2021年度の入試から導入される共通テストにより、あらゆる大学で入試方式が変わるなど大きな影響が出ています。
東京大学では、どのような入試変更点があるのでしょうか?
当記事では、2021年度以降の東京大学の入試変更点について紹介します。
東京大学の変更概要
入試の変更規模 | 中 |
変更がある学部 | 全て |
東京大学では、各学部ごとでの細かい変更点はありません。
大学全体でもあまり変更点はありませんが、英語に関しては配点など注意すべき変更点があります。ここでしっかりとチェックしましょう。
共通テストにより配点の変更
センター試験から共通テストに変更するにあたって、英語科目の配点が変わります。
今までのセンター試験では、英語は筆記のみを配点に加算していましたが、2021年度入試からはリスニングの点数も換算されるようになりました。
これまでは、東京大学では「センター試験の点数900点を110点に圧縮し、2次試験の点数440点との合計点で合否を決める」ことになっていました。これ自体は従来と変わらないのですが、今まではこのセンター試験の900点にリスニングの点数は含まれていなかったのです。
一方で「2段階選抜」の制度(いわゆる「足切り」)に使われるセンター試験の点数には、リスニングの点数が含まれ、(筆記200点+リスニング50点)×0.8の200点満点で計算していたのです。
これが、2021年度からは2段階選抜(足切り)だけではなく合否を決める点数にもリスニングの点数を盛り込むことになったのです。
2021 年度の共通テストの配点は以下のように変更になっています。
・リーディング(筆記) 200点→100点
・リスニング 50点→100点
東京大学では、これをそのまま使うのではなく、以下のように換算して利用することになりました。
・リーディング 140点
・リスニング 60点
その他変更点
【3】予告の変更 国における大学入学共通テストの記述式問題(国語・数学)の導入見送 りを踏まえ,2021 年度(令和 3 年度)の一般入試においては,記述式 問題の結果は利用できないことから,現行の大学入試センター試験と同様に,マーク式問題のみを利用します。
(引用:2021 年度(令和 3 年度)東京大学入学者選抜(一般入試) に関する予告についてhttps://www.u-tokyo.ac.jp/content/400131334.pdf
平成31年3月8日時点では、「大学入学共通テストの記述式問題(国語・数学)の結果は本学の入学 者選抜に利用する」と発表されていました。
しかし、令和2年2月10日時点では、記述式問題の導入延期を受け「マーク式問題のみを利用する」と発表されているので、混在しないように注意して下さい。
ここはまた変更点がある可能性があるので、東京大学からの入試に関する発表は随時確認しましょう。
調査書の評価
主体性の評価(調査書等の活用)に関しては、調査書の改訂状況等を踏まえて検討を行い、方針を決定します。
(引用:2021年度入学者選抜(2020年度実施)に関する予告について
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_admission_method_05.html)
上記の通り、調査書の評価についてはまだ確定していません。
しかし、検討して方針を決定するとのことなので、調査書に関する新たな発表が出る可能性があります。
東京大学の入試変更の対策
リスニングの比重を若干高くする
大きな変更点という訳ではありませんが、リスニングの配点が若干高くなったので、リスニングの勉強をおろそかにしないようにしましょう。
東京大学から発表された内容は逐一チェック
その他変更点でも紹介した通り、検討中の内容など、入試について更に変更点が発表される可能性があります。
入試に関する情報はしっかりチェックしましょう。
東京大学ホームページで非常にわかりやすく2021年度の入試変更点についてまとめられているので、こちらも参考にしてみて下さい。
東京大学_2021年度入試
(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0605_00018.html)
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