第11回【夏休みまでに未習範囲が終わる計画を】
夏休みまで1か月少しとなりました。
「夏休みまでに未習範囲が終わる」ペースで勉強ができていますか?
なぜ夏休みまでに終わらせるべき?
なぜ夏休みまでに未習範囲をゼロにしたいか、その理由は次の2つです。
- 浪人生や超進学校の受験生と演習量の差を広げないため
- 夏休みに演習に集中できるようにするため
浪人生や超進学校の受験生は、受験日の1年以上前に全範囲習い終わっていて、問題演習を続けています。
現役生が不合格になってしまう原因のほとんどは「問題演習不足」です。
演習量で差をつけられないためにも、できるだけ早く未習範囲をなくしたいですね。
特に夏休みは受験勉強に使える時間が長い分、問題演習で大きな差がつきやすいので、そこまでに演習メインの学習に切り替えましょう。
現役生は夏休み以降、学校の授業や定期テストがあって思うように問題集が進められないと感じることも多いので、夏休みの演習量は合否に本当に直結してきます。
1か月~1か月半あれば終わる!まずは今すぐ数字を使って計画を
まだ未習範囲の学習を始めていなくとも、1か月~1か月半あれば終わらせられます。
少し夏休みに入ってしまうかもしれませんが、それでも諦めず絶対に1か月半以内に未習範囲をゼロにしましょう。
まだ未習範囲の予習ができていない人は、予習を終えるための計画を今すぐ立てる必要があります。
ここでは「化学」の未習範囲をスタディサプリで勉強するAさんの例を紹介します。
Aさんの学校の進度的に、未習範囲として残っているのは
- 高3 スタンダードレベル化学<有機編>22講義
- 高3 化学<無機編>12講義
だとします。
1講義視聴するので1時間くらい。合計すると、22 + 12 = 34講義で34時間分。
講座範囲に対応するセミナー(問題集)の基本問題を解くのに、2時間かかるとすると、全部で 34 × 2時間 = 68時間です。
授業と演習を合わせて102時間なので、毎日2時間ずつ進めれば51日でクリアできることになります。
数学でも理科でも社会でも計算の手順は同様です。
具体的に数字を使って計算して計画を立ててみましょう。
土日は10時間以上勉強することも?
毎日2時間3時間というのが難しければ、休日に稼げるだけ稼ぐのが大事です。
また未習範囲の勉強が2科目3科目ある場合には、かなり頑張らなければならないこともあるでしょう。
土日は10時間以上勉強していかないと間に合わない、なんてことも「あるある」です。
夏休みは毎日10時間~12時間、人によっては14時間勉強することもあるので、今のうちに体力をつける練習と思って頑張りましょう。
学校の授業があるときでも、学校と合わせて毎日10時間以上勉強できる人は、夏休みになっても毎日10時間勉強をキープできるはずです。
まとめ
今回は「未習範囲を夏前までに終わらせる」ことをテーマに解説しました!
次回は「模試の成績別おすすめ勉強時間」について解説します!お楽しみに!