学習塾STRUX編集部連載

こんなに違う?地方進学校 VS都会の進学校 志望校の違い徹底比較!

 

STRUX編集部ライターの井出です!

今回は地方進学校と都会の進学校では受験に対してお互いにどんな当たり前を持ち、どんなことを考えているのか?知る機会になり少しでも自身の受験に役立つような情報になればと思います。

今回は地方と都会の受験の違いの中でも、「志望校による受験スタイルの違い」について話して行きたいと思います!

この記事を通して、地方と東京の受験のスタイルの違いを理解することで今自分に必要なものに気づいてもらえたらと思います!

地方進学校の勉強の進め方と都会の私立校の勉強の進め方に関しても書いているのでぜひ参考にしてみてください!

 
 
 
 

前提が違う?地方と都内の高校の当たり前の違い!

比較をしていく前にまずは対象を揃えましょう。

偏差値68の、地方公立高校都会の私立高校で比較します。
都会の定義は1都3県とします。

比較対象公立か私立かどっちかに揃えたほうがいいんじゃない?

とマルオくんと同じように思った方もいると思います。

実は、そもそも地方の進学校と都会の進学校のイメージが違います。

地方では公立高校が進学校ではトップに位置しているため、成績のいい子は公立校を目指します。

私立高校は本命である公立高校の併願校になることが多いです。

逆に、都会では私立高校が進学校ではトップに位置していることが多く、地元の公立高校を併願校として受験をしています。

下の写真を見れば、地方と都会の進学校のイメージに納得いただけると思います!

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※埼玉県の高校偏差値ランキング

※静岡県の偏差値ランキング

まずこの進学校に対する認識がお互いに逆であることから地方と都会の受験スタイルにも差がありそうです!
なので今回はお互いの進学校へのイメージを統一するために、地方公立高校、と都内私立高校で比較します。

 

志望大学にも地方と都会でスタイルの違いは出てきます。

地方は、地元の国立大学をほとんどの人が志望し、受験します。

しかし都会の私立高校は大半が都会の私立大学を受験します。

地方進学校と都会の私立進学校でも志望大学に受験スタイルの違いが出てきます。

この志望校の違いはなぜ起きるのでしょうか?

この原因を一緒にかんがえてみましょう!

さきさき慌てる表情
なんだかここまで真逆なんだね!

 
 
 
 

徹底した国立対策をする地方進学校

まずはわかりやすいので地方進学校のスタイルを取り上げて紹介します。

学校によって様々ですが、受験に向けて学校の授業進度なども変わってきます。

地方の進学校では、受験のためにレベルわけをする際に、一番レベルの高いコースが「国立志望コース」と「それ以外のコース」のような形に分けます。

難関私大に入りたい人もとりあえずはこの「国立コース」に入って、国立受験対策の勉強をしながら、私立大学の受験対策をしなくてはいけません。

 

そもそも地方進学校では難関私大への受験環境が整っていない学校もあります。

そんな理由としていくつかあげられるのが

そもそも地元で高いレベルを目指すなら国立しか選択肢がない

近場にレベルの高い私立大学が少ない傾向にあるため選択肢が国立大学になります。

なので選択肢としては少ないですが、一つ大きな目標を掲げることができるので目標を立てやすいという利点はあります。

逆に都会は国立も私立もどちらも、偏差値の高い大学から偏差値の高くない大学まで大学数が多いため選択肢が多いです。

地方では国立大学がひとつ目標として定めることができるので、受験生の大半が地元の国立大学を志望するという状況が起こります。

 

国立大学の入学者数でその地方進学校のレベルがきまる。

学校側の都合になりますが、地方の進学校は国公立の合格者数によって進学校同士で競い合うような現状があります。

なぜなら国公立の合格者数が来年の高校への入学者にも繋がります。

だから先生も国公立大学を薦める風潮があります。

先生から強くオススメされたら特に強いこだわりがない限り、国立大学に志望するのは気持ちとしては理解できますよね。

 
 

こういった理由から、地方の進学校の受験生は国公立を当たり前のようにして受けることになります。

また極端な話をすると、地方進学校では、国立大学ではなく私立大学を第一志望にすると担任の先生に止められたり、国立を目指す生徒と比べると先生からの風当たりが強い。というようなことが起きるという噂もネットでは耳にします。

※もちろん地方進学校の全てがそうではありません。

 

これは地方進学校出身の学生から聞いたことです。

大半が国立大学志望で受験勉強をしている中、私立大学志望の生徒は、使わない科目の授業は別の教室で自習するそうです。

また別の授業では教室の後方の席に移動をして、授業とは別の自身の受験科目の勉強をしていたりしました。

全学年で300人近くだそうですが、そのうち私立大学志望に割り切っていた生徒は20人程度とかなり少ないです。

9割以上の生徒が国立志望で授業や勉強をしているなか、何も悪いわけではないのになぜか肩身が狭い気持ちになるそうです。

 

さきさき慌てる表情
確かに少数派だと
不安になるよね。

都会の受験生からすると、なかなかない光景ではないでしょうか?

