大学受験の勉強を始めても、順調に勉強が進むことはなかなかありません。
そこで、スムーズに勉強を進めるために塾や予備校に通わせよう、と考える保護者の方もいるでしょう。
しかし実際のところ、塾に通ったとしても授業を受けるだけで、普段の自学自習までサポートしてもらってる生徒は少ないのです。
普段の自学自習までサポートしてもらえないため、科目ごとに進み具合にばらつきがあったり苦手科目でつまづいたりと、勉強のペースが一向に改善されない受験生が後を絶ちません。
そこで、塾・予備校を「授業を受ける」ためだけでなく、受験勉強の「ペースメーカー」として使うことをオススメします。
「ペースメーカー」として使えば、勉強進捗の管理や修正をしてもらえたり普段の自学自習のサポートを受けられたりするなど、様々なメリットがあります。
当記事では、
- 「ペースメーカー」の役割とメリット
- そもそもなぜ「ペースメーカー」は必要なのか?
- 誰にペース管理してもらうべきか?
- 「ペースメーカー」として使える具体的な塾や予備校
などを紹介します。
受験勉強における「ペースメーカー」の役割
そもそも受験におけるペースメーカーとはどういうものなのでしょうか?それは『受験計画を立ててそれが正しく進んでいるか管理してくれる人』のことです。
塾や予備校に通うにしても、やはり自宅学習の時間は欠かせません。むしろ受験は自宅学習の時間が圧倒的に多いので、そこも含めてしっかり管理してくれるかどうかがカギとなります。
マラソンでも、ランナーのペースを保つためにペースメーカーがいますよね。ペースメーカーがいることで、始めから飛ばしすぎたり遅すぎたりせず適切な速さで走ることができます。
受験のペースメーカーもそれと同じイメージ。志望校合格という目標に向かって、正しいペースで疲れすぎることなく走りきるために必要な存在なのです。
でもこれだけだとなんだか漠然としていますよね。具体的に大学受験においてペースメーカーが必要な理由を掘り下げてみましょう。
限られた時間で膨大な量を勉強するにはペースを決める必要があるから
大学受験では限られた時間の中で膨大な量の勉強が必要です。
レベルによっても違いますが、基本的に大学受験で必要な勉強時間は2500~3500時間と言われており、国公立や医学部を目指すと更に勉強量を増やさなければなりません。
一年間勉強すると考えると、1日の勉強時間は約7~9時間ほど。これだけやれば十分な気もしますよね。しかし実際、平日は高校がありますし休日も毎日暇なわけではありません。友人との予定が入っていたりするでしょう。
そもそもいきなり10時間近く勉強しろといわれてできる人はほとんどいません。今まであまり勉強してこなかったのに、急に長時間勉強をするのは無理があるのです。
これらのことを考えると実際に勉強できる時間というのはかなり限られます。志望校レベルが上がれば科目数が増えたり問題レベルも上がるので、さらに厳しい戦いになるでしょう。
この限られた期間内で志望校合格ラインまで学力を伸ばすためには、不必要なことに取り組んでいる暇は無いです。むしろ合格に確実に必要な勉強以外は捨てるくらいの覚悟を決める必要があります。
自分に必要なことだけを選び取り、それを正しいペースでこなしていくという作業が必須なのです。
これが達成できないと、結局必要な勉強のペースが間に合わず泣く泣く不合格になってしまう、という事態になりかねません。
一番成績を上げられる自学自習の時間をしっかり管理してもらう必要があるから
塾に通っていたとしても、授業を受けるだけでは志望校に合格しません。なぜなら、大学受験の9割が「自学自習」の時間になるためです。
どれだけ毎週塾に通っていようが、そこで学んだことを自学自習の時間で活かせなければ身になりません。塾の授業を受けただけで満足しているような状態ではダメということです。
特に、一般的な授業タイプの塾の場合、講師が指導する内容はあくまでも『全体に合わせて平均化した内容』にすぎません。基礎の部分はカバーできるかもしれませんが、自分の志望校がそれよりもハイレベルだった場合はそれだけでは足りないでしょう。そうなると、残りの時間でそれを補うための自学自習をすることが必須になります。
しかし「塾に通っている時間以外は監視の目もないし正直サボってしまう・・・」という人もいるでしょう。気持ちはわかります。
本来自学自習時間のペース管理は自分でやるべきもの。しかし現実にはなかなかそうは行きません。だからこそ、その時間にもしっかりと学習管理をしてくれて、受験生のペースメーカーとなってくれる存在が必要なのです。
大学受験を成功させるために「自学自習」の勉強の質を上げていきましょう!
ペースメーカーは塾や予備校に頼むのが理想!
