第24回【模試で一喜一憂するな!勉強時間を減らさないように】
夏休みが明けて模試を受けたり、結果が返って来たり、という人も多い時期です。
今回は「夏休み後半から9月末あたりで受験する模試の結果をどう見るか」解説します。
夏休み後半~9月末の模試の成績は下がることも
まず絶対に意識したいことは、この時期の模試の成績は下がることもあるということ。
特に下がりやすいのが、
- 浪人生
- 高3の4月以前からまじめに勉強してきた現役生
です。
それ以外の人の成績が上がってきて追いつかれ始めるからですね。
しかし、模試の成績が下がったからといって落ち込む必要はありません。
偏差値が下がっていたとしても、周りよりも相対的に成長が遅いだけで、実力自体は伸びている可能性が高いので安心しましょう。
とはいえ判定が下がったから心配
とはいえ、勉強していても成績が伸びないという状況を不安に思うのも分かります。
「志望校を下げた方が良いのか?」と不安を感じる人が多いですが、焦る必要はありません。
多くの人は、まだ過去問を真面目に解いたことがないはず。
リフティングの練習しかしていないのに「サッカー選手になれないかも」と不安に思うのはちょっと変な感じですよね?
実戦(=過去問演習)を経験しないと本当に実力が足りていないのか、判断はできないので、早く過去問演習に入れるだけの勉強をしてから考えるようにしたいですね。
「悩んでいる時間」のせいで、勉強時間を減らさないようにするのが重要です。
滑り止めは真面目に選定を
それでも志望校に受かるかどうか不安な人は、滑り止め校の検討だけはしておきましょう。
特に、これまでの模試で「てきとうに志望校の欄を埋めていた」という人は、まじめに調べておくのがおすすめ。
模試の残り回数も減ってきましたが、滑り止め校だけでも良い判定が出ていれば、本番の緊張感が少し和らぎます。
調べた上で「どの大学を受けるのか」の最終的な判断は過去問の時期にすれば大丈夫なので、調べ切ったら勉強に集中しましょう。
模試の成績が良くても油断禁物
逆に夏休みに一気に模試の成績が上がったからと言って、喜びすぎるのも考え物です。
喜ぶこと自体は悪くないのですが、夏休みに必死に勉強して、模試の成績も上がったことで、燃え尽き症候群になる人もときどきいます。
ですが、たまたまその模試の成績が良かっただけの可能性もありますよね。
たとえA判定が出ても、過去問で合格最低点を安定して取れるようになるまでは気を抜くべきではありません。
少しでも楽をしたいのであれば、少しでも早く過去問演習に入って、少しでも早く合格最低点を安定して取れる実力をつけましょう。
それまでは、これまでの努力を無駄にしないためにも勉強時間を減らさないようにしたいですね。
まとめ
今回は「模試の結果に対しての考え方」を説明しました!
模試の結果に一喜一憂せず、過去問演習にたどり着くための勉強をしていきましょう!
次回は「学校の授業&定期テストと受験勉強の両立」について解説します!お楽しみに!