学習塾STRUX編集部連載


どうすれば部活が忙しい高校生は毎日勉強時間を確保できるのか?

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

高校時代は部活が厳しかったので、家にいる時間よりも学校で部活をしている時間の方が長い生活を送っていました。

 
 
 

こんにちは。
STRUX編集部の橋本です。

 
 
 
 
 

高校の部活って中学時代と比べると、帰宅時間かなり遅くなったのではないでしょうか?

忙しい運動部であれば帰宅時間が夜9時近くて、ご飯食べて、お風呂に入ったら部活の疲れですぐに就寝。

翌日提出の課題できていなかった……。

部活が忙しくて勉強ができていない……。

 
 
 
 

なんてことあるのではないでしょうか??

僕も野球部だから毎日帰宅が夜9時過ぎてたな!

 

部活は忙しくて、帰宅時間も遅く朝も早い。

でも勉強しなければ成績が落ちてしまう。

勉強も頑張らなければいけないのに、いつも帰宅してから疲れて寝てしまう。

どうしたら部活で忙しくても勉強時間を取れるんだろう……。

 
 
 

今日はそんな部活で忙しい高校生でも、効率よく勉強時間を確保する方法をご紹介します!!

 
 
 

そもそも勉強する時間は本当にないのだろうか?

毎日忙しい部活中心の学校生活を過ごしている高校生。

まとまった勉強ができるのは定期試験の期間ぐらいです。

これまでの遅れを取り戻すようにテスト前に出題範囲の問題を頭に叩きこむので必死……。

忙しい運動部には毎日効率的に勉強することはできないのでしょうか?

 
 
 
 

テスト期間に一夜漬けは当たり前だったな。
さきさき怒る表情
一夜漬けって結局何も身についてないんだよね。

 
 
 
 

部活で帰宅時間が遅くなることもありますし、部活の疲れで勉強時間が取れていないのは事実でしょう。

 
 

ですが、部活動をしながらも勉強はしないと成績は落ちていくばかりです。

毎日真剣に部活に打ち込んでいるからこそ、高校生の一日の中で部活の比重はかなり高いと言えるでしょう。

部活やってる人が毎日効率よく勉強するには引退してからじゃないと無理なのかな……。

 

いいえ、そんな事はありません。

「部活が忙しいからこそ効率よく勉強しなくてはいけないのに、勉強時間を確保できないよ!」

そんな人はもしかすると、勉強時間を確保する大事な視点を忘れてしまっているかもしれません。

 
 
 
 
 

実は、「本当に部活が忙しくて勉強時間がないのか?」を見極めるためには、持っておくべき視点があります。

それは自分の一日の時間で「勉強ができる時間」と「できない時間」を把握できているか?ということです。

 
 

さきさき怒る表情
どういう事?

 

おそらく部活が忙しくないクラスの友人は、学校が終わるとすぐ家に帰って課題をしたり、受験勉強をしたりしているはずです。

そんな「部活に入っていない」人は、帰宅後〜夕飯前と、就寝前が「勉強できる時間」ですよね。

 
 

確かに部活が忙しくない人を基準に考えると、勉強できる時間は圧倒的に少なくなってしまいます。

 

部活が忙しい人は、そうでいない人と同じタイミングで勉強時間を確保しようとするから、勉強時間を確保できていない!と感じるのです。

 
 
 
 
 
 
 
 

ではどうすればいいのか?というと、「忙しい自分の一日の中で”勉強できる時間”はどこなのか」を考える事が重要です。

 
 
 
 
 
 
 

とはいえ、いきなり「勉強できる時間」を探すのは難しいです。

 
 
 

「勉強できる時間」を知るために、まずは「勉強できない時間」を洗い出してみましょう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

学校の授業中は勉強できますけど、自分の苦手を重点的に克服したりはできません。

部活中も単語帳広げながら練習なんてできません。

 
 
 
 
 

要は、勉強するかどうかを自分で自由にコントロールできる時間があるかどうかを考えて、「勉強できる時間」を算出してみましょう。

 
 
 

もし一日の中で、「勉強できる時間」と「勉強できない時間」を自分で把握できていないのなら、「部活が忙しくて勉強できない……」と決めるにはまだ早いかもしれません。

 
 
 

一日に勉強できるタイミングを把握し、「勉強ができる時間は何時間あるのか?」と知ることで、「忙しくて勉強できずに一日が終わったしまった……。」という事がなくなるはずです。

 

探してみたら意外と勉強する時間があるじゃん!それなのになんでこんなに勉強できてないんだろう?