ではこのようなペースメーカーは誰がやるべきなのでしょうか? 一番の理想は、塾や予備校がやってくれることです。
先述の通り一人だとモチベーションに左右されたり、ついサボってしまうこともあります。それ以前に、『どうやって学習のペースを管理すれば良いのか?』がわからず挫折してしまう可能性もありますよね。
しかし塾や予備校がペースメーカーとなることで、具体的な勉強計画からペース管理まで受験のプロにお願い出来るので、志望校合格に必要な勉強の道筋を描けます。
ではペースメーカーを塾や予備校がやるべき理由は、他には具体的にどのようなモノがあるのでしょうか?
受験には専門知識が必要だから
ペースメーカーとして保護者が受験生の勉強の管理をしようと考えてる人もいるでしょう。
しかし、大学受験には専門知識が必要です。受験科目の知識が無ければどれぐらい勉強すれば志望校に合格出来るかイメージがつかないですし、使うべき参考書や勉強法もわかりません。
それに受験で大切なのは科目に関する知識だけではなく、入試制度に関しても知っておく必要があります。
入試改革やセンター試験廃止など入試の現場は日々変わっている中で、最新の知識が無い方がアドバイスをするのはなかなか難しいでしょう。
保護者の方がペースメーカーになったとしても、言えることといえば「勉強しなさい!」くらいではないでしょうか?
こういった知識が曖昧だと、具体的な勉強計画は立てられません。「志望校合格に対して今のペースが適切なのか?」を判断できない以上、保護者の方がペースメーカーをやるのは適切では無いでしょう。
また、「学校の先生をペースメーカーにしてはどうか?」と考える方もいるはず。確かに受験の関する知識はあるかもしれませんが、これも現実的ではありません。そもそも学校の先生が何百人という生徒を受け持っています。そこに向けて日々の授業を考えるだけでも大変なのに、生徒個人個人の細かいペース管理まで行う余裕はありません。
それに学校の先生は、自分の科目科目についてはプロですが、それ以外の科目についての知識はあまりありません。そのため、先生の科目だけに勉強が偏ってしまったり、科目間のバランスを考えていないからパンクしてしまう、ということになってしまいます。
だからこそ、受験に精通した塾や予備校に任せるべきなのです。
『学習ペース管理に長けた塾』の見分け方
上記のような理由で、ペース管理は塾や予備校にお願いするのが理想です。
もちろんお願いするにしても、どこでも良いという訳ではありません!ペース管理に長けた塾や予備校をしっかり選ぶことが大切です。
ではどのような基準で選べばいいのでしょうか?
志望校までを見据えて必要なペースを決めてくれるか?
先述の通り受験は長い戦いです。人によっては2年近く勉強する必要があるでしょう。
そのため最初から飛ばしすぎては体力が持ちません。かといってのんびりしすぎてもダメ。きちんと志望校合格までに足りない学力を把握し、無理しすぎない程度に一定のペースで勉強計画を組んでくれる塾が良いでしょう!
科目のバランスまで見て決めてくれるか?
ほとんどの場合は複数科目を受験します。なので当然その中には、得手・不得手もあるでしょう。ペースメーカーには、この得手・不得手と実際に力を入れるべき科目とのバランスを正しく把握する力が求められます。
得意だからといって、受験にあまり必要でない勉強ばかりさせてもダメですよね。第三者の視点で合格に必要なバランスで勉強させる必要があるのです。
第三者の目線から厳しい指摘ができるか?
保護者や学校の先生だと遠慮が入ったり、逆に普段の態度を見ているゆえに関係ない部分まで不満をいってしまう可能性があります。
しかしそれは受験には関係ありません。あくまでも『勉強に関するアドバイス』を淡々と行う必要があります。
甘すぎず辛すぎず、事実を正しく伝えて受験生のモチベーションを下げることなく改善させる技量がペースメーカーには問われるのです。
受験勉強のペースメーカーになる塾・予備校3選
選ぶ上でのポイント
どの様な基準で学習ペースを管理してくれる塾を選べばいいのでしょうか?
