模試とはどういうもの?受ける時の注意点・意識することを徹底解説!
模試は受験生にとって模試はとても重要な機会です。
しかし、ほとんどの人が模試に対して間違った捉え方をしています。
模試の捉え方を間違ってしまうと、せっかく時間を使って受けた結果を受験勉強に活かすことができません。
模試とはどういうものなのでしょうか?またどう受験勉強に活かすべきなのでしょうか?
そもそも模試はなぜ受けるのか?意識すべき「2種類の模試」とは?
模試には「実力を知るもの」と「入試の傾向を掴み、慣れる」という2つの役割があります。模試は「自分の現在の実力を正確に知るため」に受ける場合と「入試の傾向に合わせた練習として」受ける場合があるということです。
予備校などが実施している模試はこのどちらかの役割を担っていることがほとんどです。それぞれの模試の注意点や意識することを見ていきましょう。
実力を知るための模試
普段の勉強がどれだけできているか、学校の授業がどれだけ理解でき、応用できているかを問われているのがこの実力を知るための模試です。
「進研模試」など学年が変わって比較的早くに受けるマーク模試はこの実力を知るための目的であることが多いでしょう。
入試の傾向を掴む模試
入試本番が近づいてくる時期に受ける模試は、入試本番に力を発揮するための「練習」の目的で受けるものです。
例えば、「センタープレ」や、難関大・有名大を受験する場合は「東大オープン」「早大プレ」といった、大学名を冠した「冠模試」のことを指しています。
どの模試を受ければいいのか?
模試に2つの種類があることは理解できたと思いますが、どの模試を受けるのがいいのでしょうか。
模試ごとにレベルも傾向も違うので自分にあった模試を選ぶことで自身の受験勉強に有効活用することができるでしょう。
模試に向けて勉強はすべきか?
模試に向けて勉強すべきかは、模試の種類によるでしょう。
「実力を知るための模試」では、前もって対策をしてから臨む必要はありません。
学校の課題で模試の過去問が出されていることがありますが、直前期以外はそこまで本気で取り組む必要はありません。
模試のための対策をするのではなく、模試を受けたあとに何ができていなかったのかを知ることで普段の勉強に活かすことが大事です。
普段通りの勉強をして今の実力をしっかりと把握する意識を持ってください。
「入試の傾向を掴む模試」に関しては前もって準備したり、対策をしても良いでしょう。
本番を意識して問題を解く機会はそうありません。
特に冠模試限っては、一回しか開催されないということもあり、前もって準備したり、目標にして臨むことで「力を発揮しないといけない」という緊張感もでるため良い対策になるはずです。
入試本番を見据えた上での一つの重要な通過点として、こういった模試を有効活用し受験勉強を進めましょう。
浪人生向け・模試の活用法
浪人生は特に「自分の実力を知るための模試」を重点的に受けるようしましょう。
受験者数の多い模試を受けることで、より正確な現在地を知ることも可能です。特に自宅浪人などしている人は、周りからの情報が入って来づらい環境ですから、模試を使って、現状のレベルはどのくらいなのかを知るようにするべきなのです。
まとめ
模試は、現状のレベルと志望校の差を明確にし、やるべき必要な勉強を示してくれます。
模試には様々な種類があります。模試の結果を普段の勉強に活かすには自分にあった模試を選ぶ必要があります。
模試の特徴や活用の仕方などを理解していないと、最大限模試を有効活用できません。
受験勉強を始める前に模試についての理解を深めておきましょう。