大学受験キホンのキ

夏休みを有効活用するために
意識すべきことは?

学校が休みになり毎日勉強できるようになる夏休みは、成績を伸ばすための大チャンスです!

この夏休みにどれくらい勉強できるかで合否が左右されるといっても過言ではありません。

可能な限り有効活用したい夏休みですが、子供が頑張るのはもちろんのこと、保護者としてはどのような形のサポートを行えばいいのでしょうか?

どうして夏休みは成績アップの大チャンスなのか?

そもそも、どうして「夏休みに勉強できるか?」が合否を左右するのでしょうか?

勉強時間を確保できる

一番の理由はもちろんこれです。平日に授業が無いため、自分専用の受験勉強に集中することができます。

授業では完全に自分専用の勉強をするのが難しいため、その時間を全て受験勉強に使えるのは大きいですよね。

基礎を完成させられるラストチャンス!

夏休みが終わると、過去問を解き始めるまで3ヶ月程度しかありません。つまり、そこまでには入試問題レベルを解く力を身につけなければいけないということです。

そのため、「夏前までに全範囲を終わらせる→夏休みで基礎を固める→夏以降は演習を繰り返す」という流れが理想。

これをするためには、夏休みの基礎固めが非常に重要なのです。

保護者はどのようなサポートができるのか?

このように、夏休み中にしっかり基礎固めまで勉強できるかが合否を左右します。

当然、一番頑張らなくてはいけないのは子供です。では、保護者は何もできないのでしょうか?

そんなことはありません!受験をするのは子供ですが、保護者にも学習環境を整えるために取り組めるサポートはあります!

では具体的にどのようなサポートなのでしょうか?

不用意な口出しはしない

子供が家にいる時間が増えて、勉強する姿を見る機会が増えるかと思います。親としては、子供が心配でつい口出ししたくなりますよね。

しかし、そこは我慢です。基本的に、子供から求められるまでアドバイスなどはすべきではありません。

受験が近づくにつれ、子供は多少なりともストレスを感じています。その状態の時に、あまり事情を知らないようなアドバイスをされると気が散る可能性が大きいです。

勉強に関する疑問などは、自力で解決したり塾の講師や友達に聞いたりして解決している事が多いので、勉強知識がない保護者は不用意に口を出さない方がいいでしょう。

もし困っていそうでも、子どもに相談されてはじめて答えるとか適切な解決方法を紹介するようにします。

子供部屋の整理の手助けをする

周囲に物が散らかっている状況では意識がそちらに向いてしまい、目の前の勉強に集中できません。そのため部屋を綺麗にするのはとても大切です。

掃除は子供が自分でやるのがベストですが、親もその掃除を手伝うといいでしょう。掃除の経験は保護者の方が多いと思うので、色々アドバイスできることがあるはずです。

特に子供だけで片付けをすると、途中で漫画を読んだりしてしまい結局終わらないということもありえます。

しかし保護者の方と一緒に片付けることで、短時間で素早く終わらせて勉強に取り組めるようになるでしょう。

子供の勉強を邪魔しないようにする

子供は塾や学校の自習室、自宅などで毎日勉強します。もちろんどんな場所であっても多少の物音は仕方ないですし、程よい環境音は必要です。

とはいえ、それ以上の音になるとさすがにストレスを感じるでしょう。

そのため、子供が自宅で勉強している場合は必要以上のストレスをかけないよう、むやみに話しかけたりしないなどの配慮をしてあげると子供は集中しやすいです。

生活リズムを整える手助けもする

夏休みはついつい生活リズムが乱れがちです。遅刻の心配をする必要も無いので甘えたくなってしまいますよね。

しかし受験生であればそうした時間の使い方は禁物です。せっかくの勉強時間を潰してしまっては、夏以降の勉強に影響を与えかねません。

そのため、子供が自分自身で生活リズムを整えられそうになければ、保護者の方が多少管理してあげるといいでしょう。

基本的には「朝決まった時間に起きているか?」「決まった時間に寝ているか?」ということを見守る程度で大丈夫です。

あまりにも細かく管理すると子供にストレスがかかるのでやるべきではありません。

また、子供から勉強のスタート時間・起床時間などを共有されていれば起こしてあげるなどのサポートもしてあげるといいでしょう。

頑張る子供を陰ながらサポートするために最善を尽くそう!

当然ですが、実際に受験をするのは子供。保護者としてできるのは、集中して勉強できるための環境を整えてあげることのみです。

そのためには、「部屋の整理」「自宅を静かに保つ」などの物理的支援や、「変に口出しをしない」という精神的サポートが効果的!

家にいる時間が格段に増える夏休みだからこそ、普段以上に子供が快適に在宅できる工夫をしてあげましょう