第15回【古典文法勉強法】
今回は「古典文法の勉強法」について。
単語と同じく、古典文法で覚える内容は英語と比べれば多くありません。
正しい勉強法で早めに基礎を固めましょう!
識別・活用・意味について
古典文法で押さえるポイントは3つ!
識別・活用・意味。
識別とは、文中の単語を「動詞・形容詞・助動詞(あるいはその一部)」などに判別することです。
例えば、「ぬ」には以下の2つのパターンがあって、
打消の助動詞「ず」(未然形接続)の連体形
完了の助動詞「ぬ」(連用形接続)の終止形
次のように識別します。
連体形+ぬ→完了
未然形+ぬ→打ち消し
こうした識別を理解するためには、単語の活用や接続を覚える必要があります。
それぞれのパターンで意味が異なるため、意味も個別に覚えることが大切です。
古典文法の勉強手順
勉強手順は以下の通りです。
- 文法の重要ポイントを授業などで確認
- 問題を解く
- 解説を読み、間違えた問題を復習
- 間違えた問題をもう1度解く
「識別・活用・意味」を意識して重要事項を学校の授業、映像授業、講義系参考書などで確認し、その上で問題演習に取り組みましょう。
問題は「なんとなく正解した」では意味がありません。
根拠を考えて解き、答え合わせで「考え方」も正しいか確認してください。
またバツ直しを通して知識が定着するので、サボらないように。
効率的な暗記法1:活用は音読で暗記!
動詞や助動詞の活用パターンは決まってます。
例えば「書く」は四段活用で、「書か・書き・書く・書く・書け・書け」。
四段活用が「ア・イ・ウ・ウ・エ・エ」と覚えていれば瞬時に答えられます。
「パターン」はそのまま暗記するのが一番。
テキストを見なくても口ずさめるまで活用パターンを音読しましょう。
効率的な暗記法2:接続は歌で暗記!
特定の助動詞の上に来る動詞や形容詞の活用形は決まっています。
接続は、使われている助動詞を判断する上で重要なヒントになります。
「もしもしかめよ」などの音に乗せて、同じ接続の助動詞をセットで覚えましょう!
こちらも参考に。
効率的な暗記法3:助動詞の意味は語呂で暗記!
助動詞には複数の意味があり、暗記しにくいものもあります。
例えば、助動詞「む」には、推量・意志・仮定・勧誘・婉曲・適当、の意味があります。
頭文字を取ると「す・い・か・か・え・て(スイカ変えて)」です。
オリジナルでも良いので自分が覚えやすい語呂合わせで暗記しましょう!
暗記は継続が大切!
暗記力に差はないので、暗記できるかどうかは継続力が全て!
古文は暗記しなければ読めない文章が多いですが、逆に言えば暗記さえしておけば、ほとんど読めて、問題も解けるようになります。
他の科目と比較しても高得点を狙いやすい科目なので、早い時期から「継続的に」勉強して知識を固めていきましょう!
まとめ
今回は「古典文法の勉強法」について説明しました!
もっと詳しいことはこちらの動画でも解説しています!
次回は「高1高2が夏休みに勉強すべきこと」を解説します!お楽しみに!