2021年度は共通テストをはじめとして、多くの大学で入試制度が変わります。今回は共通テストの国語に関する変更点をご紹介しましょう。
共通テスト国語における変更点の概要について
- 変更規模
- 大
共通テスト国語における変更点の詳細について
国語に関しては、配点や大門の数などは従来通り。大問4つで200点満点です。
ただし全体的な問題の出題傾向が変わります。出題される文章のテーマが多様化するのでしっかり確認しておきましょう。
具体的な変更点は以下の通りです!
より実用的な文章が出題される
従来通り小説や論文に加え、より実用的な文章が出題されます。
例えば、1回目のプレテストでは「高校の生徒会規約に関する文章」、2回目のプレテストでは「著作権法についてのポスター」というテーマが出題されました。
これまでよりも実生活に近い形の設問が出されるということ。様々なテーマの文章を読み解きながら、そこからいかに多方面から情報を読み取れるかが重要視されます。
評論では限られた文章から多くの情報を把握する必要がある
評論に関しては「法律の条文」「掲示物の文章読解」なども加わり、こちらもテーマが多様化。
いずれも説明文が短めのため、限られた情報の中から要点を正確に読み取る必要があります。根拠の部分も出典が散らばっているため、上手に処理していきましょう。
具体的には下記のような問題が出題される予定です。
小説では詩歌に関する知識も覚えておくと得
小説も基本的には評論と同じように本文の読み取りですが、詩やエッセイの読み取りが出題される可能性もあるので、念のため詩歌の表現技法なども覚えておくといいでしょう。
ただし確実に出題されるわけでないので、そこまで念入りに行う必要はありません。
出題されるとしたら以下のような感じです。
古文・漢文の問題文が少し変わる
範囲としては、これまでにはなかった「漢文が示す故事成語」に関する出題が増えます。
出題形式も少し変化し、「文章の解釈について生徒同士がやり取りしている」形のものが追加される予定です。
形式自体は新しいですが、前後の生徒の会話がヒントになる可能性もあるのでそこまで難易度が上がるというわけでもなさそうですね。
具体的には以下のような形です。
複数マークや0マークが登場する可能性もある
これまでのセンター試験では、1題につき解答は1つだけでした。しかし共通テストでは「複数解答パターン」「正解がなければ0をマークする」という形になる可能性もあります。
これは確定情報ではないので今後変わる可能性はありますが、いずれにしてもヤマ勘ではなくしっかりと根拠を持って解答することが求められてきそうです。
まずは現行のセンター試験対策に則り勉強しよう!
以上のように文章テーマが増えますが、基本的にやることは「文章の読み取り」です。いきなり分野が削られたり配点が変わるといったことはありません。慌てずに現行のセンター試験対策を中心に勉強していきましょう!
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