 

マルオくんの指摘は鋭いですね。

 
 
 

時間はあるのに勉強できていない……これにも必ず理由があるはずです。

 
 
 
 

さきさきやる気
じゃあその理由をつぶしていけばいいってわけね!

 
 

「勉強する時間はあるはずなのに、なぜかできない……」の理由を考えて、勉強できる時間を把握しよう。

 

「勉強できる時間」はあるのにその時間に勉強できない、という現象にはいくつか理由があります。

 
 
 

通学時間が長くなり家に帰ると遅い時間に、21時すぎに帰宅なんてことも……。

まずは、帰宅時間が遅くなった事が理由にあげられます。

 

中学までは学区制なので近くの学校に通っていたが、高校は市外にある学校に通っている……なんて人も多いでしょう。

そういう人の場合、電車の乗り継ぎをしたり、家から駅やバス停までも長かったり……それも含めると、意外と時間を費やしているかもしれません。

 
 
 

実際、ベネッセの調査によると、全国の高校生の平均通学時間は87.0分

 
 
 

部活が終わる時間も中学時代より遅い19時や20時。

となると、部活が終わって家に着く時間は21時ごろになってしまいますね。

 
 
 
 

帰宅してから夕飯やお風呂を済ませ、22時や23時から勉強を開始するのはなかなか大変ですよね。

 

さきさき通常の顔
確かに電車乗ってる時間もそうだけど、駅まで歩く時間も含めると結構かかってるかも……。

 
 

疲労。疲れて寝てしまう

 

部活の疲れからすぐに寝てしまう、ということも理由にあげられますね。

 
 
 
 

例えば、夏場は日照時間が長いため、日にあたってどうしても疲れやすくなってしまい、下手すれば熱中症気味になることもありますよね。

他にも、大会前でハードな練習や長めの練習が多く、家に帰たらすぐに充電切れ。そのまま寝てしまうこともあるでしょう。

 
 
 

そうなると、勉強時間をとるどころか学校の課題すらできず、学校の休み時間に課題を終わらせることになる……なんてことがあるのではないでしょうか?

 
 

部活動で忙しい高校生の勉強ができない理由のほとんどは、部活による疲れから勉強せずに寝てしまうことです。

 
 

僕も家に帰ってすぐ疲れすぎて玄関で寝てる事もあったよ。

 

夕飯後グダグダして時間を無駄にしてしまう。

 

1日の終わりにひとやすみできる夕食後。

この時間に見たかったテレビをつけてしまったり、携帯をついつい触り始めてしまったり……。そうして気づいたら0時を超えている……。

 
 
 

勉強少しでもしなくてはいけない時間に、グダグダ過ごして時間を無駄にしてしまいます。

家族も夕飯後リラックスしていると、なおさらつい一緒に自分も長々と時間を費やしてしまいますよね。

 
 

さきさき怒る表情
勉強しなきゃとわかってるんだけどね……。YouTubeとか見はじめたらやめられない!

 
 
 
 

こうして見てみると、勉強時間が取れていない理由には、

  • 帰宅時間が遅くなっている
  • 部活で疲れて寝てしまう
  • ついつい息抜きを長くしてしまう

などがあげられそうですね!

 
 
 
 

勉強時間が少ない部活勢だからこそ、こうした勉強時間を圧迫する理由に対処して時間を確保するための解決策を知っておきましょう!

よし!やっときたか!

 

部活が忙しくて勉強できない人は「勉強できる時間」に勉強効率をあげる!

部活をやっていない人に比べて、部活に日々打ち込んでいる高校生の勉強時間が少ないのは当たり前です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

だからこそ、どう勉強するかが大事になってきます。

 
 

勉強できる時間でしか勉強はしない。あとは部活に集中する。

部活忙しい勢は、この「メリハリをつけること」を身につけられるようにしましょう!

 
 
 

ここからはそんな「メリハリをつける」方法をお教えします!

 
 
 
 

 
 

疲労で勉強できない……。そんなときは潔く寝て朝勉強!

疲労の中の勉強ほど辛いものはありません。

疲労で眠い中では頭が働かず勉強もはかどりませんし、夜帰宅してから遅くまで勉強をしていることで、結果寝不足に繋がってしまうこともあります!

 
 
 
 

そんな状況での勉強は質も下がります。

 
 
 
 

疲れ切っているときは諦めて早く寝てしまい、その分朝早く起きて勉強しましょう!

