塾・予備校


大学受験の予備校でかかる費用は?正しい予備校活用法と合わせて徹底解説!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

大学受験に向けて予備校や塾に通う上で、「具体的に費用はどのくらいかかるのか?」「学費はどれくらい準備しておけばいいの?」という面を気にする方も多いでしょう。

予備校の学費は、決して安い金額ではありません。そのため、「予備校同士の学費や月謝を比較してから決めたい!」と考える方もいます。

この記事では、そのような悩みを抱える方に向けて、

  • 大学受験の予備校でかかる学費はそれくらい?
  • 毎月どのくらいの月謝を用意しておくべき?

というお金に関する疑問を解説していきます!

なお、本記事内で解説している各予備校の学費はすべて「目安」です。細かい金額は「時期」「キャンペーン」「受講内容」「取得講座数」によって異なるため、詳細は必ず各予備校のHPで確認しましょう。

予備校の費用については以下の動画でも解説しています。

予備校の学費は年間で90万円以上!

大手塾や予備校で設定されている学費の目安はかなり異なります。

そのため一概には言えませんが、科目ごとに必要な授業を受ける形式の予備校では、年間で「90万〜100万円前後」になる場合もあります。

つまり、毎月の月謝で考えると「10万円前後」を支払わなければなりません。

例として「駿台予備校」の学費をご紹介しましょう。ここでは、以下の形で授業を取ったと仮定して計算します。

  • 数学2コマ・英語2コマ・物理1コマの計5コマ
  • 夏期講習6科目
  • 冬期講習4科目
  • 入塾金
  • 100,000円
  • 通常授業
  • 50分×3コマ×24回
  • (通年)
  • 数学2講座・英語2講座・物理1講座=約844,000円
  • 夏期講習
  • 入会金4,100円+(50分×12回)×6講座分=138,500円
  • 冬期講習
  • (50分×12回)×4講座分=91,200円
  • 年間合計
  • 約1,173,700円

5教科7科目が必要な国立大希望者をはじめとして、受験で多くの科目が必要な場合はさらに学費が必要です。塾や予備校に通ういうのは、本当にお金がかかるのですね。

そのため、受験に不要な授業を取ってしまうと、せっかく支払った学費がムダになることもあります。

ご両親と相談して、受験に必要な科目を計画的に受講できる塾を選びましょう!

学費は「授業料」以外にもかかる点に注意する

上記でも少し触れていますが、予備校の学費の中には、授業料に加えて以下のようなお金も含まれています。

  • 入塾料
  • チューター料(担任指導料)
  • テキスト代

塾や予備校に入る際には入塾料が必要です。このお金は基本的にどの予備校でも発生します。

塾のチューターに対しても費用が発生しています。チューターは受験生のサポートや知識の提供などをしているためです。これがチューター料(担任指導料)といわれるものです。

テキスト代もかかります。学校と違い、予備校の教科書は無料ではありません。受講する科目数が増えればテキスト代も増えるため、その点でも学費がかかるということを押さえておいてください。

このように、塾や予備校に通う際には授業料以外の出費も必要です。「思ったより高くついてしまった……」とならないように気をつけてください。

塾や予備校の学費は「受講する講座」で大きく変わる!

大学受験における予備校や塾の学費は「受講する講座」によって大きく変わります。

具体的にどのような要素で変わるのでしょうか?

個別か集団か?

まず、指導形式が「個別か集団か?」によって異なります。

予備校にもよりますが、もし個別指導を受講する場合、学費が高くなる可能性があります。

当たり前ですが、集団授業だと講師1人がたくさんの生徒を教えるのに対し、個別指導では講師1人が1人から3人ほどの生徒を指導するのが一般的です。

そのため、必然的に講師の数が多くなり、人件費も高くなります。生徒一人一人に丁寧な指導ができるため、学費も高くなりやすいのです。

一般的に、個別指導塾の平均月謝が「週2回の指導で2万〜5万円程度」であるのに対し、集団授業では「週2回の指導で1万5,000〜3万円程度」になると言われています。

受講する科目数

もちろん、受講する科目数が多いほど、必要な学費も上がります。予備校にもよりますが、基本的には「1講座につきいくら」と設定していることが多いです。

そのため、私立志望なら3科目程度の受講で済みますが、国公立志望の受験生は5教科7科目が必要なため必然的に取るべきコマ数が増え、学費も上がります。

すべての科目を受講するとかなりの金額になってしまうため、場合によっては「不得意科目だけを受講する」などの工夫も必要です。

例えば、東進ハイスクールで「数学2コマ・英語2コマ・物理1コマの計5コマ」を受講した場合の年間費用は以下のようになります。

  • 入塾金
  • 33,000円
  • 担任指導費
  • 77,000円※1
  • 通常授業
  • 90分×20回
  • (通年)
  • 数学2講座・英語2講座・物理1講座=約330,000円
  • 年間合計
  • 509,400円

※1・4講座以上取った場合の値段です。3講座以下の場合、33,000円になります。

あくまでも目安ですが、これ以上の講座を取るとさらに学費は膨れ上がります。

予備校によっては「私立コース」「国公立コース」などと分かれていることもあります。この場合もやはり国公立大の対策を指導できる講師の数が少ないため、国公立対策のコースが高額になることが多いです。

受講時の学年

受講時の学年によっても学費は変動します。学年の変化によって「費用が上がるか、下がるか」は予備校によって異なるので確認しておきましょう。

例えば「四谷学院」では、受講時の学年に応じて以下のように学費が異なります。

  • 週1コマの費用
  • 高1〜2:84,700円
    高3:69,300円
  • 週2コマの費用
  • 高1〜2:162,140円
    高3:130,900円

