大学受験キホンのキ

授業型塾と学習管理型塾の違いや
メリット・デメリットを紹介

塾には「授業型」と「学習管理型」という2つの授業タイプがあります。

この2つのタイプをしっかり理解して塾選びをすることで、自分にあった塾選びができ、効率よく受験勉強を進めることができるでしょう。

この記事では授業型と学習管理型それぞれの特徴と、どのような人に向いているのかをご紹介します。

授業型塾と学習管理型塾の特徴

授業型は、学校の授業のように講師が生徒に対して問題の解き方や公式などを一方的に説明し、生徒は聞き入れるスタイルです。東進ハイスクールや河合塾などがこのような形式を取っています。

学習管理型は、授業を行うのではなく、基本的に生徒の自学自習の内容やペースを管理するスタイルです。学習管理型の塾で有名なのは武田塾 などの塾が当てはまります。

それぞれ詳しく解説していきます。

授業型塾の特徴

授業型塾とは、名前の通り各科目の内容理解や演習のために授業が展開されていて、その受講がメインです。講師の授業を集団で受けて勉強するものや、1対1での対面で実際に各科目の授業をしてもらうもののほかに、あらかじめ収録したものを生徒が好きな時間に動画視聴するタイプのものも多くあります。

おそらく、塾といえば大抵の人がこの授業型を想像するはずです。

授業型には、問題の解き方や公式など参考書ではわかりづらい部分を授業を行うことによってわかりやすく解説してくれるというメリットがあります。

自分で勉強するよりも授業を通して説明を受ける方が印象に残り定着しやすい人も多いでしょう。

ただなんの疑いもなく当たり前のように授業型を選んでしまうと、自分のレベルに合わない授業を受けることになったり、演習量が不足してしまったりと、授業型が自分に合わないことで成績が伸び悩んでしまう可能性があるので注意しましょう。

学習管理型の特徴

自学自習を管理してくれる塾

学習管理型は、授業メインではなく、生徒の自学自習をサポートすることがメインの塾です。

授業がないので、参考書や問題集を中心に自学自習で受験勉強を進めます。

自学自習の内容やペースなどを全て管理してもらえるので、毎日の勉強に迷う必要はありません。

また、志望校合格などの目標に沿って毎日の勉強を管理してくれるので、モチベーションが下がりづらく、無理をせずに受験勉強に取り組むことができます。

授業型と学習管理型それぞれに合うタイプを紹介

授業型と学習管理型の塾は「どちらを選んだほうがが良い」というものではありません。

なぜなら、塾選びで最も重要なのは「自分にあうかどうか」であり、受験生の志望校、性格や塾に求めていることなどによって合う・合わないが異なるからです。

だからこそ、どちらのタイプにするか選ぶ際には、「自分が塾に求めていること」と「それぞれの塾の特徴」が合っているかをしっかりと見極めましょう。

ここからは、それぞれのどのタイプにどのような人が合っているのかをお教えします。

授業型に合っている人

授業型の塾では、講師が直接問題の解き方や、公式の覚え方などを教えてくれるので、自分で勉強するよりも講師から直接教えてもらいたい人や、基礎のインプットなどをしたい人にぴったりです。

自分で参考書等を使って勉強するよりも、科目のプロにわかりやすく教えてもらう方が理解がしやすくなるからです。

しかし、授業型の塾は講師の質が授業の質に大きく関わってきます。

入塾予定の塾に有名な講師や実力のある講師がいるかどうかをあらかじめチェックしておきましょう。

学校で授業を受けている分入塾後のイメージはしやすいと思うので、授業を受ける方が勉強しやすいと思う人は授業型の塾を選んでみてください。

学習管理型に合っている人

学習管理型の塾では勉強内容だけでなく勉強習慣を身につけるところから管理してくれるので、勉強をサボりがちな人や、勉強内容を自分できめることが難しい人にぴったりです。

先述のとおり、講師が生徒の勉強が順調に進んでいるかどうかを細かく管理してくれています。

朝起きる時間や勉強を開始する時間まで管理してくれるので生活習慣の改善もすることができます。

学習管理型の塾で管理してもらうことで毎日の受験勉強を効率的に進めることができるでしょう。

まとめ

授業型と学習管理型はまったく異なる特徴を持っています。

そのため、どちらの塾が自分に合っているのかを見極めてから塾を選ぶようにしてください。

どちらの塾が自分に合っているかを見極めるためには、塾の無料体験や体験授業に参加して実際に塾のサービスを受けることが効果的です。

こうすることでHPや資料請求だけではわからない塾の良い部分、悪い部分を知ることができます。