どの入試でも避けては通れない英語長文読解。「勉強してるのに、長文問題の点数がなかなか上がらない……」「長文問題で安定して点数を取れるようになりたい……」なんて人も多いのではないでしょうか。そんな長文問題で確実に実力をつけたい人にぴったりの問題集が、『基礎英語長文問題精講』です。この記事では、『基礎英語長文問題精講』を使った勉強法についてお伝えします。
「基礎英語長文問題精講」の基本情報
「基礎英語長文問題精講」は、長文読解で重要となる「精読」の力を養える参考書。厳選された長文問題が40題収録されています。
30年近く前からあるロングセラーの参考書ですが、2021年2月に改定され、最新の入試傾向を反映した設問に変更されています。
「基礎英語長文問題精講」の特徴
それでは、参考書の特徴を見ていきましょう。
「基礎英語長文問題精講」の特徴1:充実した問題形式
1つ目の特徴は、様々な形式の設問が用意されていることです。語彙問題や文法問題、和訳といった記述式の問題も用意されており、英語力全体を底上げすることができます。色々な形式の問題に慣れるという点でも、非常に役に立つ参考書となっています。
基礎英語長文問題精講の特徴2:教養が身に付く
2つ目の特徴は、英文を通して教養が身に付くということです。どれも良質な長文問題が厳選されており、受験における頻出・重要テーマを勉強することができます。問題となっている英文のテーマや背景知識に関するコラムも掲載さてれいるため、受験全体を通して役立つ教養を自然と身につけることができるでしょう。
基礎英語長文問題精講の特徴3:全英文の音声付き
3つ目の特徴は、全ての英文の音声をダウンロードできることです。サイトからのダウンロードのほか、旺文社リスニングアプリ「英語の友」でも聞くことができます。スマホ一つで手軽に復習できるので、通学時のスキマ時間にぴったり。リスニング力アップにも役立ちます。
基礎英語長文問題精講のレベル
レベル:高校2・3年生向け
この「基礎英語長文問題精講」は、ある程度長文読解の基礎が身についている人におすすめの参考書です。受験を本格的に意識し出す高校2年生・3年生から始めるのが良いでしょう。
「基礎英語長文問題精講」シリーズの別の参考書
この「基礎英語長文問題精講」はレベル違いで「入門英語長文問題精講」「英語長文問題精講」があります。旺文社によると、レベルは以下の通りです。
- 入門英語長文問題精講:入門(入試基礎〜共通テスト〜私大標準)
- 基礎英語長文問題精講:基礎(共通テスト〜私大標準〜国公立大標準〜私大難関)
- 英語長文問題精講:標準(私大難関〜国公立大難関)
「基礎」という名前がついているものの、「基礎英語長文問題精講」はなかなかレベルが高いです。英語長文に自信がないという人は、まずは「入門英語長文問題精講」から始めてみましょう。英語長文にある程度自信がついてきた人は、「基礎英語長文問題精講」から始めることをおすすめします。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 安定して長文の点数を取れるようになりたい!
- 1冊の参考書でMARCHレベルから早慶レベルまで対策したい!
- とにかくたくさんの英文に触れたい!
- スキマ時間で勉強したい!
- 志望校がMARCH~早慶レベル!
「基礎英語長文問題精講」は全40題収録されているので、たくさんの英文に触れたいという人におすすめです。やりごたえのある問題ばかりなので、この一冊を極めることで私大入試にも通用する力を養うことができます。
ただその分、まだ英語長文に自信がない人や、少ない英文から始めたいという人は途中で挫折してしまう可能性が高いです。また、1ページに多くの情報量が詰め込まれているというのもこの参考書の特徴です。人によっては読みづらいデザインなので、参考書選びの際はその点に注意してください。
他の参考書と見比べて、自分のレベルや目標に合ったものを選ぶようにしましょう。同じシリーズの「入門英語長文問題精講」から始めるのもおすすめです。
ほかのおすすめ長文問題集も見たい、メリットやデメリットをきちんと比べたい、という人は、こちらの記事もチェック!
戦略02 基礎英語長文問題精構の使い方・勉強法!
早速、具体的な使い方を見ていきましょう。
基礎英語長文問題精講の使い方の基本ステップ
基本的なステップはこのようになっています。
1周目
- Step1.
- 何も見ずに、自力で設問を解く
- Step2.
- 解き終わったら、解答と解説を見て答え合わせをする
- Step3.
- 和訳を見て、正しく長文を読めていたか確認する
- Step4.
- 付属の音声を聞きながらもう一度長文を読み返す
1周目は、解答と解説をじっくり読み、なぜ間違えてしまったのか理解することが大事です。2周目以降も効率的に勉強できるよう、間違えた問題にはチェックをつけておきましょう。この1周目を1問あたり1時間から1時間半で終わらせられるとなお良いです。
2周目
- Step1.
- 前回間違えた問題を中心に解き直す
- Step2.
- 解き終わったら、解答と解説を見て答え合わせをする
- Step3.
- 間違えてしまった原因を分析する
2周目以降は、1周目に間違えた問題を徹底的に復習し、同じ間違いを繰り返さないようにすることが重要です。
「基礎英語長文問題精講」の勉強法の大原則
「基礎英語長文問題精講」を使う上での大原則は、次の2つです。
- 答え合わせはじっくり
- 間違えた問題は必ず時間をおいて復習する
長文演習の要は答え合わせにあると言っても過言ではありません。問題を解いた後は、じっくりと解答・解説を読み込みましょう。間違えた問題はもちろん、正解した問題も、本当に考え方が合っていたかどうか確認しましょう。徹底的に答え合わせをすることで、今後同じような問題が出た際に自信を持って解答できるようになるはずです。
また、間違えた問題は必ず復習しましょう。復習をおろそかにしたまま別の問題集に手を付けるよりも、同じ問題集に繰り返し取り組む方が学習効率が高いです。全ての問題を一通り解き終えたら、2周目は間違えた問題を中心に解き直すことをおすすめします。
こういう使いかたもある!基礎英語長文問題精講を最大限活用するコツ!
基礎英語長文問題精講にはいろいろな使い道があります。自分に合った勉強法を見つけて、最大限活用しましょう。
付属音声を活用する
基礎英語長文問題精講では、40の長文問題が全て音声化されています。
旺文社リスニングアプリ「英語の友」でも聞くことができます。これを活用しない手はありません。問題を解き終わった後、復習として音声を聞くことをおすすめします。
Aくんの例:
通学の電車の中で、これまで解いた問題の音声を聞くようにしています。スキマ時間を使って効率的に復習できるので、とても助かっています。
長文を音読する
他にも、長文を音読するというやり方もあります。問題を解き終わった後に音読すれば、記憶も定着しやすくなります。息抜きにもぴったりな勉強法です。
Bさんの例:
解いた長文は、最低一回は音読するように心がけています。音読を始めてから、英文を読むスピードがぐんと上がりました。これからも続けていこうと思います。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは次の3つでした。
- 自分のレベルに合った問題集選びが大切
- 「答え合わせはじっくり」「間違えた問題は必ず復習」
- 音声を活用したり、音読するという方法も!
最後にもう一度「基礎英語長文問題精講」がおすすめな人をまとめておきましょう。
- 安定して長文の点数を取れるようになりたい!
- 1冊の参考書でMARCHレベルから早慶レベルまで対策したい!
- とにかくたくさんの英文に触れたい!
- スキマ時間で勉強したい!
- 志望校がMARCH~早慶レベル!
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば英語の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
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