『現代文キーワード読解』は、高校基礎レベルの現代文読解を身につけたい人にオススメの参考書です。単語ごとに具体例を交えて丁寧な解説を掲載しているため、現代文に苦手意識がある人も使えます。
『現代文キーワード読解』を1冊やり切れば、定期テストから共通テスト・国立2次・早慶レベルまでの問題に対応できるようになるでしょう。
今回の記事では『現代文キーワード読解』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『現代文キーワード読解』はどんな参考書?
それではまず『現代文キーワード読解』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥990
- 収録単語数
- 210個
- ページ数
- 360ページ
- 習得にかかる時間
- 50時間
- レベル
- 定期テストから共通テスト・国立2次・早慶レベルまで
『現代文キーワード読解』は、現代文の勉強の一歩目にふさわしい1冊です。これまで現代文単語の勉強をしてこなかった人でも、高校の授業で出てきた重要語を基礎からじっくり勉強できます。
「現代文が苦手」「いつもなんとなくで読解してしまっている」という人は『現代文キーワード読解』を使いましょう。
現代文単語は、英単語や世界史知識問題とは異なり、そのまま問題として出題されることはほとんどありません。そのため、現代文単語の勉強は後回しになりがちですが、正確に文章を読めるようになるためにも時間があれば勉強しておきたい内容です。
『現代文キーワード読解』のメリット・デメリット
メリット
- 厳選された重要単語が掲載されているため1冊取り組めば必要な語を網羅できる
- 単語の意味から文章を理解できるようになる
- 手のサイズにフィットするため電車でも勉強しやすい
デメリット
- あくまで単語帳であるため読解の勉強はできない
『現代文キーワード読解』は、現代文に頻出のキーワードを基礎から勉強できるため初心者でも使いやすくなっています。1冊で定期テストから共通テスト・国立2次・早慶レベルまで十分対応できます。
持ち運びやすいサイズ感なので、通学中などに勉強するのがオススメです。
数単語覚えるごとに確認テストがあるため、暗記した知識を実際にアウトプットしながら定着度合いを確認できます。ただし、あくまで単語帳であり、読解の演習ができない点は注意しましょう。
現代文キーワード読解がオススメな人
『現代文キーワード読解』は以下のような人にオススメです。
- 現代文が苦手な人
- いつもなんとなくで読解している人
- 重要語から文章を理解できるようになりたい人
- これまで現代文単語の勉強をしてこなかった人
- ポイントごとに確認テストをしながら単語を身に付けたい人
『現代文キーワード読解』は、基礎から現代文に頻出の単語をしっかり固めたい人にオススメの参考書です。まだ受験勉強が始まっていない1〜2年生が現代文を勉強する足掛かりとしても使えます。
『現代文キーワード読解』は、単語ごとに具体例を交えて丁寧な解説をしているので、効率よく単語力を身に付けられます。本格的な読解演習を始める前に、『現代文キーワード読解』で単語への理解を深めておくといいでしょう。
『現代文キーワード読解』の使い方
ここからは具体的な『現代文キーワード読解』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い単語帳でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『現代文キーワード読解』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 左ページを読み、単語の意味を理解する
- Step2.
- 右ページの文章を読み自分で「文章理解」「要約」を行う
- Step3.
- 解説を読み、自分の考え方・要約と照らし合わせる
- Step4.
- 確認テストを解く
- Step5.
- 間違えた問題をもう一度自分で解く
Step1.左ページを読み、単語の意味を理解する
左ページに単語とその解説が記載されているため、読んで理解しましょう。単語の解説はコンパクトにまとまっているためスムーズに理解できます。
Step2.右ページの文章を読み自分で「文章理解」「要約」を行う
右ページには、実際に単語が入試で出題された際の文章が記載されているためチェックしましょう。右ページ下部に、文章理解を助けてくれる「読解のポイント」と「要約」がありますが、まずは見ないで要約できるか取り組むことが大切です。
Step3.解説を読み、自分の考え方・要約と照らし合わせる
要約の内容と自分の考え方が合っているかを照らし合わせて確認しましょう。要約の内容を見て、ポイントを押さえてまとめられているかをチェックします。
Step4.確認テストを解く
数単語進めるごとに確認テストがあるため解きましょう。漠然と単語をインプットするだけではなく、テストを通じアウトプットすることで、実際の問題文中でも単語を思い出せるかチェックできます。
確認テストで演習問題にも取り組むことで、現代文単語のニュアンスや文脈も含めて理解できるようになるでしょう。
Step5.間違えた問題をもう一度自分で解く
確認テストの答え合わせを行い、間違えた問題をもう一度解きましょう。間違えた理由を把握してから問題を解き直すことで、正しい考え方を効率よく身につけられます。2周目も、同じ方法で進めましょう。
より細かい現代文の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!
現代文単語の勉強が終わって「もっと演習をしたい!」となったときは、読解の問題集を使いましょう。
こちらは現代文の記事で詳しく述べているので、読んでみてください。
『現代文キーワード読解』を使う際のペース配分
『現代文キーワード読解』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。
まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、「1回分を7単語にする」ことで、1ヶ月での完成を目指します。その後も、苦手な単語を定期的に復習し、全ての単語を完璧にしましょう。
部活動で忙しくて時間が取れないという人は、「1回分を14単語にする」ことで半月での完成を目標にします。もっと忙しければ、さらに1回分の単語数を増やしても良いでしょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合は、「1回分を21単語にする」ことで10日で完成させます。ただし、このやり方は短期的に詰め込むため、相当な覚悟が必要です。
そもそも高3生は、『現代文キーワード読解』以外に優先すべき参考書があります。そのため、単語理解は過去問や問題集で出てきた不明語のチェック程度に留めて、余裕があれば『現代文キーワード読解』に取り組むという形でもよいでしょう。
『現代文キーワード読解』を使う際の注意点
『現代文キーワード読解』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 答え・ヒントを見ながら右ページの問題を解かない
- 単語に関する説明を読み飛ばさない
- 重要語の辞書としても活用する
- 読解問題に取り組んだ後の復習教材として活用する
『現代文キーワード読解』の問題の近くには、ヒントや要約が書いてあります。ただし、基本的には見ながら解いてはいけません!いきなりヒントや要約を見てしまうと、正確に意味を捉えていないのに理解した気になってしまうからです。現代文単語は、ニュアンスや文脈で意味を捉えることが必要な分野です。ヒントを見ずに、まずは自分の力で考えてみましょう。
また、単語ひとつひとつに解説と例文がついているため、読み飛ばさず丁寧に取り組みましょう!しっかり例文まで目を通すことで単語の理解が深まります。
読解問題で出てきた重要語に分からないものがあれば、この教材を辞書代わりにして調べましょう。調べて説明に目を通すことで、単語の理解を深めて今後の読解問題の文章理解にも繋がります。
読解問題に取り組んだ後の復習教材として使うのもオススメです。『現代文キーワード読解』は、読解問題で頻出の文章ジャンルを意識して構成されています。そのため、読解で取り組んだ文章のカテゴリー部分を、その都度復習して理解を深めることも可能です。
まとめ
最後にもう一度『現代文キーワード読解』がオススメな人を確認しましょう。
- 現代文が苦手
- いつもなんとなくで読解してしまっている
- 重要語から文章理解を深めたい
- これまで現代文単語の勉強をしてこなかった
- ミニ演習をしながら単語を身につけたい
現代文に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、単語を覚える足掛かりとして使いましょう!
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