同志社大学傾向と対策

関西の有名私大、関関同立の中で偏差値が最も高い同志社大学。その中でも、今回は、経済学部を例に取って見ていきたいと思います。

経済学部では、社会の問題を「理論」「政策」「歴史」の観点から分析し、解決への道を探る過程で経済学的なものの見方、論理的思考力を養うことを軸としています。
様々な観点から物事を見る力を養うため、経済学の基礎知識だけではなく、学部独自に「科学と技術」「文化と社会」というテーマの科目も設置されています。講師として最先端研究を担う技術者などを招き、環境や文化などの知識も取得できます。

また、パソコンの基本操作から高度な情報システムの設計・構築まで段階的に習得できる「情報系科目」も設置されており、文系学部としては圧倒的に充実した情報教育カリキュラムも履修できます。
卒業後は、メーカーや金融関係に就職する人が多いです。公認会計士や税理士を目指す人向けに「会計士講座」も準備されており、自分の進む道に合わせて必要な知識を取得することができるでしょう。

Part.1 同志社大学の試験・出願情報

同志社大学の入試は一般的な私立大学同様、全学部方式と個別学部方式に大きく分かれています。今回は、個別学部方式を中心に見ていくことにします

試験日・入試形態・出願について

一般入試
期日 2月4~10日のいずれか(前期日程)
共通テスト 不要(一部利用可能な方式あり)
2段階選抜 なし
出願時期 1月
科目 独自試験:
外国語(英語など)
国語・選択科目 (地歴・公民・数学)

全学部方式(「全学部日程」)は文系・理系に分かれており、日程は理系が4日、文系が5日になっています。

全学部方式は2日程、学部個別は5日程しかないため、、同一日程で実施される学部の併願はできません。たとえば個別試験の「文学部」と「経済学部」は同じ日程で実施されるため、どちらも受験したい場合は全学部日程でどちらか、個別学部日程でどちらか、という形で受けることになります。受験会場も全国にあることから、併願校としても受けやすくなっています。

Part.2 同志社大の配点と目標点

ここからは、同志社大学の配点と目標点数について触れていきます。こちらでは、「経済学部」の学部個別日程を見ていきます。
配点と目標点数については、最低点をもとに考えていくことになります。配点からどの科目で確保すべきなのか把握しましょう。

配点・科目

独自試験
英語 200点
国語 150点
選択科目 150点

配点は、英語200点、国語150点、選択科目 (地歴・公民・数学) 150点です。
文系学部はどの学部であってもこの配点になります。社会・数学の選択は「日本史」「世界史」「政治・経済」「数学(1A2B)」から1つ選択するという形になります。

目標点数

合格最低ライン目安
350/500点
パターン1:標準
英語 150/200点
国語 105/150点
社会・数学 120/150点
合計 375点
パターン2:英語が得意
英語 170点/200点
国語 100/150点
社会・数学 105/150点
合計 375点
パターン3:選択科目が得意
英語 130/200点
国語 115/150点
社会・数学 130/150点
合計 375点

次に、目標点数を確認しましょう。こちらも「経済学部・学部個別日程」を見ていきます。過去2年の合格最低ラインは、70%前後となっています。

基本的には「全科目まんべんなく」取っていきたいですが、文系だと国語の点数を安定させるのが難しいため、英語と社会または数学で高得点を取っておくほうが安定して点を取ることができるでしょう。

模試一覧
5月 河合全統共通テスト模試
6月 エール学園関関同立学力判定模試
9月 駿台・ベネッセ大学入試共通テスト模試
10月 河合全統共通テスト模試、駿台・ベネッセ大学入試共通テスト模試
11月 エール学園関関同立学力判定模試
12月 夕日丘予備校関関同立プレ模試

大学名を冠して実施されるいわゆる「冠模試」は、多くの大手予備校では関関同立を対象にしていません。大阪にあるエール学園、夕日丘予備校では、関関同立の問題形式に近い模試を受けることができます。これらの模試は関関同立のキャンパスで実施されるため、入試本番の雰囲気を予め体感できるという意味でも受験しておくと良いでしょう。
「共通テスト利用」での受験を想定している人は各予備校の「共通テスト模試」を受けることで、本番形式に慣れる練習ができます。

併願校・志望変更

同志社の他学部
社会学部、商学部等
関西の他大学
立命館・関西大学、近畿大、龍谷大

同志社大学を第一志望とする場合の併願パターンを見ていきます。

全学部日程と学部個別日程でそこまで日数の幅があるわけではなく、、同じ学部は基本的に2回まで(全学部・個別それぞれ1回)チャンスがあることになります。ただし、先述の通り「同じ日程の学部個別日程」の学部は併願できないため、日程をよく確認しておく必要があります。「絶対同志社に行きたい!」という場合は学部にこだわらず受けても良いですが、傾向等に注意しましょう。
同志社を併願校として使う場合も、日程的に合う方式で受験すれば良いです。全学部日程のほうが概して定員が少ないため、おすすめは学部個別日程です。

関西圏の似たような私大を受験していくのであれば、立命館大学・関西大学など同レベル〜少し下を狙うのもいいですし、あまりレベルを気にしないというのであれば龍谷大、近畿大などを受けておくとレベル的にもバランス良く受験できるはずです。関西圏以外の会場でも受けられるため、近場の大学(関東なら日東駒専レベルなど)で押さえられれば良いでしょう。
浪人できないという場合はもっとレベルを下げた滑り止め大学まで決めておきましょう。

Part.3 科目別の勉強法と攻略法

最後に同志社大学の勉強法と傾向対策を見ていきます。 同志社大学は入試傾向が学部間で大きくは変わらないため、複数学部にまたいでの対策もしやすくなっています。

全学・個別どちらの方式でも、勉強の優先度としては基本的には文系なら英語>>>社会>国語、理系なら数学>理科>英語という形になるでしょう。ただ、国語や理系英語は入試が近づくと対策できる時間も限られてしまうため、高1・高2のうちに基礎的な内容は確実に固めておきたいところですね。

英語

どの学部であっても長文問題2つと会話文の合計3問の出題となっています。長文のうち1問では和訳問題が出題され、会話文の最後に「本文中の日本語を英語に直す」和文英訳が出題されます。、会話文や英作文は別途対策が必要なので、早めに対策しておきたいところですが、メインはあくまで長文問題ですから早めに単語・文法や英文解釈を固めて長文演習に入れるようにしておきましょう。

国語

現代文、古文の1問ずつが出願されます。問題数はそこまで多くありませんが、最後に必ず30〜40字の記述問題が出題されます。共通テストなどに問題形式は近く、知識問題も助動詞や単語の意味などが中心なので、文学史などの対策の必要はほとんどありません。共通テストレベルで確実に点がとれるようになると勝率が高くなります。

社会

こちらはすべて、穴埋め問題になっているため、他の大学同様「高3の夏前には全範囲を履修する」ことを目標にしておきます。それ以降一問一答と私大向けの問題集で対策をしていきます。細かい知識を問われる問題もありますが、基本部分を答えられるようになっておけば十分7割以上を狙えるようになります。

数学

文系数学は穴埋め1問、記述2問が出題されます。問題のレベルとしては極めて難解というわけではないですが、時間を意識しないと間に合わないこともあるので、共通テストなども使って、早く・正確に解く練習をしておきたいところです。
理系の場合は穴埋め1問、記述3問で、記述問題はほとんど数3からの出題になっています。こちらもものすごく難しいというわけではないですが、小問数や計算量は多いため「早く・正確に」が求められます。計算用の参考書なども別途使っていきましょう。