学習塾STRUX編集部連載


【大阪大学】入試傾向と対策を分析!阪大の文系・理系それぞれの合格するコツとは

 
 
 
 
 

橋本が教えている様子
 
 
 
 
 
 

こんばんは!STRUX塾長の橋本です!

さて、今回も大学別の分析シリーズ。今回は国公立の「大阪大学」について見ていきましょう。

旧帝大の中でも人気が高く、外国語学部など非常にレベルの高い学部もある阪大。学部によって配点などが異なるため、細かく確認していきましょう。

 
 
 

大阪大学の試験情報

大阪大学の場合は基本的に「共通テストの点数+個別試験の点数」で合否が判定されます。学部によって大きく入試科目や配点が変わるため、詳しくは大学HPで最新の物を確認するようにしましょう。

大阪大学 入学情報

今回は文系「経済学部」、理系「工学部」の前期試験をメインに簡単に見ていくことにしましょう。

期日(個別試験前期) 2月25日
共通テスト ・共テ:個別の配点例
経済 1:9または1:1または9:1
外国語 3:10
文 5:8
工 3:7
・2段階選抜:学部により実施
科目(個別試験) 経済学部(国語・数学・外国語)
工学部(数学・外国語・物理・化学または生物)

科目としては文系の場合は「英語+国語+社会または数学」、理系の場合は「英語+数学+理科」が基本です。文系の場合学部によって数学が必須な場合(経済学部)と社会も選択できる場合(文学部など)に分かれます。理系の場合は物理必須+生物または化学といった学部や、それら3つから自由に選べる学部(薬)などさまざまです。

他の多くの国公立同様、入試問題は各学部で共通ですが、外国語学部に関してのみ他大から統合された学部ということもあり入試が異なります。難易度も倍率も高く、この学部と医学部については2段階選抜も例年実施されていることが多いので要注意です。

また、経済学部については配点が3パターン。共通テスト60点・個別試験540点のパターンとこの逆パターン、更に300点:300点のパターンがあり、共通テストの出来によって出願を分けることができます。共通テストの出来が良ければ1:1もしくは9:1でだしてもいいですし、逆に共通テストで希望の点が取れなかったが阪大にチャレンジしたい、という場合は共通テスト100点の配点で受験することになります。この配点は自分で選ぶことは出来ず、配点が偏っている2パターン(1:9と9:1)の上位をとった上で残った受験者を1:1の配点で上位から合格にしていくという形なので、1:9や9:1の配点で逆転合格を狙うという場合は相当二次試験がよいとか、共通テストで9割以上取れているとかそういった場合になるでしょう。出願者側で希望ができないため、作戦は変わらず共通テスト・2次の1:1配点で高得点を目指していくことになります。

 

併願のパターン

私大併願時のパターンと、国公立で志望校変更、後期受験をする場合のパターンを参考にしていきましょう。

 
 

私大はマーチレベル〜日東駒専以下を中心に

国公立受験でまず考えなくていはいけないのが、私大の併願。大阪大学合格レベルから考えると、早慶上智あたりを一番上に据えた上でマーチ・関関同立レベルを確実にしておき、近大・日東駒専〜それより下のレベルで滑り止めを確保することになるでしょう。

 

例年でも大阪大学で勝負できるレベルの人は同志社・立命館あたりには堅実に合格している人が多いため、このあたりや東京も視野に入れるならマーチレベルをいくつか受験しておくことになります。さらにそこから下げて関西圏なら近畿大、龍谷大など、関東圏なら日大、成蹊大などを確保したいところです。このあたりの大学は阪大合格レベルの人であれば共通テスト利用でも確保できますが、念の為必ず一般入試も併用しておくことをおすすめします。

 
 

国公立の後期と「志望校を下げる」目安

国公立志望だと「志望校を下げるべきか?」ということもよぎるはずです。もちろん「絶対大阪大にチャレンジしたい!」という場合は出願してもいいですし、先述の経済学部については「2次試験勝負」ということも可能です。そうでない場合でも原則として志望校変更は共通テストの結果を見て判断ということでよいでしょう。そのため、あらかじめ共通テストで「何点くらいならここに下げる」ということを決めておくと良いでしょう。下げるとしたら各県の国立大学、また公立大学あたりになるでしょう(近隣であれば大阪市立大など)。

後期試験も同様に、実施している近隣の国公立、関西圏にこだわりがないのであれば他県の国公立を出願しておくとよいですね。

 
 
 

大阪大学の配点と目標点数

つづいて、大阪大学の配点と目標点数について確認していきましょう。学部によって大きく目標点・配点ともに異なるため、今回は文系/理系それぞれ代表的な「経済学部」「工学部」を例にとって見てみます。

大阪大学の科目・配点

文系(例:経済学部C配点1:1)

共通テスト 300点*
外国語(個別) 100点
国語(個別) 100点
数学(個別) 100点

経済学部は共通テストについては「外国語・国語・数学1A2B・理科基礎2科目or基礎なし1科目・社会2科目(世界史B・日本史B・地理B・倫理政経から)」の900点満点を1/3の300点に圧縮します。200点の科目(英数国)を200→68点、100点の科目(社会、理科)を100点→32点に圧縮する形です。共通テストの点数も非常に大きいため、基本的にはここで確実に点を取っておくことが重要になります。

 

理系(例:工学部)

