大学受験キホンのキ

入試目前!子供が実力を
100%発揮するために
保護者ができることとは?

入試直前期は、子供の緊張が最高潮に達するであろう時期。

数日後には受験本番を控えており、これが将来を左右する可能性もあるのでピリピリするのは当然と言えるでしょう。

そんな時期に、子供も最後まで油断なく勉強することはもちろん大切です。では、保護者としては一体どのようなサポートができるのでしょうか?

最後の追い込みである直前期は子供のストレスもたまりやすい!

先述の通り、受験直前期には子供のストレスが上がります。今までの勉強の成果全てが試されるのだから、このストレスは避けられないことです。

さらに、専門性のある大学やそこでしか勉強できない科目がある大学などを志望している場合、この受験結果によって自分の将来に直結する可能性もあります。

そんな時期だからこそ、子供と接するときは細心の注意を払うべきなのです。

細かい教科ごとのチェックが特にストレス!

受験直前期は、新しい知識を覚えるというよりも「これまでの知識をさらに強固にする」ということに力を注ぐ必要があります。

英語であれば「単語や英文法の最終チェック」、国語であれば「古文単語や文法の最終チェック」、特に社会や理科系は暗記メインなので教科書の内容を含めしっかり頭に叩き込むことが必要です。

試験日が近づけば少しでも多くの知識を覚えたいと考えるのは当然のこと。

この状況ではピリピリしている可能性が高いので、決して勉強の邪魔をしてはいけません。

保護者としてできることは何か?

では具体的に、保護者が直前期に子供のためにできることはどんなことなのでしょうか?

ストレスがかかっている時期にあまり口出ししすぎても確実に気が散るだけなので、陰ながら支えていくことが大切です。

なるべく普段通りに接する!

入試が近づくと、ついつい色々な声かけをしてしまいそうになります。もちろんエールを贈りたくなったりもするでしょう。

しかしストレスのかかる直前期には、例えエールであってもそれをプレッシャーに感じてしまいストレスになる可能性はあります。

もちろん意図的にプレッシャーをかけるような言葉を伝えるのは厳禁です。

ゲン担ぎのために普段と違うことをしようと考える方もいるかもしれません。しかし、そうした普段とは違うトリッキーなことをすることで子供のペースを崩してしまい逆効果になる可能性もあるでしょう。

そうしたことも考慮し、特に生活スタイルを変えたりなどせず普段通りに接することがベストです。

体調にも気を配る

直前期には子供本人が体調に気を配るのはもちろんのこと、保護者も少し気にかけてあげてください。

もし具合が悪そうなら丁寧に休むことを促したりしてみましょう。そこで無理して勉強し、試験当日に悪化したら元も子もありません。

声をかける時も「受験が近いのに風邪ひいたらどうするの!」というような言い方は決してしないでください。

一番体調のことを気にしているのは子供本人です。もし仮に体調を崩してしまったとしても、その気持ちを考慮し丁寧な声かけを心がけましょう。

(必要があれば)朝型に慣れる手助けをする!

試験本番日は朝が早いです。普段と変わらない起床時間の方もいるかもしれません。

それでも当日に余裕を持って試験会場に到着するため、朝早く起きる生活に慣れておいたほうが無難でしょう。

万が一寝坊すると大変です。どれだけしっかり勉強していても、試験を受けられなければ全てが無駄になります。

そのため子供がもし必要としているのであれば、早めの時間に起こしてあげるなどの協力をしましょう。

直前期だからこそ程よい距離で子供を見守ろう!

試験が近づくと保護者は普段以上に心配になるものです。

しかし気持ちはわかりますが、あまりにも口出しをしすぎると子供はストレスに感じます。それが例え良かれと思って言った言葉であってもです。

そのため保護者はなるべく普段通りに接し、何かあればすぐにサポートできるようなどっしりした気持ちを持っておきましょう!