 
 

 

朝早く起きて勉強する時間を習慣化することができれば、夜の眠い中勉強するより勉強量も、勉強の質もあげることができます。

 
 
 
 
 

この「質を上げる」でいうと、朝の勉強の方が記憶に定着しやすい、という研究もあるんですよ。

 
 

長期記憶しやすい時刻の発見とその脳内の仕組み(深田ら,2016)によると、長期記憶に移行しやすい時間帯を発見した、という実験結果があります。

マウスを使った実験では、マウスの活動期のはじめである夜の前半が学習の刺激を受け取りやすく記憶に定着しやすいことがわかっています。

 
 
 

人間でいう活動期の前半は朝。つまり午前中になります。

 
 
 

そのため、朝に勉強を行うことで、長期記憶に定着し、忘れにくくなるのではないか?と言われています。

夜は「勉強できる時間」ですが、その勉強できる時間の質を最大限あげるために、朝の勉強に切り替えてみましょう!

 
 
 
 
 

寝坊だけ気をつけたいね。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

通学時間はその場に適した勉強法で勉強時間を確保!

 

電車やバスでの通学時間も「勉強できる時間」ですよね。

とはいえ、満員電車だったり揺れで集中できなかったりと、勉強の障壁が多いのも事実。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

この障壁を乗り越えて電車やバスで勉強するためには、「満員電車」「電車の揺れ」などあらゆる状況を想定しておくことが重要です。

往復の通学時間を少しでも勉強に充てることができれば、十分に勉強時間を確保できることに繋がるはずです。

 
 
 

帰宅するまでの通学時間で勉強して、家に帰ってから夜は勉強しない!

それくらい潔く決めてしまうと通学時間の勉強の意識が高まるかもしれません。

 
 

電車内の状況に合わせた詳しい勉強法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください!

通学時間を1分も無駄にしたくない!電車の中で効率よく勉強できる科目とその勉強法は?

 
 

さきさき通常の顔
毎日1時間くらい通学時間あるからそこが勉強時間になったら結構時間取れるかも!

 

休み時間や急に時間ができた場合を勉強時間に充てる!

休み時間をちょっとした復習や、単語、一問一答の時間に充てることができれば、毎日1時間近く勉強時間を増やすことができるはずです。

こうした休み時間だけでなく、ちょっとした待ち時間などを使って、いつでもどこでも勉強ができるように準備しておくことが大事です。

 
 
 

例えば単語帳を常にポケットに忍ばせておくとか。

勉強できるものをいつも持ち運んでおく事で、急遽できた隙間時間やを有効活用する事ができます。

他にも、携帯にリスニングの音源をダウンロードしておくとか。

特に、電車で手が塞がっているときや歩きながら勉強するときに有効です。

 
 
 

歩行中に参考書や単語帳で勉強するのは、人や車にぶつかりやすく危険です。

しっかり前を見て歩けるように、携帯など音楽が聞けるものに英語のリスニングなどの音源を入れておいてください。

いつでも聞けるように準備しておくと、徒歩の時間も勉強時間に変える事ができますね!

塵も積もれば山となる。だね。

 
 

部活で忙しい人が一日に「勉強できる時間」はどれだけあるか?

 

上で出た解決策を元に、今回は学校も部活もある忙しい平日のスケジュールを組んでみました。

あなたも自分のスケジュール帳を開いて、自分の勉強時間を把握してみましょう!

 
 
 

<一日のスケジュール>

5:00 勉強時間
7:00 朝食、支度
7:30 通学
8:00 授業開始
—-各休み時間(合計1h)———
16:00部活
20:00通学
20:30夕飯,風呂
21:30就寝準備
22:00就寝

2h(朝)+1h(通学)+1h(休み時間)=4h

部活で忙しかったとしても、1日に4時間近く勉強することができそうですね。

 
 
 
 
 
 

今までの「勉強ができなかった生活」を変えるには、今自分の生活にはどれだけ「勉強できる時間」があるのか?を知ることからはじめてみてください。

勉強時間を把握し、その場にあった的確な勉強をすることが、少ない時間の中で最大限勉強する事に繋がるはずです。

 
 

毎日自分が勉強するタイミングと勉強内容を決めてしまうと習慣にできそうだね!

 
 
 
 
 


 
 

今回は部活で忙しい高校生の勉強時間の確保の仕方について記事でした!

  • 一日の中で「勉強できる時間」が何時間あるのか知ろう!
  • 疲れているときは寝る!朝の勉強に切り替えよう!
  • 通学中を勉強時間に変えよう!
  • ちょっとした隙間時間も勉強時間に変えられるような準備をしておこう!

 
 

毎日忙しい運動部は勉強時間が少なくなってしまいがちです。

 
 

自分が毎日何時間勉強ができるのかを把握して勉強に取り組めるといいですね!

ぜひ、勉強時間の確保に参考にしてみてください!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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