共通テスト 300点*
外国語(個別) 200点
数学(個別) 250点
物理・化学または生物(個別) 250点

共通テストの内訳としては「外国語・国語・数学1A2B・理科2科目(物理・化学)・社会1科目(世界史B・日本史B・地理B・倫理政経から)」。経済学部と配点は少し異なり、国語、数学が75点、その他が50点となっている傾斜のかかった配点です。数学の配点が全体を通して一番大きくなっています。

 
 
 
 

目標点数

大阪大学では2段階選抜を導入していますが、一部学部学科のためここでは無視して進めることにします。

ここでは代表としてあげた学部の「合格点」の目安を見ていきましょう。

 

合格最低点と平均点

ここでも経済学部(文系)と工学部(理系)の点数を見ていきましょう。

 

経済学部の合格者最低点
  • 2020年度:468.52/600点(78.1%)
  • 2019年度:445.38/600点(74.2%)
工学部の合格者最低点(電子情報工学科の例)
  • 2020年度:642.80/1000点(64.3%)
  • 2019年度:579.45/1000点(57.9%)
工学部の合格者最低点(応用理工学科の例)
  • 2020年度:619.50/1000点(62.0%)
  • 2019年度:570.45/1000点(57.0%)

 

参考:過去の入学者選抜実施状況

他の学部については必ず大学公式の点数をチェックしておくようにしましょう。

 
 

目標点の例(経済学部の例):480/600点

経済学部の場合最低点が非常に高くなっています。共通テストの最低点が240/300点程度、個別が210/300点程度ですが、基本的には共通テストで85%以上を狙い、そこから残った点を個別試験で稼いでいくという形になります。

共通テスト 260/300点
外国語(個別) 75/100点
国語(個別) 70/100点
数学(個別) 75/100点

国語の点数は安定しづらいですが、個別試験でもこのくらいは取っておかないといけません。個別でもう少し点を落とすのであればその分共通テストで9割を目指すことになるので、自分の戦略で変えていく必要があるでしょう。

 

目標点の例(理学部の例):650/1000点

工学部の場合は6割弱の最低点で推移していますが、65〜70%は取れるように訓練しておく必要があるでしょう。

共通テスト 240/300点
外国語(個別) 110点/200点
数学(個別) 160/250点
物理・化学または生物(個別) 140/250点

文科系と比べると不安定な国語がないぶん、得意な科目で高得点を狙うだけでも十分合格点に達することが出来ます。数学、理科の目標点数から取るべき大問を確定させて、そこから英語の対策に割く時間を逆算していきましょう。

 
 

大阪大学・科目別の勉強法と問題攻略

最後に、科目別の勉強方針を軽くまとめておきましょう。

時系列・やるべき科目と対策

文系・理系によって変わってきますが、国立大学で科目が多いということを前提にすると、まずは英語・数学を再優先で終わらせるべきです。文系の場合は英語>数学くらいの優先度ですが、数学も問題数が少ないため「全然手が付かない」という問題はなくしておかないと大変です。高2のうちには1A2Bをしっかり固めきっておきたいところです。

理系の場合は数学再優先で、数学>>>英語くらいのイメージをしておきましょう。高2秋くらいには数3を始められるようにしておきましょう。

 

英語

大阪大学の英語は和訳問題が非常に多く出題され、英作文も自由英作文・和文英訳いずれも出題されるため、対策の配分が非常に重要になります。長文読解の対策ばかりではなく、文法・解釈からしっかり丁寧に対策をしていくようにしましょう。入試レベルの和訳問題集(「透視図」など)や英作文の問題演習・例文暗記を夏前にはスタートしましょう。

 

数学

大阪大学の数学はすべて記述問題で文系3問・理系5問出題です。文系の場合は高得点が求められるため、2問完答・1問部分解答を基本的には狙っておくしかありません。

理系の場合は数3の出題が多めですので、早めに数3の入試問題に取りかかれるように調整していきましょう。

 

国語

文系の国語は現代文2つと古文で記述問題です。文章全体を踏まえて答えるような問題も出題されるため、きちんと根拠を拾いながら文章を読む訓練が必要となります。古文は確実に点をとった上で現代文でなるべく安定させていく、という方針になるでしょう。

 
 

世界史・日本史

個別試験の社会は世界史・日本史からの選択です。いずれも空所補充・単語短答の問題と論述問題がバランス良く出題されます。論述は200〜400字程度で、思想の問題や東南アジア史など書きにくい問題も出題されています。日本史世界史いずれにせよ、早めに過去問に取り掛かって様々なテーマを固められるように高3の夏前には全範囲の履修、できれば単語の把握まできちんとしておきたいところです。

 
 

理科

理科は物理・化学・生物。出題形式は一般的な形ですが、難易度は高いうえ物理などは見落としがちな電磁気などもしっかり出題されます。履修する全範囲をきちんと固めきっていないとなかなか点数が安定しないため、これも学校の授業のペースが遅く9月〜10月に終わるという場合は、高3の夏前までに映像授業などですべて予習をした上で、そこから固めていくようにしましょう。

 

 
 

まとめ

大阪大学は学部によって配点の差も大きく、特に文系学部は高得点が求められる厳しい入試です。なるべく早めに入試問題に取りかかれることを再優先にして勉強をすすめていきましょう。

 
 

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それでは!

 
 
 
 

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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