地元の進学校に進学しましたが高1前期で早くも風邪で1週間休んでしまい授業についていけなくなりました。
こんにちは
STRUX編集部の井出です
毎日学校の授業や課題に追われてはいませんか?
優秀な講師陣、質の高い授業、多くの課題が出され、確かに進学校は勉強の環境が整っています。
周りの友達も授業と部活に一生懸命取り組み、3年生になり部活を引退してから、受験勉強を始める。
僕の高校時代はまさに、このような高校生活を過ごしていました。
ですが、”自称”進学校だからと言って受験生になるまで学校の授業や課題だけしっかりやっていれば大学受験を乗り切れるというのは大きな間違いです。
今回は進学校に通う人ほど注意して欲しい、高1,2生は授業のペースよりも前倒しで勉強を進めるべき理由についてお話します。
前倒しでどう勉強を進めるべきかもご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
進学校は授業についていくだけで不十分な理由
進学校の高校生は、大学進学をする人が大抵だと思います。
学校も、生徒が大学受験にむけて3年で力をつけることができるように、一年生から毎週英単語や古文単語のテストなどを行ったり、毎日科目ごとに課題や、授業の予習や復習をする必要があるはずです。
しかし、進学校の授業や課題をしているだけでは大学受験を乗り越えることができない理由が2つあります。
1つ目は、一般的に授業とは別に受験勉強に費やすべき時間が決まっているからです。
志望校や現在の成績にもよりますが、文系で3000時間前後、理系で3600時間前後する必要があると言われています。
文系の場合高校3年の4月から受験勉強を始めたとすると毎日10時間近く勉強する必要があります。
ですが現役生は平日学校があったり、高3の夏まで部活がある人もいるので実際10時間も勉強に時間を割くことができません。
平日で勉強時間を確保できないので、休日で10時間以上の勉強が必要になってしまいます。
毎日勉強していない人であれば長時間勉強する習慣がついていないので長時間の勉強を続けるのは体力的にも効率的にも難しいです。
受験生になるまで授業だけ受験勉強に費やすべき3000時間を満たせないので苦手な範囲を克服できないままだったり、志望校への成績が足りないまま大学受験に挑まなくてはいけないことになるからです。
2つ目は人によって勉強すべきことが変わってくるからです。
今の学力や志望校によってやるべき勉強内容は変わってきます。
授業は集団授業のため 科目の基本的な内容を講義形式で学ぶことになります。
一人一人の志望校に沿った対策はもちろん授業の形式上行うことはできません。
基本的な内容であっても、クラス全員の学力差をカバーして、全員が理解するまで対応することは難しいです。
授業はクラスの成績中位者に向けて成績をあげるような授業をしていると言います。
なので、成績上位者は授業が物足りなかったり、成績下位者はより詳しく教えて欲しいというようなことがおきます。
成績中位者にとっては、授業を受けていれば各科目の基礎は身に着けることができます。
しかし、基礎だけでは大学受験は乗り越えられないので、志望校にあった対策が必要になってくるため授業だけでなく、自分で勉強を進める必要があります。
学校の授業と受験勉強の役割の違い
授業だけでは大学受験を乗り越えるのが難しい理由は勉強時間に費やす時間とやるべきことの違いから理解できたと思います。
学校の授業を頑張っていれば大学受験がうまくいくわけではありません。
その理由を学校の授業と受験勉強の違いからご紹介します。
授業と受験勉強はそもそも勉強における役割が違います。
授業は文法や公式など新しい知識を得るための機会です。
基本集団授業なので、自分のペースで進められることができず授業が早すぎる人もいれば、遅すぎてしまう人もいるので進度が合わない人も出てきてしまいます。
受験勉強は習ったことを理解してできるようにする機会です。
授業とは違い、良くも悪くも自分のペースで進められます。
勉強を進めるのもやらないのも全て自分で意思決定できるので自己管理能力がとても重要になります。
勉強において重要なのはインプットとアウトプットといわれます。
インプットが「学校の授業」にあたり、アウトプットが「受験勉強」になります。
学校や塾の授業は受けるだけでは点数に繋がりません。
なので学校や塾の授業は受けるだけでは点数に繋がりません。
必ず授業で習ったことを理解して、実際にテストで点数に繋げられるよう身に着ける必要があります。
受験勉強も基礎の理解が無いといけません。
独学も基礎の理解はできますが、学校や塾で授業を受けて先生からわかりやすい説明を聞く方が理解は早いはずです。
進学校ほど授業の質が高く、授業の予習や復習に力を入れてしまいがちですが、それだけで終わらせるのではなく日頃の受験勉強にも力を入れましょう。
授業のペースが合わない場合はつい学校の授業などおろそかにしてしまいがちですが、基本的に授業の内容は基本的なことばかりなので、理解ができていない場合はそれ以前の内容の理解を高める勉強をしたり、その日のうちに疑問を残さないよう先生に質問して自分で受験勉強を進めましょう。
大学受験において重要な授業と受験勉強の違いについてご紹介しました。
大学受験に向けて自分で勉強を進めるのはなかなか難しいですよね。
基本的に、授業も受験勉強も高1,2からできるだけ前倒しで始めましょう!