それは、
- やるべき時期・参考書・1日どのくらい・やりかたなどまで、とことん具体的にペースを決めてくれるか
- 修正をきちんとしてくれるか
などより具体的にペース管理してくれる塾・予備校がいいでしょう。
具体的な勉強計画がないとそもそもペース管理は出来ません。勉強法や参考書の指定など含めて毎日の勉強内容を指定してくれるペースメーカーになる塾や予備校を選んで下さい。
また、順調に勉強のペースが進むことはほとんどありません。たとえ勉強のペースが遅れたとしても、具体的なアドバイスや改善案などでペースを修正してくれる「ペースメーカー」を選びましょう。
勉強のやり方を教えてくれる塾『PlusT』
『PlusT(プラスティー)』は、「ペースメーカー」として勉強法から具体的な勉強計画作り、計画の進捗管理を行う塾です。
勉強計画は「学習コーチ」に含まれおり、定期テストから志望校対策まで行え、生徒一人一人に合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作成。それに基づいて生徒の勉強のペース管理を行えます。
また、『PlusT』オリジナルの「習慣化シート」や「個人カルテ」等によってペース管理を行い、週一で勉強が計画通りに進んでいるかチェックします。
日本初!授業をしない塾『武田塾』
「日本初!授業をしない」と謳う『武田塾』は、自学自習のサポートに特化した塾です。
すべてのコースに宿題ペース管理が含まれており、生徒個別に志望校合格までに必要な勉強量から、一日に必要な勉強量を逆算。一週間ごとに宿題を提示することで、合格に必要な勉強をこなせるのです。
また、確認テストも実施するので宿題の定着度も随時把握出来るので、計画的にペース管理を行えます。
具体的な「週間計画」と学習記録でペースを管理!「学習塾STRUX」
『学習塾STRUX』は、「勉強のペース管理」など勉強計画の管理に特化した塾です。
生徒一人一人に専属ペースメーカーがつき、志望校合格に必要な学力をつけるための参考書リストや年間計画・週間計画を作成。
生徒の「強み弱み」「現在の成績」「偏差値」「得意・苦手科目」など、生徒の特性に合わせて勉強計画作りからペース管理まで行うので、本人に合った勉強法で学力を上げられます。
また、課題や習熟度テストがあるので、入試本番に必要な得点力やその日学んだ知識の定着が出来るのです。
生徒の毎日の「勉強のペース管理」は、塾向けサービス「Studyplus for school」にて管理します。
勉強のペースを毎日で把握することで「できた日」と「できなかった日」の差を比べ、計画通りに勉強を進めるために、具体的なアドバイスをしています。
このように日次で勉強進捗を可視化することで、志望校合格に必要な勉強をペース管理してもらえます。
また、その日の終わりに勉強報告と次回の宿題を提示するので、毎日レベルでペースメーカーに進捗管理をしてもらえ、生徒の課題をその場で改善出来るのです。
ペースメーカーと共に適切な勉強に取り組むなら学習塾STRUX!
このように、数は少ないながら受験生のペースメーカーとなれる塾はあります。ここからお子様に合った適切な塾を選ぶのが良いでしょう。
とはいえ、パッと見ただけではどこも同じに見えてしまいますよね。しかし塾によっては、受講回数が限られていたり、週に受ける回数を増やすと料金が跳ね上がったりするケースもあります。
これでは勉強をする中で疑問点がたくさん出てきた場合に、教えてもらえる回数が少なくなるので困りますよね。
また集団授業の場合もあり、それでは一人一人にコミットした指導はあまり期待できません。『ペースメーカー』である以上は、常にお子様のそばについて勉強のサポートをしてもらいたいですよね。
そんな塾のひとつが、最後にご紹介した「学習塾STRUX」。学習塾STRUXなら、『計画作成〜合格獲得』までワンストップでサポートする体制が整っています。
まず最初に受験生一人一人の『現状の強み・弱み』をもとに、志望校合格までに具体的に何点必要かを策定。
ゴールを数字ベースで明確にした上で『どの教科を』『どういう方法で』『どの参考書を使って』『どういう順番で』ということを計画にまで落とし込みます。これによって、受験生が今やるべきことに迷わなくなるのです。
この計画に取り組む中で出てきた疑問点等は、全て「Studyplus for school」を通じて24時間体制で質問できます。もちろん追加料金等は一切かかりません。
また、学習塾STRUXには独自の『演習ゼミ』があります。ここでは、独自開発した問題の解き方を指導しているため、日々の勉強に生かしてもらうことも可能です!
きちんとした考え方さえ身につければ、どんな状況でも自学自習できるようになりますからね。学習塾STRUXは、自走に必要な力を全て提供しているのです。
もちろん最初はそのように感じるでしょう。
そのような方に向けて、学習塾STRUXでは実際のコンテンツを試せる無料体験をご用意しています。無料体験で学べるのは以下の内容です!
- ヒアリングを基に参考書リストと総勉強時間の算出
- 年間計画作成
- 週間計画作成
- 解き方や考え方のレクチャー
- 計画の活用法のレクチャー
- 参考書では補えない考え方を身につけるための『演習ゼミ』
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この無料体験で学習計画を立てるだけでも、今後の財産になるのは間違いありません。少しでも興味を持っていただけたら、是非無料体験にお越しください!