 

それでは、都会の進学校ではどのような受験スタイルなのでしょうか?

都会の私立高校には、特進コース選抜コースなどを設置し、進学指導に力を入れている学校が多くあります。

また特進コースを文系理系に分けたり、さらに文系を文理特進、理系を医歯薬系薬学系に細分化する高校もあります。

また進路希望別に細かく種類別に募集したりするケースもあります。

都会には大学数だけでなく、様々な分野の大学が存在したりレベルも様々です。

そんな都会の進学校は、個人にあった志望校選びや対策に対応するために、コースを細分化して対応しています。

その代わり地方進学のように手厚いフォローや一貫した授業、大学対策をすることが難しいです。

都会の進学校は自分自身でも率先して志望校への情報を集めなくてはいけません。

これが都会の私立高校の受験スタイルになります。

 

こんなに違うと勉強にも影響出てきそうだよね。

その通りです。

次で国立を目指す進学校と、私立を目指す進学校の勉強方針も書いているので参考にしてみてね!

 
 
 
 

それぞれ受験スタイルが違えば勉強への対策も全く異なってくる。

ここでそれぞれの受験スタイルとざっくりとした勉強の方針を書いておきます。
 

地方進学校 国立大学志望

そもそも国立志望であればなら5教科を勉強していかなくてはなりません。

また偏差値も高いので、各教科満遍なく点数が取れるまでに勉強を進めていかなくてはいけません。

3年生になってからではなく1,2年の早いうちから英語や数学に力をいれて勉強しましょう。

3年生で理社に力を入れるようなペース感でいきましょう。

ただほとんどの学生が国立大学を受ける地方進学校は、授業の方針や課題、補修内容までかなり充実した内容になっています。

地元の国立大学なので、情報に関しても学校が国立大学の情報提供もサポートしてくれます。

国立を目指す人は先生や学校を使い倒して勉強していくことが重要ので積極的に相談しましょう。

基本的に学校の方針に従いつつも前倒しで勉強を進めていくことが国立志望の受験スタイルです。

 

さきさき通常の顔
部活もやっていたらかなり大変だから前倒しは大切だね!

都会の進学校 私立大学志望

私立ならば必要な科目に絞って勉強していくことになります。

科目は少ないですが、難関私大は教科書に載っていないレベルまで把握しておく必要はあります。

こちらも参考書を使い、基礎が固まったら難しい参考書にも手をだしてより深いところまで勉強していく必要があります。

学校の進度に合わせるよりも、いち早く自身の志望校に特化した勉強方針を決められると良いかと思います。

関東圏には多くの大学があったり、身の回りに大学生と出会う機会があったり、リアルな情報源が地方にくらべて多かったりします。

自身でもリアルな情報を積極的に得る機会を1,2年生から設けるようにしましょう。

確かに!先輩も近くにいるし聞いてみよ!

 

地方も都会も選択肢を広げ、志望校を自分で選ぶべき。

国立がいい。私立がいい。

これは人によって変わります。

もちろん地方進学校の受験生が全員国立大学に進むのも良いわけではありません。

逆も同じで都会の進学校の受験生が私立大学に行くことが正しいわけでもありません。

どちらも、受験生の大学入試を受けるみなさんが納得した志望校を選択することが必要です。

ですが、周りが国立大学を志望しているからなんとなく自分も国立を志望するのはあまり良くはないと思います。

なぜならそれは、自分の将来だったり人生について考える機会を自分自身で奪ってしまっています。

確かに周りと同調すれば受験勉強中は、友人と協力して勉強できて良いかもしれません。

ですが、地方進学校こそ都会のの私立大学を選択肢に入れることで、受験生が幅広く選択肢を取り志望校選択することも大事です。

また都会でも選択肢は広いほうが良いです。

選択肢を広く持ち、それでいて自分がやりたいことに合った大学を志望することが重要です。

今一度自分の志望校って本当に今の大学でよかったのか?

しっかり自分自身腑に落ちて志望校をきめることができているのか考えてみてください!

 記事中参考書の「価格」「ページ数」などについては執筆時点での情報であり、今後変更となることがあります。また、今後絶版・改訂となる参考書もございますので、書店・Amazon・公式HP等をご確認ください。

監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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