次の章で前倒しで勉強するための方法をご紹介します!
前倒し勉強のコツとまずやるべき科目は?
前倒しで勉強をすべき理由をご紹介しました。
ここでは高1,2生が前倒しで勉強すべき時のコツやまずどの科目から手をすべきかをご紹介していきます!
高1,2生は1日3~4時は受験勉強に費やす
先ほど一般的に受験勉強に費やさないといけない時間は文系で3000時間前後、理系で3600時間前後と紹介しました。
高3から受験勉強を始めると毎日10時間近く勉強しなくてはいけないことになります。
毎日長時間勉強する自信が無い人や毎日努力できるメンタルが続かないと思う人こそ、高1,2年から前倒しで勉強を始めましょう!
高1から受験勉強を始めたとすると単純に毎日3~4時間ずつ勉強していれば3年になってからの勉強時間を大幅に減らすことができます。
毎日勉強して高3になってからさらに10時間近く勉強をしたとしても、苦手な範囲に時間を割くことができます。
早くから受験勉強を始めているので、合格の確率をあげることができます。
高3から勉強を始める人は高1,2の基礎の定着と、問題演習、さらに志望校の対策もしなければいけないので単純に時間が足りません。
なので3年になってから長時間勉強することに不安がある人ほど1日1時間でもコツコツ勉強しましょう。
前倒して勉強を始めるなら習得に時間がかかる科目から
前位倒しで勉強を始めるならまずは範囲が広く習得に時間がかかる科目から取り組みましょう。
その科目とは英語です。
理系の人であれば英語に加えて数学も前倒しして勉強を始めましょう!
英語でいえば単語や文法、数学であれば教科書範囲の基礎の部分は受験生である高校3年に上がる前に確実に定着させておきたい範囲です。
これらの科目は学校の授業のペースは気にせず、持っている参考書などをどんどん進めてしまいましょう。
もちろん基礎の部分の理解は大事なので、スタディプラスなどの映像授業を使って基礎の理解を高めてから参考書や問題集を取り組みましょう。
学校の授業は前倒しでやった範囲の復習をするつもりで受け、わからない部分が無いかを確認することでさらに基礎部分の定着が高まります。
英語、理系の人は数学も学校のペースに関係なく前倒しを意識して勉強を進めましょう。
英語の前倒しは単語・文法を固めきる!勉強法と参考書を紹介!
範囲が広く点数が上がるまでに時間がかかる英語から前倒しで勉強をしましょう。
英単語・文法の勉強法や参考書をご紹介します!
英単語・英文法の勉強方針
単語と文法は英語の基礎の基礎です。
高3にあがる前に英語は単語・文法の基礎を固めましょう。
英語では長文読解を時間内に速く正確に解くことが高得点の鍵です。
単語と文法を理解できないと文章の意味がわかりません。
逆に英単語と英文法が理解できていれば、大抵の英文は読むことができます。
基礎的な部分の抜け漏れは無くすように勉強を進めることが重要になってきます。
現在1年生であれば単語と文法の基礎が固まってから構文解釈の勉強や300wordsの長文なども2年時には解き初めておきましょう。
参考書
単語はターゲットをおすすめしていますが、シス単でも単語帳は1900近くあるものであらばなんでも良いです。
ただ速読英単語だけは、例文で覚えてしまい単語の意味までしっかりと覚えにくいところがあるので気をつけましょう。
ターゲットレベルの単語を完璧にしておけば試験では通用します。
1900単語確実に定着させましょう。
文法書は王道なのが、NEXTAGEやVINTAGEのような問題集です。
このレベルの文法問題集を完璧にできるよう抜け漏れの内容全範囲網羅しましょう。
勉強法
単語・文法は基本的に何周もしましょう。
それも短期間で何周もすることが単語を覚える鍵です。
毎日100個ずつテストをするようにして2週間から1ヶ月で単語帳一周して何周もするようにしましょう。
記憶に定着させるには、基本的に反復して勉強することです。
忘れかけた頃にまた復習することで、長期記憶に定着しやすくなります。
いかがでしたでしょうか?
時大学受験を乗り切るコツは前倒しです!
まずは毎日1時間と少しの時間でもいいので範囲が広く定着に時間のかかる英語や数学の基礎範囲を学校のペース関係なしに進めましょう!
毎日少しでも勉強をすすめてぜひ受験勉強のスタートダッシュを成功させてください!