大学受験キホンのキ

合格しても終わりじゃない!
入学金の払い込みに
関する注意点について

子供が無事に志望大学に合格し、ホッとしている保護者の方も多いかと思います。

1年以上頑張って勉強してきた子供を見てきた保護者としては、とても嬉しい瞬間でしょう。

しかし、合格したからといってそれで終わりではありません。

きちんと定められた期日までに大学側へ入学金等を振り込まないと、入学が取り消しになってしまうので注意しましょう!

では具体的に払い込み等に関する注意点などはあるのでしょうか?

合格通知書類は必ず保管しておく!

合格かしたかどうかは、「合格通知書」「Web」「大学の掲示板」「電話の自動応答システム」で知ることができます。

一番正式なものは「合格通知書」です。郵送で送られてくる書類であり、原則再発行はできません。

この合格通知書には、入学手続きに必要な書類が同封されているので必ず確認しましょう!

合格確定に必要なことは2つ!

合格通知書類が届いたら以下の2つを行いましょう。これらを定められた期日までに行わないと入学取り消しになるので要注意です。

入学金等の払込

大学指定の口座に振り込みます。「入学金+初年度授業料の半額」を振り込む場合が多いですが、内訳は大学ごとに多少変わるため確認しておきましょう。

この払込方法には2種類あります。この方法の名称は学校ごとに違うことが多いです。

ただし学校や入試制度によってはどちらか一方の払込方法しかない場合もあるので注意しましょう。

一括支払い方式

こちらは「一括で全ての金額を払い込む」という方式です。1回で入学手続きに必要な振込全てを終わらせることができます。

「他に志望校が無い」「他の学部への志望が無い」という場合にオススメです。

二段階支払い方式

こちらは「支払い期日が2つ設定してあり、最初に入学金を払い、日を空けて残りの金額を支払う」という方式です。

最初に一部の金額を支払うことで、とりあえずの入学の意思を示すことができます。「他にも志望校や他学部への希望がある」という場合にオススメです。

入学手続き書類の提出

合格通通知書には入学手続き書類も同封されています。必要事項を記入して、定められた期日までに忘れずに提出しましょう。

それぞれの注意点について

上記2つの手続きに関する注意点をご説明します。

入学金等の払い込みについての注意点

まずは入学金等の支払いに関する注意点についてご説明します。

支払い後に辞退しても全額返金されるとは限らない!

入学金等を支払った後に合格辞退をすることは可能です。しかし基本的には、支払った全額が返還されることは無いので注意しましょう。一部の払込済金額は戻ることが多いです。

どちらの方式でもこれは同じ。もちろん併願校や滑り止めの関係で止むを得ず支払い後に自体をすることもあるかと思います。

しかしお金が無駄になることに変わりはないので、そうした事情がない限り極力辞退は避けるべきでしょう。

金融機関で支払う際には本人確認書類が必要!

10万円を超える振込は、ATMではできません。金融機関の窓口で振り込む必要があります。

この時に「本人確認書類」が必要なため忘れずに持参しましょう。

書類の提出に関する注意点

続いて書類提出の注意点についてです。

発行に時間がかかる書類は余裕を持って準備しよう!

大学に提出する書類の中には、「卒業証明書」「住民票」など発行までに時間がかかる物もあります。

そのため「発行されるのを待っていたら入学手続きの期日が過ぎていた・・・」ということがないように、余裕を持って準備しておきましょう。

事務手続きも油断せずに済ませましょう!

せっかく志望校に合格したのに、こうした「事務処理の期限を過ぎてしまって入学取り消し」というのは悲しいですよね。

初めての手続きだと準備に慌てることもあるので、あらかじめ志望校の手続きに必要なことは調べておきましょう!