取るよりも、授業に集中すること」。
板書はメモする程度でOK。
映像授業は何度も見返すことができるので、ノートを取るくらいなら倍速で2度3度視聴して頭に残す方が効果的です。
授業を聞くのが眠くなる場合は、立って授業を受けてもいいですし、歩きながらでも構いません。
とにかく集中して授業を全て吸収しましょう。
数学・理科の独学
数学・理科は、「解説された問題を自力で解けなければならない」ことを意識して授業を視聴しましょう。
ヒントを残すくらいの感じでメモできていればノートはそれで十分。
視聴後には、授業で解説された問題と確認問題が、自力で解けることを必ず確認してくださいね。
化学と生物に関しては、資料集にも目を通しておくといいでしょう!
そこまで終わったら問題演習です。
「セミナー」「リードα」などを使って問題を解いてはバツ直しをくり返しましょう。
問題集の1周目は、「答えを読んでいるだけ」状態になるのも普通なので、落ち込まずに続けることが大事。
バツだった部分の2周目3周目から成績が伸び始めるので、諦めず継続しましょう!
社会の独学
社会の映像授業は「教科書」「資料集」「テキスト」を開きながらメモをしつつ視聴しましょう。
資料集などで写真や図を見ると頭に残りやすくなるので、必ず該当範囲を確認する癖をつけてください。
視聴後には、「詳細ノート」など穴埋め系の問題集で演習することが必須です。
視聴するだけで全て覚えられる人はいないので、問題集を使って定着させましょう!
重要なのは「先に進むこと」です。
社会は特に、前の範囲を覚えていないせいで、不安になって復習したくなりますが、後で何度もくり返すので、まずは先に進むことが最優先。
全体が何となくでも理解できている状態の方が復習もはかどるので、イチイチ細かい所を復習するよりも、後でまとめて問題集を使いつつ、2周目3周目に取り組む方が効率的です。
まとめ
今回は「未習単元の独学法」を解説しました!
次回は「GWの勉強」について解説します。お楽しみに!