第18回【夏休みに生じる勉強時間の差&勉強の質】
夏休みに入って1~2週間経ちました。勉強は順調ですか?
今回は、勉強が順調な人と順調でない人の差を計算して、夏休みの勉強がいかに大切かを把握する回です。
1日10時間勉強のAさんと1日5時間勉強のBさんの差
まず次の2人の勉強時間の差を考えます。
- Aさん:1日10時間勉強×40日=400時間
- Bさん:1日5時間勉強×40日=200時間
- 差:400-200=200時間
200時間の差がどれくらい大きいかはイメージしにくいかもしれませんが、
例えば共通テスト英語なら1回80分、復習込みで3倍の240分と考えると200時間=50回分です。
かなり大きいと思いませんか?
200時間を取り戻すためにBさんは毎日1時間分、Aさんより多く勉強するのを200日続けないといけません。
Aさんが10時間勉強していれば、Bさんは11時間。
Aさんが12時間なら、Bさんは13時間を200日やらないと追いつけないですね。
これを受験までずっと続けると、どこかで限界が来ますし、そもそも夏休みが終わってからだと毎日1時間多めに勉強しても200時間の差は埋められません。
体調管理も大事
たった1日でも体調が崩れてしまう(=10時間の勉強時間を失う)と、それを取り戻すだけでも10日ほどかかります。
なので夏休み中は体調管理も大事。
暑い場所で無理をせず涼しい所で勉強をしましょう。
夜型にならないように適切に睡眠をとり、食事にも気を遣うべきです。
学校がないので、1回体調を崩すと勉強のサイクルを元に戻す強制力がないのも夏休みの特徴。
戻すのに1週間程度かかる人も多いですが、受験後に「あと1週間あれば合格できたのに」と後悔することもあります。
普段から気を付けて、体調が崩れたら1~2日の短期間で治せるようにキッチリ休むのも大事です。
息抜きは計画的に
夏休みは長いので「息抜きゼロ」はさすがにおすすめしませんが、
「なんか気分が乗らない」
という「気分」で判断して休むと勉強時間をコントロールしにくくなります。
「木曜は休む日」「日曜の午後は休む」などと、計画的に息抜きをするように。
あるいは「1週間で〇〇進めば休んでいい」のように条件を決めるのもアリですね。
質も大事
もちろん勉強の質も大事です。
夏休みは長時間1人で勉強することが多いので、「いつの間にかボーっとしてた」ということもあるはず。
ですが、根性で勉強の質を高くするのは難しいものです。
できるだけ気合いや根性に頼らず、勉強の質を下げる原因を特定して減らしましょう。
たとえば、以下のことに気をつけてください。
- 難しい科目、苦手な科目を眠くなる時間にしていないか
- 睡眠の質が下がる行動(布団でスマホを眺めるなど)をしていないか
- 暴飲暴食(糖質の取りすぎ→眠くなる)、無理なダイエットをしていないか
- 集中できない場所で勉強していないか
- 将来のことや人間関係の悩みを未解決な状態にしていないか
1度に全て解決はできないかもしれませんが、1つずつでも改善していくといいですね。
まとめ
今回は「夏休みの勉強時間や質」について解説しました!
次回は「夏休み前半の反省」について解説します!お楽しみに!