「東進ハイスクール」では、受講料は同じですが模試の費用が学年ごとで異なります。

多くの場合はこの予備校のように、学年が上がるにつれ指導内容も高度になるため価格も上がります。

  • 高1および中学生
  • 12,650円
  • 高2
  • 14,850円
  • 高3
  • 29,700円

受講する講座のレベル

予備校によっては、以下のようにレベル別講座が用意されることもあります。

  • 難関私大希望者向け
  • 国公立大希望者向け
  • 医学部希望者向け
  • 基礎レベル

このコースによっても費用は異なります。

例えば「駿台予備校」では、以下のようにレベル別講座が設定されています。

  • スーパーα医系物理
  • 227,600円/年
  • スーパーα東大英語
  • 187,600円/年
  • スーパー早慶大英語
  • 182,000円/年

「河合塾」では以下のような講座が設定されています。(全24講座の映像授業の場合)

  • 基礎英語
  • 121,200円
  • トップレベル理系数学Ⅲ
  • 154,800円

特別講習

夏期講習や冬期講習といった特別講習を設けている予備校もあります。この特別講習の受講にも費用がかかります。

例えば「東進ハイスクール」の特別講習の費用は以下の通りです。

  • 夏期講習
  • 90分×5回=19,250円
  • 冬期講習
  • 90分×5回=19,250円

「河合塾」では以下のような費用となります。

  • 夏期講習
  • 90分×4回=14,500円
  • 冬期講習
  • 90分×5回=17,620円

大学受験の予備校選びでは学費以外の要素も考慮しよう!

このように、塾や予備校に通う場合はかなりの金額がかかります。できれば「なるべく学費を抑えて予備校を活用したい」と考える方もいるでしょう。

もちろん、費用は少ないに越したことはありませんが「安い授業を受講する」という面だけを基準にして予備校を選ぶのは危険です。

どれだけ安い塾や予備校だったとしても、自分の成績が上がらなければ意味がありません。

それでは、学費を抑えつつも予備校を有効活用するためにはどすれば良いのでしょうか?具体的には、以下2つの視点を持ちましょう。

  • 冬期講習等の特別講習を受講する
  • 自分の苦手分野を把握した上で予備校を選ぶ

冬期講習等の特別講習を受講する

塾によっては、夏期講習や冬期講習などの特別講座が開催されています。

特別講座は、自分の苦手分野を克服したり集中して勉強の遅れを取り戻すきっかけにしたい受験生などが受けるべき講座。夏休みなどの長期休暇に実施されるため、まとまった時間で弱点克服ができるチャンスです。

正規の講座ではないため、学費も安く設定されています。特別講座を活用して、自分の伸ばしたい科目や分野を効率よく勉強しましょう!

また、こうした季節講習を受講して予備校の雰囲気を確認してから入塾するというのも、予備校のミスマッチを防ぐうえで重要です。

自分の苦手分野を把握した上で予備校を選ぶ

予備校に通う目的は、得意科目をさらに伸ばすということもありますが「自分の苦手科目や分野を克服する」が大きいです。

自分の苦手を把握した上で「この分野を強化するために、この分野に強いこの予備校に行こう!」と考えることが欠かせません。

苦手を把握せずなんとなくで予備校を選んでしまうと、自分の成績をダイレクトに改善するための勉強ができず、お金も時間も無駄になってしまいます。

そのため、塾や予備校に通うときは、自分の苦手分野を把握し「通う目的」を明確にしておきましょう!

また、塾によっては、科目の知識の指導以外のことを提供していることもあります。

例えば、東進は映像授業による科目のインプットがメインであるのに対し、学習塾STRUXは「受験生の自学自習の管理・指導」をメインとしています。

このように予備校ごとで特徴が異なるため、「自分が塾にどういうことを求めるのか?」「塾でどういうことをしてほしいか?」をきちんと考えた上で塾を選びましょう。

学習塾STRUXと他塾の費用比較

このように、予備校の学費は高いので「コツを押さえて有効活用する」という意識が大切です。

とはいえ、学費や月謝が安いならそれに越したことはありません。学費面で見ると、学習塾STRUXは個別指導にも関わらず他の予備校とあまり変わらない金額です。

では他の塾や予備校と比べると、具体的にどのくらい差があるのでしょうか?

基本的に予備校に通う際は、最初に入学金がかかり、実際に指導がはじまると「受講する講座の数に応じて費用がかさむ」ということが一般的です。特別講座も受講する場合は、100万円を越えることがほとんどです。

例えば、先ほどご紹介した駿台予備校では、以下くらいの金額がかかりましたね。

  • 入塾金
  • 100,000円
  • 通常授業
  • 50分×3コマ×24回
  • (通年)
  • 数学2講座・英語2講座・物理1講座=約844,000円
  • 夏期講習
  • 入会金4,100円+(50分×12回)×6講座分=138,500円
  • 冬期講習
  • (50分×12回)×4講座分=91,200円
  • 年間合計
  • 約1,173,700円

コマ数が増えるほど料金も増えるため、国公立希望者など受験科目多い人にとっては負担となります。

しかし、STRUXの場合は、基本的に以下の費用しかかかりません。

  • 入学金
  • プランごとの月謝
  • 入塾料
  • 55,000円
  • スタンダートプラン
  • 月額71,500円
  • ライトプラン
  • 月額49,500円
  • 1,2年生向けプラン
  • 月額49,500円

24時間のチャット質問サポートや専任講師による定期面談、勉強計画の作成などは、すべてのプランに含まれています。

受験に必要な科目をまとめて専任講師に指導してもらえる上に、個別授業であることも考えると、月謝4.95万~7.15万円であるSTRUXはかなり使いやすいといえるでしょう。

とはいえ、いきなり入塾まで決めるのは不安なはずです。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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