共通テスト出願時に保護者が気をつけるべきこととは?手続き方法を知ろう!
「大学入学共通テスト」を受けるためには様々な出願手続きが必要です。
新しい入試制度のために情報も少なく、「ちゃんと出願できるのか…?」と不安に思っている保護者の方もいるでしょう。
この記事では、共通テストの出願方法と出願時に保護者が気をつけるべきポイントを紹介します。
出願期間について
共通テストは、9月末から10月上旬にかけて出願する必要があります。
令和6年度入試の場合「令和5年9月25日(月)〜10月5日(木)」の消印有効となっているので、期日ギリギリにならないように早めに郵送は終わらせましょう。
共通テストはどのように出願するのか
それでは、具体的な共通テストの出願方法を見てみましょう。
出願方法は現役生・浪人生によって違う
共通テストへの出願方法はお子さまが現役生か浪人生によって違います。
・現役生→所属する高校経由で出願
・浪人生→個人で直接出願
浪人生は出願するための手続きを自ら行う必要があるため、保護者の方は手続き方法などを一緒に調べてあげましょう。
受験案内をまずは確認しよう
「大学入学共通テスト」に出願するためには「受験案内」を入手する必要があります。
①各大学の窓口で入手
②郵送で入手
オープンキャンパスや説明会で大学に行く機会があれば、子どもが忘れないように催促してあげましょう。
受験料の払い込み方法
区 分 | 成績通知を希望する場合 | 成績通知を希望しない場合 |
3教科以上を受験する場合 | 18,800円 | 18,000円 |
2教科以下を受験する場合 | 12,800円 | 12,000円 |
受験料は、保護者の方が払い込むことになるのでしっかりと手順を把握しましょう。
3教科以上受験する場合は18,000円、2教科以下の場合は12,000円。また、成績通知を希望する場合は追加手数料800円かかります。
※地歴と公民は1教科としてカウント
「ゆうちょ銀行・郵便局の受付窓口」または「払込書裏面記載の銀行の受付窓口」で払い込むことができます。
ATMではなく、必ず受付窓口で払い込む必要があります。仮にお仕事などで受付窓口時間に行く時間がない場合はお子さまに頼むといいでしょう。
払い込み期間は出願期間よりも前から始まっているので、払い込みは早いうちに終わらせましょう。
受験科目の登録
「大学入学共通テスト」は6教科30科目で構成され、「志願票」に受験科目を事前に登録する必要があります。
出願資格と証明書類
「大学入学共通テスト」を受けるためには、「出願資格」を証明する書類として「資格証明書」が必要です。
ここまで紹介した書類を大学入学センターに郵送します。出願書類が受理されれば、10月中に「確認はがき(出願受理通知)」が届きます。
ここまでが出願手続きの全体の流れになります。
より詳しい出願方法や手続きは、以下の記事を参考にしてみてください!
共通テスト出願時に保護者が注意するべきことは
ここまでで共通テスト出願までの流れを紹介しましたが、出願に不備がないかしっかり確認しましょう。
出願書類を郵送する前に一緒に確認する
書類の記載は基本的にお子さまに任せるべきですが、最後は一緒にチェックしてあげることによってミスを防ぐことができます。
必要書類に不備があったとしても訂正は可能ですが、訂正期間は非常に短いです。
出願書類を郵送する前に必ずお子さまと一緒に「書類に不備がないか」「記載内容に誤りがないか」を確認しましょう。
出願内容に不備がないか確認はがきで確認する
「確認はがき」には、受験生の情報や受験科目が記載されております。
出願書類の郵送前にも確認しましたが、改めて内容に不備がないかどうか「志願書のコピー」と照らし合わせましょう。
また、「確認はがき」が届かなかった場合も出願が受理されていない可能性があるため、大学入学センター試験事業第一課に必ず問い合わせましょう。
受験科目を確認する
希望する受験科目で受験させるためにも登録に誤りがないか一緒に確認しましょう。
また、共通テスト利用入試で受験する場合、合否判定に用いる教科は各大学によって違います。
保護者の方は「共通テスト利用入試で受験するのか」「各大学で指定科目を登録できているのか」をしっかり確認しましょう。
確認はがきの訂正方法
訂正内容の届け方は、何を訂正するかによって変わります。
訂正内容に不備があった場合、訂正を受け付けてもらえないので保護者の方はしっかり確認しましょう。
①氏名、生年月日、連絡先
→「住所変更・訂正届」に訂正内容を記載し、「確認はがきのコピー」を貼って郵送。
②登録教科等及び別冊子試験問題の配布希望を訂正する場合
→受験案内の「訂正に当たっての注意事項」を読み、「登録教科等訂正届」に訂正箇所だけ記載し、「確認はがきのコピー」を貼って郵送。
②の注意事項ですが、受験教科数が「2教科以下→3教科以上」もしくは「3教科以上→2教科以下」に訂正する場合、再度「検定料」を払い込み、「登録教科等訂正届」の所定欄に「検定料受付証明書」と「確認はがきのコピー」を貼って郵送。
③払い込み金額が間違っている場合
→検定料と登録教科数に相違がある場合は、注意書きをよく見て正しい金額が記載された払込書を使用し、再度「検定料」を払い込み、「登録教科等訂正届」の所定欄に「検定料受付証明書」と「確認はがきのコピー」を貼って郵送。
再度「検定料」を支払った場合は二重支払いになるため、最初の検定料を返還請求できます。
「検定料等返還請求書」に必要事項を記載し、訂正に必要な書類と同封して郵送しましょう。
共通テスト当日に必要な書類
ここまでで出願までの手続きが終われば、12月中旬までに以下の書類が送付されます。
・受験票
・写真票
・成績請求票
特に受験票は共通テスト当日必ず提示する必要があります。上記の3つの書類は大切に保管して無くさず当日忘れないように保護者の方も気をつけましょう。
12月中旬までに届かなかった場合、大学入学センターに連絡をして再発行手続きを必ずしてください。
まとめ
「大学入学共通テスト」に出願するためには、様々な手続きが必要です。
受験するのは子どもなので本人に手続きさせるべきですが、手続きに不備がないかどうか確認するのと、情報収集を一緒にするなどサポートしましょう。