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高校1年生が大学受験に向けて 今からやるべきこと

高校生になったばかりの1年生は、中学時に比べ授業のレベルが上がり、課題も増え、部活動をしている人であれば、活動時間も伸びて毎日忙しくしている人が多いのではないでしょうか?特に難関大学を受験する人であれば、高校3年生になって準備をするのではなく、高校1年生のうちから動き始める必要があります。今回は、大学受験に向けて、高校1年生のうちからやるべきことをご紹介します。

勉強習慣を身につける

受験勉強を始めた人にとって一番重要なことは「勉強習慣を身につける」ことです。大学受験は高校受験とは違い、やるべき量や範囲が膨大。そのため、1日何時間も勉強をやり続け、かつそれを1年や2年という長いスパンで続けなければいけません。高3のになってから勉強習慣を身につけようとしても時間がかかってしまうため、高1から毎日30分でも勉強する習慣を作っておくことで、受験勉強が本格化する高3の時期に周りと差をつけることができます。

文理選択や志望校について考えておく

受験勉強は「第一志望校と現状の成績の差を埋めて合格するため」に行うものです。

そのため、ただ闇雲に受験勉強するだけでは意味がありません。まずは自分の最終目標である第一志望校を決めましょう。第一志望校が決まることで、受験勉強において自分が優先すべき科目や勉強量が見えてきます。現時点で進学したい大学・学部がきまっている人は良いですが、まだ志望大学や学部が決まっていない人は日頃から「将来やりたいことは何か?」「そのためにどのような大学・学部に進学すべきか?」「文系・理系どちらを選択すれば良いのか?」など自分がどんな道に進みたいのかを考えておきましょう。

焦って志望校を決める必要はありませんが、高校2年生では文理選択がありますし、遅くとも受験が本格化する高校3年生には受験勉強をはじめなければいけません。将来について早くから考えておくことで、自分が受験勉強を始めてからも迷わず勉強に打ち込めることができるでしょう。

志望校決定についてはこちらの記事に詳しく書かれています。

大学入試の仕組みについて知る

高1のうちから大学入試についての理解も深めておくことで、焦らず受験勉強に打ち込むことができます。大学入試には、「一般選抜試験」以外にも「総合型選抜」など様々な受験方法があります。試験によっても大学によっても傾向が違うため、ただ科目の勉強をすれば良いと言うわけではありません。志望校が決まっている人は、自身が受けたい大学の入試の仕組みを調べておくようにしましょう。

志望校が決まっていない人も、大学入試の仕組みを知っておくことで、志望校が決まった時にすぐに行動に移すことができます。高3生になってからでは、「総合型選抜」などの中には対策が間に合わないものもあります。自身の選択肢を失わないためにも今から大学入試についての理解を深めて、一番良い選択肢を取れるようにしておきましょう。

入試の仕組みについてはこちらのの記事で詳しく書かれています。

苦手科目・分野を作らない

勉強において今からやるべきことは、とにかく苦手分野を作らないことです。受験勉強というと特別な勉強をすべきと思う人もいるかもしれませんが、難関大学の試験でも出題される問題を解くために何より重要なのは「基礎力」です。高校1年生で習う範囲はどの科目も基礎範囲であるため、この1年生の範囲で苦手を作ってしまうと、学年が上がるにつれて難しくなる問題に対応できません。特に入試で大きな配点を占めることが多い「英語」「国語」「数学」については学校の授業よりも前倒しで勉強を進め、高2生のうちには全範囲の基礎は終わらせておくようにしましょう。

部活が忙しくて勉強時間を日頃十分に取れない人でも、この高1の範囲で苦手を残さないように、毎日の授業の予習・復習に力をいれたり、テスト期間の部活無い期間でまとめて苦手範囲を克服したりするように心がけましょう。

こうすることで、受験生になってから余裕を持って受験勉強をすすめることができます。

まとめ

高校1年生は中学卒業間も無くして大きく環境が変わり、思うように勉強時間を割けないこともあると思いますが、大学受験は早くから始めた人が有利なものです。高校1年から毎日少しの時間でも積み重ねておくことが後に繋がります。この記事でご紹介したことを早くから実践できるようにしましょう。